一月の下旬に蛇之口の滝トレッキングに行ってきました。
標高が低く、夏場は暑いので意外と冬場に行くのが快適だったりします。
現在、今期最大の寒波到来で山の上では積が降り積もっています。
そのため、縄文杉、ヤクスギランド、白谷雲水峡などに至る道路は通行止め。
どこにも行けない・・・と思いがちですが、そんな時は今回ご紹介する蛇之口の滝トレッキングコースや世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアー、推定樹齢3000年?の万代杉コースがおすすめです。
始めはジャングルチックな森を歩いていきます。
ナンゴクウラシマソウを発見!
独特な姿・形に魅了されてしまいます。浦島太郎の釣り糸に見立てたムチ状のものがどういう役割があるのか不思議です。
苔むした渓谷が何か所かあります。水を飲むことができますよ。
毎年、観察しているヤッコソウなのですが今年はほとんど枯れてしまっていました。
キノコではなくて寄生植物です。
近年だとNHKの朝ドラ「らんまん」の主人公として描かれた牧野富太郎が新種として発表した植物です。
サツマイナモリ。名の通り鹿児島県(薩摩)で発見された植物。早春に見られる花の代表種。
ボチョウジの花。実はカラフルなのですが花は地味です。
時折、登山道の脇に見える川が美しい。
コケの雫が美しい。
白い実が珍しいシマイズセンリョウ。
炭焼き窯の跡。石垣の上に乗っている木はヒメシャラ。
開けた場所では青空を眺めることができて幸せでした。
フワフワのコケにはぜひ触っていただきたいです。
ツルコウジの実。
途中、川を渡っていくところがあります。大雨時は注意が必要です。
オオゴカヨウオウレンの花。屋久島の固有種です。こちらも屋久島の春の訪れをつげる花です。
チケイラン。絶滅が心配されている着生ラン。
蛇之口の滝に到着。
暑い時であれば、足をつけたりするととても気持ちが良いです。
花崗岩を流れ落ちる滝です。
立ち枯れした木を屋久島では白骨樹と呼んでいます。
水量は少な目の滝なのですが、よく見ると岩の隙間から水が流れていたりします。
帰りは秘密の大岩でゴロンと寝転がったりして休憩。
近くにはきれいな川が流れています。
テイカカズラ?の冠毛。フワフワで息をかけると飛んでいきます。
最後にルリビタキをみることができましたが、なかなかうまく撮ることはできませんでした。
この日は天気も良いこともあり、ちょっと汗をかくぐらいの暖かさでした。
蛇之口の滝トレッキングコースは屋久杉があるわけではありませんが、いろいろものを見つけながら歩く楽しいコースです。
また、下山の後には尾之間温泉に入って疲れを癒すことができますよ。
屋久島自然学校の蛇之口の滝トレッキングはこちら。