2020年5月31日
コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。
〈2005年12月29日〉
網走のホテル「オホーツクイン」をチェックアウト。オホーツク海間近で静かなロケーション。いいホテルだった。歩いて桂台駅へ。まずは午前9時15分くらいの普通網走行きに乗車。
網走に着くと「オホーツク4号」が発車待ち中。しかし自分が乗るのは再びの釧網本線。キハ54快速「しれとこ」釧路行きに乗車。今日は川湯温泉を経て標茶まで行く。
座席確保の為に網走まで戻り、その甲斐あってなんとかクロスシートを確保。乗車率70%程で網走を発車。
知床斜里で数分停車。ホームに降りると凍てつく寒さ。しかしこれぞ冬の北海道。
11時40分頃、川湯温泉に到着。ここで下車しバスに乗り換えて川湯温泉街へ。
「御園ホテル」さんで日帰り入浴させて頂く。川湯温泉と言えばPH1.98の強酸性泉。硫黄の匂いプンプンで最高。下手に目に入ると痛くて目を開けていられない。そして肌触りは独特のキシキシ感。
道東の凍てつく空気の中、露天風呂2時間コースで堪能させて頂く。自分の泉質ランキングBEST10に入る素晴らしい温泉。しかしこちらの御園ホテル、今は営業していないらしく何とも残念。でも他のホテルでも川湯の素晴らしい湯は味わうことができると思われる。
ちなみに、川湯温泉駅前の「つつじの湯」は全く異なる泉質なので、わざわざバスに乗り温泉街まで来たけど、そのつつじの湯も今は閉館してしまった。
温泉を出てバスに乗り、川湯温泉駅だと列車が無いので今度は摩周駅へ向かう。雪国の方には当然でしょうが、雪道を平然と走るバスにちょっと驚き。
摩周駅で夕食用にぽっぽ亭の「摩周の豚丼」を購入し、17時6分摩周始発の釧路行きに乗車。とにかく外はヤバい寒さ。この寒さと雪景色が非日常を感じさせてくれる。
17時30分頃、標茶に到着。ここで下車。ここから徒歩15分ほどで本日のお宿「テレーノ気仙」に到着。こちらには後に何度も訪れることになり、この時が初の宿泊。
川湯温泉を堪能してきたばかりだけど、こちらの黒いモール泉がまた最高。再び露天風呂2時間コースで堪能。
部屋に戻り摩周の豚丼で夕食。これがまた美味い。サッポロクラシックと豚丼で北海道の味覚を満喫しこの日は就寝。zzz…。
〈2005年12月30日〉
午前6時に起床しさっそく朝風呂へ。既に地元の外来入浴の方がいらして驚き。
露天風呂へ入るも、寒~い!鬼のように寒い。タオルがガチガチに凍る。しかしこの凍てつく空気の中で入る露天風呂こそ北海道ならでは。慣れてくると最高に気持ちいい。朝から2時間コースとなってしまった。
チェックアウト時にフロントの方から「今朝はマイナス20℃まで下がりました」と言われギョッとする。この気温は自分の中でも最低記録かも。当時はあまりこだわりが無かったけど、今考えると夢のダイヤモンドダストが見れたんじゃないかとかなり後悔。
標茶駅に向かい、9時5分発の普通釧路行きに乗車。今日は霧多布に向かう。キハ54のクロスシートは埋まっていてロングシートに着席。その為、絶景だったはずの釧路湿原車窓は見れず。今だったら座らずにデッキに立って見るけど。
釧路で根室本線、通称花咲線の快速「ノサップ」根室行きに乗り換え。
キハ54と40の混結2両編成。11時3分に釧路を発車。道東の雪原の中をディーゼル音を響かせて進む。この頃は積極的に写真を撮ってなかったので、せっかくの雄大な景色の記録は無し。
12時10分頃、浜中で下車。ここからバスに乗り換えて「霧多布温泉ゆうゆ」へ。
根室エリアは失礼ながら温泉不毛の地と思ってたけど、茶褐色の湯が湧いているのがちょっと意外。しかしやはり循環加温で源泉掛け流しとはいかない。
それにしても霧多布の景色は本当にきれい。夏に来た時はその名の通り霧でホワイトアウトだったけど。本当に写真を撮ってないのが悔やまれる。
夕方までくつろぎ、再びバスで浜中駅へ。17時頃の普通釧路行きに乗車。そして17時30分頃、厚岸で下車。今日のお宿は「ホテル金万」。
こちらでのお目当ては、もちろん厚岸名産の牡蠣。夕食は厚岸のブランド牡蠣である「カキえもん」のコース料理。牡蠣大好き人間の自分にはたまらない。これでもかっ!っていうくらい牡蠣を食べさせて頂き至福のひと時。
しかしこちらのホテル金万さん、今は「シーサイドインホテルあっけし」という別のホテルに変わっている。昨日の川湯温泉もそうだったけど、15年も経つと色々変わる。
牡蠣を食べまくった夢のような厚岸の夜は静かに更けて、いい気分のまま就寝。明日は根室へ。zzz…。