Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2018 安曇野温泉紀行①【引退間近 E351系「スーパーあずさ15号」で松本へ】

2018年01月31日 22時23分00秒 | 鉄道旅

2018年1月27日

 

 

 


1993年に登場したE351系。「スーパーあずさ」として中央東線を爆走で駆け抜ける爽快感にハマり、自分も幾度となく乗ってきたこのE351系が今年3月のダイヤ改正でなんと引退。

登場から24年、まだ全然いけそうな気がするけど、最後にもう一度あの爆走を体感すべく、E351系「スーパーあずさ」乗車のプチ旅へ。

 

 

 

 

 

11時20分、新宿駅到着。えきねっとで予約したきっぷを受け取り10番線へ。これから乗るのは「スーパーあずさ15号」。折り返し運転の整備中。

 

先に登場した651系「スーパーひたち」同様の大きなLED表示灯。列車の号数まで表示されるヘッドマークは斬新だった。

 

 

 

 

 

側面はLEDではなく方向幕。国鉄世代の自分にとっては、LEDよりもこの幕式の方がしっくりくる。

 

 

 

 

 

隣の9番線にE257系「あずさ8号」東京行き到着。E257系も「踊り子」への転属が予定されているようで、新宿でこの光景を見ることはもう無くなりそう。

 

 

 

 

 

「ドア開放」の放送が流れ、指定席の10号車に乗車。

 

 

 

 

 

自分はモーター音大好きなので、もちろん車両はモハ。

 

 

 

 

 

進行左側席に着席。車内は乗車率30%程。ゆったり行けそう。

そして定刻12時、新宿を発車。八王子からの乗車が多かったので、新宿から「あずさ」に乗るのはずいぶん久しぶり。

 

 

 

 

 

心地よいモーター音を聞きながらさっそくビールタイム。最高。

 

 

 

 

 

1月22日に降った大雪とその後の異様な低温で、都内は至る所に雪が残っている。東京で氷点下が連日続くなんて記憶に無し。

 

 

 

 

 

乗車券・特急券はえきねっとの「トクだ値35」。35%引きはなかなかお得。指定席では検札が行われない為、検札印は無し。乗客の負担を減らすサービスですので有難いけど、ちょっと残念。

 

 

 

 

 

列車は雪景色の多摩川を渡り、立川・八王子と停車。両駅からもそこそこの乗車があり、10号車の乗車率は40%程に。

八王子を発車するとE351系の本領発揮。振り子で爆走態勢に入る。

 

 

 

 

 

高尾を通過するといきなり山間部に突入。中央東線はこの車窓激変が面白い。

 

 

 

 

 

撮影名所の新桂川橋梁を渡る。複数の撮り鉄さんの姿あり。この橋梁、車内から眺める景色もきれい。

 

 

 

 

 

13時28分、甲府に到着。10号車の多くの乗客も下車。車内は一段とゆったり。

 

 

 

 

 

甲府を発車すると、前方に南アルプスと八ヶ岳、後方に富士山を望む絶景区間。

 

山間部や高原を走る中央東線は曲線が多く、この曲線区間のスピードアップを狙って投入された振り子式E351系。車体を大きく傾けながらカーブを高速通過する走りっぷりが自分は大好きだけど、思いの他「酔う」という人が多いらしく、また重心を下げる為に客室が天井に向かって絞られており、タイトな空間が窮屈と感じられ、このE351系を敬遠する人が多いとか。早すぎる引退にはそんな背景があるらしい。

 

183系のあとに投入されたE257系の前面デザインがどうも自分には合わず、183系引退後はE351系ばかり乗っていた自分としては寂しい限り。

 

 

 

 

 

青空に映える八ヶ岳。この区間、進行左側だと八ヶ岳が見える機会はそう多くない。

 

 

 

 

 


左側の楽しみはやはり雄大な南アルプスの眺め。列車は小淵沢を過ぎて長野県に入る。列車は高原を爆走。モーター音も心地良くて気分爽快。

 

 

 

 

 

14時12分、上諏訪に到着。JR東海213系の姿が見える。ここで車内放送「上り列車遅れの為、発車が遅れます」。中央東線は茅野-岡谷間が今も単線。片側で遅延が発生すると芋ずる式に遅れる。幸い3分程の遅れで発車。

 

 

 

 

 

塩嶺トンネルを抜け塩尻を過ぎ、列車は松本へ向けてラストスパート。

 

 

 

 

 

14時39分頃、終点松本到着。お馴染み、「まつもと~まつもと~」の到着放送。

 

 

 

 

 

間もなく見納めとなるE351系の姿。まさにスーパー特急という感じ。かっこいい。松本駅には自分以外にも撮り鉄さんががちらほら見受けられる。

 

 

 

 

 

後継となるE353系との並び。今だけ限定の光景。

 

 

 

 

 

「AZUSA」のロゴが入った先頭車。かつては松本で後4両を切り離し大糸線の南小谷まで乗り入れてたけど、現在は全て松本止まり。E257系が1日1往復大糸線へ乗り入れるのみ。

 

 

 

 

 

列車は折り返し運転せず松本の引き込み線へ回送。この場合は、以前の大糸線乗り入れ時のように前8両と後4両を切り離す。この貫通扉付き先頭車を見るのは久々。
E351系の回送シーンを見届け、自分は大糸線に乗り換え。15時8分発の211系信濃大町行きに乗車。

 

 

 

 

 

とは言っても、隣の北松本で下車。これから温泉に向かう。

 

 

 

 

 

徒歩15分程で辿り着いたのは「湯の華銭湯 瑞祥 松本館」。とにかく寒い。そそくさと館内へ。まずは遅い昼食。

 

 

 

 

 

信州と言えば蕎麦。手打ちそばと生ビールを注文。うーん喉ごしはいいんだけど、残念ながら蕎麦の味がせず。とは言っても、蕎麦好きの自分は蕎麦湯まで全部頂く。

 

続いて温泉へ。天然温泉の浴槽は上山田温泉から運んでいるとか。自分は露天岩風呂へ。残念ながら塩素臭がきつい。あまり源泉の良さは体感できず。まあ遠くから輸送という事でこれは仕方ない。そもそもスーパー銭湯だし。

ここで同じく露天の壺湯へ。こちらは温泉ではないようだけど、やはり壺湯は個別なのでリラックスできる。キーンと冷えた空気の中、青空を眺めながら1時間30分コースで満喫。

<湯の華銭湯 瑞祥 松本館>★★★☆☆
泉質:C 眺め:C 癒し:B
松本駅からも徒歩圏内なので、登山やハイキング帰りのちょっと一風呂にいいかも。料金680円。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。

 

 

 

 

 

温泉を出て北松本駅に戻る。

 

 

 

 

 

気温は既に-3℃。寒い。

 

 

 

 

 

18時1分発の211系信濃大町行きに乗車。満員の211系車内はオールロングシート。ロングシートばかり当たる。

 

 

 

 

 

18時27分、穂高に到着。今日はここで一泊。

 

 

 

 

 

徒歩5分程で今宵の宿「グレイスホテル吉野」に到着。穂高での定宿。

 

 

 

 

 

穂高の夜景を眺めながらビール飲んで就寝。穂高の夜はとても静か。

 

 

 

 

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2018 冬の山陰ぶらり紀行⑧【朝焼けの東海道~上り「サンライズ出雲」】

2018年01月28日 21時27分00秒 | 鉄道旅

2018年1月8日

 

 

 


昨晩乗車した上り「サンライズ出雲」。目覚めると時刻は5時。眠い。相模湾まではまだ50分ほど時間がある。迷わず二度寝。


そして、次に目が覚めると、時刻は、なんと6時15分!おわーっ、またやった。

 

 

 

 

 

昨夜の明石海峡大橋に続き、またも痛恨の寝過ごし。ブラインドを上げると相模湾ビューポイントはとうに過ぎ去り、列車は夜が明け始めた酒匂川を渡る。アラームをかけて二度寝すべきだった。ガックリ。

まあこの時期だと相模湾はまだ真っ暗なので特に朝焼けが見れる訳でもないし、と自分に言い聞かす。

 

 

 

 

 

平塚付近で迎える冬の朝焼け。朝目覚めると、昨日と全く違う風景が広がるのも寝台列車の醍醐味。きれいだけど、関東に戻ってきた=現実復帰の実感が沸く。

 

 

 

 

 

貨物線からE231系を追い抜く。E231系を見ると現実復帰感がいっそう強くなる。

間もなくおはよう放送。「列車は定刻で運行中です、あと20分で横浜に到着します」。

 

 

 

 

 

6時44分、横浜に到着。ここで下車準備。出雲市から12時間、毎度だけど本当にあっと言う間。やっぱり寝台列車で過ごす一晩は他の移動手段では代え難い楽しさ。明石海峡大橋も相模湾も見逃したのは誤算だったけど。

 

 

 

 

 

冬の澄んだ空気に映える朝焼けの中を、列車はラストスパート。

 

 

 

 

 

6時54分、京急の姿が見えると多摩川を渡り都内へ。

 

 

 

 

 

そして定刻7時8分、終点東京到着。

元旦に出発して以来、8日振りに戻ってきた東京は独特の乾燥した寒さ。あ~戻って来た、と言うか、戻って来てしまったと言うか、いつもながら複雑な心境。

とにかく、明日からまたサラリーマンか。

 

 

 

 

 

今回も楽しかった「サンライズ」の旅。また乗れることを願い東京駅をあとにする。

 

 

 

 

 

そして、この痛々しい貫通扉が早く直る事を切に願う。

 

 

 

 

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2018 冬の山陰ぶらり紀行⑦【「スーパーおき2号」→一畑電車→「サンライズ出雲」】

2018年01月25日 20時31分57秒 | 鉄道旅

2018年1月7日

 

 

 

 

 

萩で迎える2日目の朝。山陰ぶらり旅最終日の今日は出雲へ向かう。とりあえずルーティーンの朝風呂へ。今日も朝から気持ちいい。

 

 

 

 

 

風呂から上がるとキハ47の姿。やはりJRビューは楽しい。

 

 

 

 

 

朝食を頂き午前8時30分、2泊した萩ロイヤルインテリジェントホテルをチェックアウト。こちらも快適な宿泊。特に露天風呂にハマった。東萩駅の目の前で立地も便利。

 

 

 

 

 

東萩8時42分発の益田行きに乗車。キハ40単行だけど、下関から来た長距離便。幸い空いていた山側BOXに着席すると定刻で発車。立ちも覚悟していたので、座れてよかった。

 

 

 

 

 

静かな山間の区間を進む。日曜日の朝という事もあり車内は1BOXに1名という感じでのどか。

 

 

 

 

 

車内の運賃表には下関からの長旅の軌跡。次に来る時はぜひ下関まで走破してみたい。

 

 

 

 

 

9時53分、終点益田に到着。いったん駅の外に出て、ビールとつまみを買いにスーパーへ。

 

 

 

 

 

次に乗るのは「スーパーおき2号」米子行き。

 

 

 

 

 

10時29分、キハ187系「スーパーおき2号」到着。指定席の1号車に乗車。

 

 

 

 

 

列車は定刻に発車。さっそくビールタイム。最高。

 

 

 

 

 

車窓には、今日もきれいな日本海と高島がお目見え。今回は天候に恵まれて助かった。来週は大雪の予報が出てるので。

 

 

 

 

 

間もなく車掌さんの検札。指定席の乗車率は50%程。車内はゆったりした時間が流れるも、それとは裏腹にキハ187系は今日も山陰路を爆走。

 

 

 

 

 

1本では足りず2本目。

 

 

 

 

 

山陰本線のきれいな車窓をビールを飲みながら眺める。ぜいたくな時間。かつての特急「まつかぜ」では、博多からこの車窓を眺めながら大阪・京都まで至ることができたとか。今考えると夢のような時代。

 

 

 

 

 

優雅な時間はたちまち過ぎ去り12時9分、出雲市に到着。多くの乗客が下車。自分も降りる。

 

 

 

 

 

「IWAMI CHARACTERS TRAIN」ラッピング。

 

 

 

 

 

いったん改札を出て、そのまま足早に電鉄出雲市駅へ。今夜は「サンライズ出雲」に乗車するけど、それまで一畑電車で周遊。まずはフリー乗車券を購入。

 

 

 

 

 

12時18分発の川跡行きに乗車。幸いBOXに着席。

3年振りに乗る一畑電車は以前と車両が一変。こちらは7000系。一畑電車久々の新型車。以前は昭和の香りがプンプン漂う懐かしい車両でタイムスリップしたような感覚が味わえたけど、さすがに更新された。

列車は定刻に発車。出雲の田園地帯を進む。

 

 

 

 

 

終点 川跡に到着すると、何やらすごい人の数。来て初めて知ったけど、元京王2100系の一部車両引退イベントが行われているらしい。人混みの中、松江しんじ湖温泉行きに乗り換え。

 

 

 

 

 

12時54分、伊野灘で下車。ここで昼食タイム。伊野灘と言えばあの店。

 

 

 

 

 

しかし、休みーっ!?

楽しみにしていた山里波さんは何と休業。あ~ガックリ。予定より早いけど温泉に向かうことに。しかし次の電車までは1時間近くある。せっかくなので一駅歩く。松江方面に向けて宍道湖を眺めながら歩いていると20分程で隣の都ノ森駅に到着。宍道湖の眺めがきれいだった。

 

 

 

 

 

13時41分、出雲大社前行き到着。車内はカメラ片手の乗客がちらほら見受けられる。先ほどのイベント関連で来た人か。

 

 

 

 

 

13時59分、雲州平田に到着。ここで下車。

 

 

 

 

 

ズラリと並んだ元京王5000系の2100系。雲州平田駅では撮影会が行われているようで、すごい数の人が行列を作っている。

幼い頃によく乗っていた京王5000系。気になるけど人混みは苦手。そそくさと駅を出て温泉へ。

 

 

 

 

 

駅から徒歩約15分、割烹温泉ゆらりに到着。こちらに来るのは二度目。まずはレストランで昼食を…と思ったら、何と今日は団体貸し切り。また食いっぱぐれ。

 

 

 

 

 

そこで軽食コーナーでビールと枝豆を注文。あ~ちょっと生き返った。

一息ついて温泉へ。源泉掛け流しの広~い露天風呂で今回の行程を回想していると、温めの湯が気持ち良すぎて思わずうたた寝。気が付いたら2時間10分コースになっていた。時刻は17時10分。慌てて風呂を出て着替える。

 

 

 

 

 

外に出ると冷たい空気が気持ちいい。「サンライズ」乗車前のお清め完了。

続いて近くにあるスーパー「ラピタひらた店」で夕食の調達。出雲市駅だとスーパーまで遠いのでここで買っていく。さらに酒屋さんの「SAM平田店」でビールを購入。これで「サンライズ」乗車準備完了。雲州平田駅へ戻る。

17時57分発の電鉄出雲市行きに乗車。車両はピンクの2100系「しまねっこ号」。車内はまだカメラ片手の人が見受けられる。

 

 

 

 

 

18時17分、電鉄出雲市到着。「ご縁電車しまねっこ号」。こちらの2100系はまだ現役続行。末永く活躍してほしいと思う。

 

 

 

 

 

島根・山口の旅もいよいよ終わり。これから帰路に着く。

旅の終わりは寝台特急。出雲市駅2番線には「サンライズ出雲」東京行きの表示。無事運行してくれるようで良かった。なにせローテーション通りにいくと、今日はあの先頭ベコベコ車両に当たる日なので。臨時「91号/92号」の運行も終わったし、予備車に差し替えられてるのかどうか?

 

 

 

 

 

18時45分、「サンライズ出雲」入線。

 

 

 

 

 

これは、やはり先頭ベコベコ車両!

痛々しい姿。先頭車の貫通扉がへしゃげている。早く元のかっこいい姿に戻ってほしい。

 

 

 

 

 

自分はその先頭7号車に乗車。部屋は自分の定番シングル2階進行右側。そして18時51分、「サンライズ出雲」出雲市を定刻発車。

 

 

 

 

 

しばらくすると車掌さんの検札。きっぷは10時打ちでとったけど、行きと同じくピークを過ぎていた為、余裕のゲット。

 

 

 

 

 

米子でビールタイム。温泉出て喉カラカラだったけど、この「サンライズ」での一杯の為にがまんしてた。あ~感無量の美味さ。ほぼ一気飲み。

 

 

 

 

 

伯備線に入ったところで夕食。やっぱり帰りの寝台車では地元の刺身食べたいのでコンビニよりスーパー。さすがに座席では気が引けるけど、そこは個室寝台ならでは。

 

 

 

 

 

伯耆溝口で下り「やくも」と交換。単線区間の備中高梁までは列車交換待ちが数回ある。

 

 

 

 

 

夕食を食べ終わり部屋の照明を消して夜景を眺めると、真っ暗な川面に時折街灯が映し出される。個室寝台ならではの車窓。あと何年見れるのだろうか。とにかく今は「サンライズ」に乗れるだけ乗って存続を後押しする。

 

 

 

 

 

伯備線を走り抜け22時14分、倉敷到着。ここからの山陽本線は爆走モード。

 

ここで車内放送。「本日、岡山から『瀬戸』号連結後も、7号車と8号車の通り抜けはできません」。

 

貫通扉が損傷しているので、貫通路は使用できない。自分としては、深夜に騒々しい探検隊が来ないので嬉しいけど。わきまえてくれている人は静かに通ってくれるものの、マナーが悪い輩は深夜に関わらずドタバタペチャクチャうるさい。

 

 

 

 

 

22時28分、岡山に到着。「瀬戸」との連結の為、ちょっと動いては停まりを何度か繰り返し「ガチャン」と連結。この連結ショー、今日もギャラリー多数。

 

 

 

 

 

連結後に自分もホームに降りてみる。貫通扉が閉じられたままの連結部、レアな光景だけど痛々しくて仕方ない。

車内に戻ると定刻に岡山を発車。

 

 

 

 

 

23時34分、姫路。上り「サンライズ」の楽しみ、明石海峡大橋はもうすぐ。しかし眠い。睡魔との闘い。

しばらくしてふと気付くと、列車は神戸通過中。おわーっ、やってしまった。睡魔に負けてうたた寝。見事に上り「サンライズ」の見どころを見逃す。ガックリ。


三ノ宮を発車したところで毛布にくるまりブラインドを降ろして就寝。明日の朝はもう東京か。zzz…。

 

 

 

 

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2018 冬の山陰ぶらり紀行⑥【山口最古の温泉 長門湯本温泉 礼湯】

2018年01月22日 21時01分00秒 | 鉄道旅

2018年1月6日

 

 

 

 

 

6時50分起床。萩で迎える朝。ようやく空が白み始める。夜明けの遅さが冬の西日本を感じさせる。

さっそく朝風呂へ。残念ながら朝は露天風呂は使用できず、備長炭風呂の内湯のみ。しかしやはり朝風呂は最高。

 

 

 

 

 

風呂上がりにビールを飲んでいると、キハ47長門市行きが発車していった。こちらの萩ロイヤルインテリジェントホテルもJRビュー。

 

 

 

 

 

8時30分に朝食。軽食ながら無料なのでありがたいサービス。食後は部屋で二度寝。このグータラ生活がたまらない。

その後12時に部屋を出て、まずは萩焼会館へ。お土産を買い足す。

 

 

 

 

 

次に東萩駅へ。今日はこれから長門湯本に向かう。13時23分発の長門市行きに乗る為にホームへ行くと、隣にはあの列車が。

 

 

 

 

 

「○○のはなし」。およそ列車名とは思えない独特な愛称。は=萩 な=長門 し=下関。車名に沿線地名の頭文字をとったこの列車は、東萩‐新下関の風光明媚な車窓を独特の車内から楽しめるように、キハ47を改造して作られた観光列車。今回は乗れないけど、今度はこの列車で下関を目指してみたくなる。

 

 

 

 

 

自分はキハ47の長門市行きに乗車。キハ47なので2両編成。単行が多いこの区間でこれはありがたい。列車は定刻に発車。

 

 

 

 

 

東萩以西は初めて通る未踏区間。さっそく車窓に現れたのは指月山。

 

 

 

 

 

昨日萩に来た時からリトル富士山のような容姿で気になっていた山。調べるとかつてはこの山に萩城が築かれていたとか。初めての土地はいつも新鮮な感覚。

 

 

 

 

 

列車は日本海沿いを走る。それにしてもきれいな海。エメラルドグリーン。

 

 

 

 

 

きれいな景色をボーっと眺めていると、14時1分に長門市到着。前から来てみたかった長門。ついに辿り着く。

 

 

 

 

 

感慨にふける間もなく、2分の待ち合わせ、美祢線キハ120厚狭行きに乗り換え。オールロングシートの単行車内は満員。山陰本線を離れ美祢線へ。美祢線に乗るのも初。

 

 

 

 

 

14時9分、今回の最終目的地、長門湯本に到着。

ホームに降りてビックリ。降りたのは自分だけ。しかも無人駅。長門の湯元温泉って結構有名だから、そこそこ大きな駅で乗降客も多いと勝手に思い込んでいた。しかし自分はこういう静かな所が大好き。かえって良かった。

 

 

 

 

 

駅から10分程歩くと、音信川に沿った湯本温泉街に出る。一昨年にあのプーチン大統領が訪れた長門の湯元温泉。静かでいい雰囲気。

 

 

 

 

 

共同浴場は恩湯と礼湯があり、恩湯は現在建て替え工事中。今回は礼湯に入る。

自販機で入浴券を購入し受付へ。料金なんと200円。ただし脱衣所の鍵付きロッカーは100円非リターン式。

浴室は小さな内湯浴槽と洗い場があるのみ。体を洗いさっそく湯船へ。泉質はアルカリ性単純温泉。恩湯は源泉掛け流しだったようだけど、こちらは加温・加水された湯が掛け流されている。その為、特に特徴のある湯ではないけど、消毒用塩素臭がすることもなくリラックスして入れる。

地元の方が入れ替わり立ち替わり来られて、地元の社交場になってるような感じ。

<湯元温泉 礼湯>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B
やはり源泉掛け流しの湯を堪能したかったところ。湯元温泉は旅館でも日帰り入浴を受け付けている所が多いので、はしごしてみるのも楽しいかも。料金200円。シャンプー・ボディソープ備え付けなし。有料ロッカー100円。

 

 

 

 

 

温泉を出たあとは喉カラカラ。コンビニで地ビールちょんまげを買い音信川で頂く。あ~染みる~。美味い。しかしいい所だな。恩湯にも入ってみたかった。帰りの美祢線の時刻が迫り、ここで駅へ戻る。

 

 

 

 

 

16時7分発の仙崎行きキハ120、1分遅れで到着。単行の車内は行きと同じく満員。オールロングシートなのが残念。

 

 

 

 

 

16時18分、長門市到着。ここで途中下車して、近くにあるスーパー「サンリブ長門店」に夕食の買い出し。地元産の刺身を仕入れる。

 

 

 

 

 

駅に戻って来るとちょうど夕暮れ。これは海に出ればすごい夕日が見れたかも。

 

 

 

 

 

17時36分発の益田行きを待つ。日が暮れると一気に寒くなる。

 

 

 

 

 

17時24分、引き込み線にいたキハ47が入線。

 

 

 

 

 

行きと同じくキハ47なので2両。車内は通学生で満員。2両でよかった。

 

 

 

 

 

列車は定刻に発車。長門市駅で途中下車印を押してもらったけど、この途中下車印、なかなか乾かず下手に触るとぐじゃぐじゃになって台無し。細心の注意を払う。
窓の外は完全に日が暮れて真っ暗。せっかくのきれいな車窓は見えず。やはり山陰本線は夜乗るのはもったいない。

 

 

 

 

 

18時13分、東萩に到着。多くの学生と共に下車。

ホテルに戻ると、温泉入ってきたばかりながら今日も露天風呂へ直行。ここの露天風呂、ちょっとハマった。

 

 

 

 

 

風呂上がりにサンリブで買ってきて刺身をつまみにビールタイム。仙崎港産バトウ鯛とヤリイカ。メチャ美味い。

夜景を眺めながら長門の味覚を堪能し就寝。このグータラ生活もいよいよ終盤。明日は出雲に戻り、帰りの「サンライズ出雲」で帰路へ。

 

 

 

 

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2018 冬の山陰ぶらり紀行⑤【静かに佇む山あいの温泉 阿武川温泉ふれあい会館】

2018年01月18日 22時04分00秒 | 鉄道旅

2018年1月5日

 

 

 

 

 

7時30分起床。益田の街は曇り。さっそく今日も朝風呂へ。

 

 

 

 

 

朝風呂のあとは益田の街を眺めながらビール。しかしこの景色もこれで見納め。

 

 

 

 

 

8時55分、キハ47の益田止まりが到着。折り返し東萩行きとなるあの列車に乗って、今日は山陰本線を東萩まで西下する。

 

 

 

 

 

9時10分、3泊した益田グリーンホテルモーリスをチェックアウト。今回も超快適な宿泊だった。3月からは予約がとりにくくなるとエレベーターに書いてあったけど、益田で大規模な工事でもあるのか。もしかして益田駅の南北通路建設?だとしたら嬉しい。

 

 

 

 

 

9時31分発の東萩行きに乗車。

 

 

 

 

 

キハ47なので2両。

 

 

 

 

 

単行が多い益田‐長門市間にあって、この2両編成はありがたい。そして定刻に益田を発車。

 

 

 

 

 

益田以西は数年前に江崎まで行ったけど、今回行く東萩までは未踏区間。日中の列車本数が異様に少ないこの区間は秘境線のムードが漂う。

 

 

 

 

 

戸田小浜で益田行きと交換。こちらのキハ40、下関からはるばる来た長距離便。

 

 

 

 

 

車窓には今日もきれいな日本海が広がる。結構な断崖絶壁区間もあって、よくぞここに鉄道を通してくれたと思わずにはいられない。

 

 

 

 

 

江崎を過ぎて未踏区間に入る。ここはもう山口県。日本海に浮かぶ小島が景色を引き立ててくれる。途中駅からもちらほらと乗車があり、思っていたより乗客は多い。

 

 

 

 

 

10時42分、終点東萩に到着。期待通りのきれいな車窓を眺めていたらあっと言う間に着いてしまった。

 

 

 

 

 

これからバスに乗り換えて温泉に向かう。防長交通の惣良台入口行き小型バスに乗車。

 

 

 

 

 

「バスがここ通るの?」というような細い道を阿武川に沿って走る。

 

 

 

 

 

12時10分、阿武川温泉前に到着。東萩駅から410円。

 

 

 

 

 

川に沿った静かな地に佇む阿武川温泉ふれあい会館。アルカリ性単純泉の湯は別名美人の湯。

さっそく受付で料金を支払い浴室へ。体を洗ったあとは露天風呂に直行。山に囲まれた静かな露天風呂に広めの岩風呂。硫黄の匂いプンプンの源泉が注がれているものの、泉温は高くない為に循環加温されているらしい。

湯船のお湯は残念ながら硫黄臭ほぼ感じず。それでも消毒用塩素臭がすることもなく、湯温も低めでリラックスして入れる。山に囲まれた静かな露天風呂を堪能。うたた寝しつつ、気が付いたら2時間10分コースだった。

<阿武川温泉ふれあい会館>★★★★☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A

静かなロケーションで半永久的に入っていられそうな温めの露天風呂。いい湯だった。熱い湯が好みの場合は内湯がいいかも。料金なんと410円。安い。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。

 

 

 

 

 

売店で売られている「ゆずはちみつ」を記念に購入。100円。帰ったら飲もう。

 

 

 

 

 

館内は食べ物・酒類を持ち込み飲食する場合は追加料金がかかるので、外に出て河原でビール。喉カラカラ。あ~美味い。途中で買っておいて良かった。

 

 

 

 

 

帰りのバスまで時間があるので、途中のバス停へ歩く。それにしてもいい景色。この先の上流にはダムがあるとのこと。釣りしたくなる。

 

 

 

 

 

16時ちょうど、川上公民館バス停まで歩いたところでバス到着。ここからだと東萩駅まで310円。

 

 

 

 

 

東萩駅に到着し、今度は萩循環まぁーるバスに乗り換え。どこまで乗っても100円。赤い小型バスの車内は満員盛況。

 

 

 

 

 

16時36分、道の駅 萩しーまーとに到着。ここで夕食とお土産購入。

 

 

 

 

 

まずは浜料理がんがんで海鮮丼と地ビールちょんまげ生を頂く。どちらも美味かった。萩の味覚を堪能。

続いてお土産を発送し道の駅をあとにする。東萩駅から歩いても20分程だし、列車待ちで時間がある場合はこちらに寄るのがいいかも。

 

 

 

 

 

続いてホテルへ。今日から2泊お世話になる「萩ロイヤルインテリジェントホテル」にチェックイン。東萩駅の真ん前。

こちらのホテル、大浴場に個別浴槽の露天風呂まである。温泉入ってきたけど、道の駅から歩いてきてすっかり冷えた体を温めに露天風呂へ。う~ん、最高。露天風呂の真下は山陰本線の線路が走っていて、ちょうど普通下関行きが発車していった。

 

 

 

 

 

露天風呂を出て、萩の夜景を眺めながらビールを飲んで就寝。明日は長門へ。

 

 

 

 

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