Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

「日本海」「きたぐに」廃止

2012年03月18日 22時29分00秒 | 鉄道

2012年3月17日

JRダイヤ改正により、寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」がラストランとなります。
大阪発着の為あまり乗車機会は無かったけど、何度か乗った事があります。

「日本海」には今から10年程前の冬、二往復時代だった頃の1号(函館行き)に乗りました。
「日本海」に乗る為、北海道へ向かうのにわざわざ中央線・大糸線と乗り継ぎ糸魚川に出て、
そこから函館まで開放B寝台に乗車。吹雪で2時間程遅れ、函館到着が確か13時30分頃だったかな。
北陸本線 能生あたりの荒々しい冬の海が特に印象的でした。
残念ながらその時の写真は無いけど、日本海は大阪や秋田に行った時によく見かけました。
また乗りたいと思いつつもその後は乗れず。

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大阪に到着した「日本海2号」(2007年)。

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大阪で発車を待つ「日本海」(2010年)。

「きたぐに」は583系乗りたさにわざわざ乗りに行きました。
それまでも「はくつる」の指定席や「はつかり」には乗った事があったけど
その時どうやってあの座席が寝台になるのか不思議でならなかったので、その謎を解く為に(?)乗りました。
実際に583系を見ると、座席どうこうよりあのかっこいい姿にすっかりとりつかれてしまって、
その後もう1回乗りに行きました。

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長岡にて(2007年)。

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佐渡おけさのヘッドマーク(2007年)。
個人的には下り(新潟行き)が特に好きでした。
夜も更けて少し静かな大阪を出発し、海側の寝台から朝の日本海を眺める。至福のひと時でした。

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発車を待つ「きたぐに」(2010年)。

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583系独特の行先方向幕(2010年)。

自分は昨日たまたま出張で大阪に行っていました。
16時30分頃、塚本駅や大阪駅に大勢のカメラを構えた人がいるのを見て、自分も加わりたくなってしまいました。
あいにくそのまま帰りの新幹線に乗らなければならなかったのですが。
しかし正直なところ、夜行列車の廃止セレモニーはもう見たくありません。

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2012 喜多方ラーメン紀行②【喜多方で迎える1年後のあの日】

2012年03月15日 17時49分00秒 | 鉄道旅

2012年3月11日

 

 

 


東日本大震災から1年のこの日。テレビもそのニュース一色となっている。
自分も1年前のこの日は帰宅難民となり、寒さと人の多さで極限状態の中、都心を5時間さまよっていた。
23時頃に電車が動いているのを発見し、車内で着席できた時の安堵感は忘れられない。

そんな3月11日の朝は8時に起床。昨日とは打って変わって外は晴れている。
9時30分に「ホテルα-1」をチェックアウトして会津若松駅へ。

喜多方に向かう為、9時52分発の快速喜多方行きに乗り込む。

車内からは磐梯山と裏磐梯の山々が見渡せてとてもきれい。

 

10時09分に喜多方到着。喜多方も良く晴れている。

今日も喜多方ラーメンマップを頼りに老麺会巡りを開始。
昼時は混雑してとても入れないだろうということで、時間の早いうちに行列のできる店「坂内」に向かう。
坂内は全国にチェーン店があり、自分も都内で毎週のように坂内ラーメンを食べている。
喜多方では以前一度だけ食べたことがあるけど、透明スープとチャーシューがとにかく美味かった。
ということで、10時30分頃、坂内に到着。

幸い行列はできてない。安心して店内に入ると、朝の10時30分だというのにものすごい客の数。
支那そば(中華そば)とビールを注文して、幸い空いていたカウンターに無事着席。
付け出しで出てきた漬け物がまた美味い。まだ午前だというのにビールが進んでしまう。
そして約10分後、ついに久々の坂内支那そばが出てきた。

支那そば 600円。
相変わらずの澄んだ色のスープ。以前と変わっていない。
食べてみると見た目通りの何という澄んだ味!それに柔らかいチャーシュー!
シコシコモチモチした縮れ麺と合いまって本当に美味い!
チェーン店も美味いけど、やはり本場の美味さは別格。
食べている間にもジャンジャン客が入ってきて、以前と変わらぬ大盛況。
喜多方にも観光客は戻ってきたようで、震災前と変わらぬ姿に一安心。
スープを最後まで飲み干し、11時頃店を出る。また来たい。でも行列は勘弁。

しばし喜多方の街を散策して、12時30分頃二軒目に入る。

ラーメン処 蔵美(くらよし)。
数ある老麺会の中でも、自分の中ではかなり好きな店。ここでは「醤油ラーメン」を注文。
坂内ほど混んではないけど、やはり昼時で店内はほぼ満員。
でものどかな感じで落ち着いて食べることができる。
ここでも先にビールと漬け物を頂いているとラーメンが出てきた。

醤油ラーメン 600円。
見た目は平凡だけど、太麺の縮れ麺と塩の効いたチャーシューがこれまた美味い!
しかしさすがにラーメン二杯目で満腹になってきた。それでもスープを全部飲み干して完食!

お腹が苦しくなってきたので、喜多方駅に行って休憩。
フリーきっぷなので、せっかくだからそのまま来た列車に乗ってしばし時間をつぶす。
列車の中で14時46分、あの時を迎える。しかし今日は穏やか。窓の外にはきれいな山々。
普通の生活が送れることに改めて感謝。

14時50分頃、再び喜多方に戻ってきた。
お腹もこなれてもう一軒入れそうな感じ。駅から程近い「春月食堂」さんへ。

ここも過去に来たことがあり、地味だけど美味い店。さっそく中華そばとビールを注文。
ここでも先に漬け物を出してくれて、これが美味い。ビールが進むもさすがに早くも満腹感が。
5分程してラーメンが出てきた。

中華そば 550円。
見た目は素朴な感じだけど、蔵美さん同様味は絶品。しかし満腹感に襲われる。さすがに三杯目はきつい。
ここではスープを少し残して食べ終わる。美味かった。しかし、もう何も食べれない。

そして15時51分発の列車に乗り会津若松へ。ここから郡山行きに乗り帰宅の途へ。その前に一風呂。
駅前温泉富士の湯に行き、約45分のショートコースながら温泉で汗を流してさっぱり。


会津若松駅へ戻り、17時12分発の快速「あいづライナー6号」に乗車。この列車は自分の大好きな485系。

 

この車両は2月に登場したばかり。
車両端には東日本大震災からの復興を願う意味でかわいい起き上がり小法師がデザインされている。

シートピッチが変更されているようで、窓と座席の位置がずれている。しかしその分足元は広くて快適。
出発してしばらくすると左手に夕暮れの磐梯山が見える。いつ見てもきれい。
猪苗代を出る頃に辺りはすっかり暗くなり、やがて山を越えて夜景が見えてくると終点郡山到着。
束の間の夢から覚める時…という感じ。寂しいな~。

時刻は18時11分。これから普通列車で帰る気にはなれず、新幹線を使うことにする。

19時01分頃、「やまびこ220号」が到着。満席に近かったけど幸い空いていた窓際の席に着席。
「やまびこ」に乗るのも久し振り。
出張の時は「はやて」か「こまち」ばかりだから、こまめに駅に停まるのが新鮮に感じる。
この列車は各駅に停車して、20時18分に大宮到着。今回は東京まで行かずここで下車し埼京線に乗り換え。

これで束の間の福島探訪は終わり。
まだまだ不自由な生活を強いられている方が多く、手放しで「また行きたい」などとは言えなけど、それでもやっぱり「また行きたい」と思ってしまう。
でもラーメンは1日二杯までにしておいた方が良さそう…。

 

 

 

 

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2012 喜多方ラーメン紀行①【「スーパーひたち19号」で磐梯を目指す】

2012年03月12日 20時38分00秒 | 鉄道旅

2012年3月10日

 

 

 


今週は土日休み。
JR東日本のウィークエンドパスを使って、福島県の喜多方まで大好物の喜多方ラーメンを食べに行く。
喜多方には以前からよく行っていたけど、震災後に行くのは初めて。
一時は喜多方も風評被害でだいぶ観光客が減ってしまったようだけど、震災から明日で1年。
元の喜多方に戻っているだろうか?

午前8時に自宅を出発。もちろん新幹線は使わず在来線で行く。
新宿で所用を済ませ10時頃埼京線ホームに行くとダイヤが乱れている。
人身事故らしい。赤羽に出る予定を変えて、中央線・山手線で上野に向かう。


上野に着いて宇都宮線のホームに向かうと、何と次の宇都宮行きは40分後!待ってられない。
この時点であっけなく新幹線を使うことに変更。
新幹線ホームに向かう途中、常磐線の「スーパーひたち」が見えた。行き先はいわき。
確かいわきから磐越東線で郡山に出れるはず。「これだ!」とひらめき、急遽常磐線ルートに変更。

 

 

 

 

 

「スーパーひたち19号」。
「スーパーひたち」に乗るのは13年振り位。本当に久々。定刻11時に上野を発車。
あまり見慣れない常磐線の景色が新鮮に感じる。1時間程して偕楽園に停車。
偕楽園も地震の被害を受けて長らく休業していたらしい。梅祭りの今日はあいにくの冷たい雨で寒そう。


水戸を出ると沿岸部に出る。もうこの辺は被災地になるのだろう。しかし今はその形跡は無く平穏。
恐らくここまで復興するのには関係者の大変なご苦労があったはず。


13時16分、列車は定刻にいわき到着。

常磐線は震災と原発事故の影響でこの先の広野-亘理間が現在も不通のまま。
いわきから広野までは23km。まさに原発は目前。
一見いわきの街は平静を保っているように見えるけど、地元の方々の心中は計り知れず。
常磐線も復旧のメドは立っておらず、ここに来ると事故の深刻さを肌で感じる。

さて次の磐越東線はというと、なんと2時間25分後!時刻表を見ると3分前に郡山行きが出たばかり。
ちゃんと調べてくればよかった、がっくり。とりあえず昼食を食べることに。
駅ビルの中に「大衆食堂半田屋」という何ともいい感じの店を発見。ここに即決。
セルフサービスで品数が多く、これが安い!たぬきそばに水餃子+ライスと生ビールを付けて760円!

これはいい店見つけた。ぜひまたいわきに来よう。
かなりのんびりできたので、発車まであと1時間となる。
ホームに出ると14時52分に折り返し郡山行きとなる気動車が入ってきた。すぐに乗車でき発車まで爆睡。

3両編成の車内はさほど混雑することもなく、定刻15時41分に発車。
磐越東線に乗るには初めて。この路線は「ゆうゆうあぶくまライン」という愛称が付いている。
まさか今日この列車に乗るとは。朝の時点では露ほども思わなかった。
列車はのどかな山あいの区間を進む。途中から雪が降り出してきた。

川前にて。
さらに進むとどんどん雪が強くなり一面銀世界に。

小野新町を過ぎると外の景色が変わってきて、それまでの山間部から集落の中を走る。
それに伴い乗客もどんどん増加。小野新町を挟んでいわき側と郡山側では別の路線のよう。
定刻17時17分、列車は郡山に到着。

ここからは何度も乗っている磐越西線。17時43分発の会津若松行きに乗車。

郡山を出るとすぐに日が暮れてしまい景色は見えないけど、外はずいぶん雪が降っているのがわかる。
雪深い山間部を抜け、磐梯町に着くとちらほらと街の灯りが見えるようになってきた。
そして18時57分、ついに会津若松に到着。自宅を出て約11時間、長かった。

今日のお宿は「ホテルα-1会津若松」。さっそくチェックインして部屋へ。しかし今日はまだ終わらない。
これから本日のメインイベント、喜多方ラーメンを食べに行く。再び駅に戻り磐越西線野沢行きに乗車。

キハ47が実にいい雰囲気。この列車は喜多方まで各駅に停車して、20時08分喜多方到着。

喜多方に来た時は必ず「老麺会」の店で食べることにしている。
しかしこの時間まで営業している老麺会の店はあまりない。ラーメンマップを頼りに辿り着いたのは「来夢」さん。

この店は初めてだけど、とろけるチャーシューが名物ということで正油チャーシューメンを注文。

麺を覆い隠す程のチャーシューが本当にとろけるようで美味い。
しかしこの店、実は会津若松駅近くにもあったらしい。わざわざ夜遅くに喜多方まで来たのに。
いやしかし、やはり本場喜多方で食べる味は違う…はず…と自分に言い聞かせる。
でもこのチャーシューメンは本当に美味しかった。満足して店を出る。

喜多方駅に戻り21時18分発の列車で21時35分会津若松に到着。
本日最後のイベント、駅前にある日帰り温泉「富士の湯」での温泉入浴。

元々スーパー銭湯だったけど、いつからか温泉になった。
駅前ということでとにかくすごい人。いつも混んでる。
泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」。
加水は無しながら循環しているようで、残念ながらあまり源泉の良さは感じられない。
しかし色々な浴槽があって楽しい。大きな半露天風呂もある。

<富士の湯>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B コスパ:A
泉質は平凡ながら駅から徒歩3分程で来れるのはありがたいし、しかも料金390円と東京の銭湯より安い。
しかしとにかく人が多い。シャンプー・石鹸備え付けあり。

23時頃ホテルに戻り、缶ビールを1本飲んで就寝。
明日は3月11日、震災から1年…。

 

 

 

 

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2012 道南温泉紀行④【真っ茶色の湯 谷地頭温泉】

2012年03月05日 22時23分00秒 | 鉄道旅

2012年2月26日

 


北海道も今日が最終日。朝8時に起きると雪はやみ外は清々しい晴れ。

 

とりあえず13階の朝風呂へ。きれいな函館の景色を眺めながらの温泉。最高!ビールがほしい。
今日も40分程であがり、身支度して10時にチェックアウト。
知床斜里に続いて、函館のグランティアもいいホテルだった。

今日は今回の旅の目的⑤である谷地頭温泉へ。
まずは鰊みがき弁当を確保する為に函館駅に向かうと、何と津軽海峡線が雪で運転見合わせ中!
改札前は人でごった返している。果たして今日中に帰れるか?
早期の運転再開を願いつつ、函館市電で谷地頭へ向かう。

15分程で谷地頭到着。ここから徒歩5分位の所に谷地頭温泉がある。

以前来たことがあり、茶褐色のしょっぱい湯が印象的だった。
着替えてまずは洗い場へ。シャワー・カランがずらーっと並んでいて壮観。
洗いを終えて露天風呂へ直行。この露天風呂は五稜郭の形をしていて面白い。
さっそく真っ茶っ茶のお湯に浸かる。うーん、冷たい空気で冷えた体に湯がしみる。
湯温はやや熱めの42℃。塩分と鉄分の濃さを感じるけど、これでも加水しているらしい。
加水の理由は「源泉温度が高い為」。高いなら冷ませられないのか…と素人的には考えてしまう。
これだけのいい温泉を加水してしまうのは何とももったいない。まあしかしそれでもいいお湯。
露天風呂で90分程すごして、名残惜しみつつあがる。

<谷地頭温泉>★★★★☆
泉質:A 眺め:B 癒し:B コスパ:A
泉質の良さは特筆もの。ぜひ源泉浴槽の誕生を望む。料金420円。シャンプー・石鹸備え付けなし。

市電で折り返し、13時頃函館駅到着。海峡線は運転再開したようだけど大幅に遅れている。
いつ来るかわからないので、ホームの立ち食いそばやさんで「いか天そば」を食す。
函館らしいいか天、値段は何と350円。安い!しかも美味い。新たな函館の楽しみになりそう。

そばを食べていると、隣のホームに「白鳥93号」らしい列車が到着。約2時間30分遅れ。
それと共に自由席に列ができはじめている。急いでそばを食べ終えて自分も列に加わる。
激寒の中15分程並んで乗車開始。何とか着席できた。この列車は折り返し「白鳥28号」となる。
本来は11時19分発だけど、13時55分頃発車するとのこと。「スーパー白鳥34号」のスジに乗せるらしい。

 

自分は「スーパー白鳥34号」に乗る予定だったのでちょうど良かった。
しかし新青森での新幹線乗り換え時間はわずか。果たして間に合うか?
結局13時56分、「スーパー白鳥34号」と同時刻に「白鳥28号」は発車。

海峡線を「白鳥」で通るのは久々。485系は大好きなので北海道をあとにする寂しさがやわらぐ。
14時40分頃、青函トンネル突入。789系とは異なる低いモータ音が何とも心地いい。
青函トンネルを出ると曇り空に時折晴れ間がのぞく。

この時点で車内放送があり、「はやて34号」には接続するとのことで一安心。
しかし本当は「あけぼの」で帰りたいのだけど。

16時05分頃、終点新青森に到着。
自分の乗る「はやて34号」は16時08分発車予定。本当に間に合うのだろうか?
ダッシュで新幹線ホームへ。発車時刻になってしまったけど待ってくれている。
16時09分頃乗車すると同時に「はやて34号」発車。

初めて通る新青森-七戸十和田-八戸の区間、予想通りではあるけどトンネルばかり。
建設中の北海道新幹線もトンネルだらけらしい。何とも味気ない。
やはり新幹線に乗るのは仕事の時だけ。「あけぼの」が恋しくなる。
盛岡に停車すると「こまち」連結の為に数分停車。この間にホームに出てビールとつまみを購入。

列車は順調に定刻で進んできたけど、小山駅付近で突然緊急停止。急病人発生らしい。
10分程で動き出し、大宮に着くと担架で運ばれる方がいた。大丈夫だったろうか?
終点東京には約10分遅れの19時58分頃到着。新青森から約3時間50分。速いけど味気ないな~。

束の間の逃避行もこれで終わり。次に上野駅13番線に行けるのはいつになるだろう?

 

 

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2012 道南温泉紀行③【札幌とんぼ返りの日】

2012年03月03日 22時40分00秒 | 鉄道旅

2012年2月25日

 


朝目覚めると外は雪。

 

とりあえず目覚めの朝風呂へ。温泉は最上階の13階にある。函館の海と山が一望できる素晴らしい眺め。
湯は茶褐色でしょっぱい。循環式のようだけど、塩素臭はほとんど感じられず源泉の良さが味わえる。
とにかく朝風呂は夜以上に気持ちいい。

40分程であがり、身支度を終えて10時過ぎにホテルを出る。今日は札幌ピストンの日。
まずは函館駅のみかどさんで今回の旅の目的②である鰊みがき弁当を購入。
何度も北海道に来ていながらこの弁当を食べ損なっていたけど、ようやく念願がかなった。
そのまま10時40分発の「スーパー北斗7号」に乗り込む。

 

自由席に向かうとまだ乗客はまばらで無事着席。
その後どんどん増えてきて、向かいのホームに白鳥93号が到着すると一気に満席に。
しかもなぜか中国の方と思われる外国人が異様に多い。何かのツアーなのか?

列車は定刻10時40分に函館を発車。さっそく鰊みがき弁当を食べると…美味い!
魚卵好きの自分はカズノコも大好物だけど、それにも増して鰊が美味い。
今まで食べ損なっていたのが悔やまれる。石狩鮭めしに次ぐ個人的駅弁No.2に決定。

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雪の函館市街を抜け七飯を通過すると大沼まで藤城線に入る。
この藤城線、「スーパー北斗」で通ると空を飛んでいるかのような感覚。飛行機は苦手だけど。
一気に藤城線のスロープを登りきると大沼公園に到着。外国人を含め多くの乗客が下車。空席ができる。
やはり観光地として大沼は人気が高い。

大沼公園を出ると右手に雄大な駒ケ岳が見え…るはずだったけど、あいにくの天候でまったく見えず。
森を過ぎると太平洋沿いを走る。今日の太平洋は日本海のように寒々しい。

ところで、発車当初から車内放送で「トンネル内で減速する為に遅れが見込まれる」とのアナウンスが流れている。
どうも1月に線路の敷石が車両の屋根上で発見されたとのこと。
雪と共に車両下に付着した敷石がトンネル内で落下して内壁に当たり、屋根上まで達するような運動エネルギーを伴い危険な為、その予防策らしい。
雪国の北海道でも、今年の雪の多さに苦労している。
そんな訳で順調に(?)に遅れは拡大していき、終点札幌には約27分遅れの14時25分頃到着。

まずは札幌駅での恒例行事、3-4番線のそばやさんで天ぷらそばを食べる。うーん、変わらぬ美味さ。

続いて桑園に向かい、日帰り温泉「北のたまゆら」で温泉入浴。
泉質は平凡ながら、札幌の隣の駅から徒歩3分で温泉に入れるのは有難い。
夜行列車に乗る前の一風呂にはちょうどいい。

<北のたまゆら 桑園店>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B コスパ:A
循環ろ過のナトリウム-塩化物泉。消毒用塩素臭はそれ程気にならないレベル。
シャンプー・ボディソープ備え付けあり。料金420円。露天風呂にテレビがある。

温泉を出て今回の旅の目的③である札幌の知人とすすきので会う。
しかしすすきのに来ると札幌に来たという実感がわく。今回は泊まれないのが残念。
知人と別れ、帰りの列車まで時間もあるので雪の中を札幌駅まで歩く。やっぱり札幌はいいな~。

札幌駅までの途中、今回の旅の目的④となるセイコーマートの海老天そばを買いだめ(5個)。しかも1個100円。
もっと買いたかったけど、残念ながら持ちきれず。
そして19時頃、札幌駅に到着。

19時29分発「スーパー北斗22号」の列に並ぶと、折り返しとなる「スーパー北斗13号」も20分程遅れて到着。

 

「スーパー北斗22号」は定刻19時29分に札幌を発車。この列車でもトンネル内減速遅れの案内放送が流れている。
札幌発車時点では満席だったけど、苫小牧でかなりの乗客が下車。
その後も登別・東室蘭・伊達紋別でほとんどの乗客が下車して、自由席は数人が乗るのみとなる。
個人的には、こうゆうのどかな車内が大好き。
列車は5分程の遅れで森まで来た。しかし森の手前で突然抑止。どうも貨物列車の遅れらしい。
幸い5分程して再び発車し、大沼を過ぎると左手に函館の夜景が広がる。
「北斗星」では毎回見る光景だけど、「スーパー北斗」から見るのは初めて。しかしこの夜景は本当にきれい。
そして函館市街に入り約10分遅れの23時前、終点函館に到着。札幌ピストンはなかなかハードだった。

ホテルに戻ってさっそく温泉へ。展望風呂から見ると函館駅ホームの照明が消えている。最終列車が出たらしい。
はまなすが来るとまた点灯するのだろうか。
部屋に戻ってビールを飲みながら夜景を眺める。
外はまだ雪が降っている。明日の朝はかなり積もっていそう。



 

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