2021年7月22日(木)〈1〉
待ちに待ったイベントとなるはずだった東京オリンピック。全てがなし崩し的に進められたまま昨日のソフトボールと女子サッカーでついに開幕。
政治家は日本のメダルが何個も出ればチャラ、という目論みでしょうけど、このグダグダに対する答えは選挙で出すとして、選手の皆さんには悔いの無いよう力を出し切って頂きたいと思う。
そんな東京オリンピックによる7月4連休。実質夏休み前期となる今日からの4日間は四国 高知での釣りロマン紀行(釣れれば)へ。早朝に大荷物抱えて出発。
四国旅のスタートは「サンライズ瀬戸」といきたいけど、4日間ではうまく行程が組めず、今回は帰りのみにして行きは昼行特急乗り継ぎ。
「しなの」+「のぞみ」の通称「しなのぞみ(?)」で岡山へ出て、そこから「南風」で高知を目指す。
旅の始まりは「しなの2号」で塩尻から中央西線を西へ。早朝とはいえ出勤時と異なりテンション高し。
午前7時12分、383系「しなの2号」定刻で到着。JR東海の乗務員さんに交代し発車。
車内はそれほど混んでなくゆったり。しかし逆方向の名古屋→長野方面はかなり混んでそう。
緊急事態宣言中であるはずの東京方面から松本・南小谷へ向かう「あずさ」は今日の午前中久々の満席。
外出するな、リモートワークしろ、でも自分達はパーティーやる、では誰も言うこと聞きません。
列車は山深い木曽路を進んでいく。「ワイドビューしなの」というだけあって、大きな窓から見晴らし抜群。
カーブが多い中央西線を振り子で車体を傾けながら爆走する383系。
きれいな景色を堪能できるワイドビューとあいまって気分爽快(´ε` )
列車は一段と深い峡谷へ。中央西線はなかなかの絶景路線。ここは普通列車でもロングシート地獄にハマる確率は低いので、たまにはのんびり木曽路の旅もいいかも。
列車からきれいな景色を眺めているとビールが欲しくなる。しかし体質上朝から冷たいものを飲むとお腹をイワしやすいのでガマン。
今日はこのあとレンタカー借りるから飲んでもノンアルビールだけど。
かつては急行「ちくま」や「くろよん」が走り、その夜行便では木曽路の夜景を眺めて大阪に早朝到着。なんとも夢のような時代。
「ムーンライトながら」まで廃止されてしまったこのご時世、もうあの夢の時代に戻ることはないのか。
奈良井川に代わって車窓に見えるのは木曽川。「しなの」では名古屋に向かって進行右側の景色がいいけど、長野から通しで乗る場合、姨捨の絶景を見るとなると左側。ここが悩ましいところ。
列車は木曽路を抜けて多治見に到着。日本有数の暑い街。
多治見に限らずあちこちで観測史上最高気温を更新していて、このままいくと暑い→熱いに変わり、夏の日本はまともに住めなくなりそうで恐ろしい。
車窓に街並みが広がってくると名古屋はもうすぐ。
新幹線乗継割引の恩恵を受けてこの列車は指定席だけど、この先は経費節約で自由席の旅。
新幹線もそれなりに混んでると思われ、自由席では列車選択が重要になる。
車内に終着放送が流れ、久々に見る名鉄の姿。真っ赤な名鉄を見ると名古屋来た、って気になる。
定刻9時17分、終点 名古屋到着。中央西線「しなの」満喫の2時間終了。
ここからは東海道・山陽新幹線に乗り換え。岡山からの「南風」は混雑が予想される為、あわよくば新幹線車内で弁当タイムを目論みここで駅弁購入。
自由席の狙いは、定期「のぞみ15号」の2分後に来る臨時「のぞみ129号」博多行き。
さすがに「のぞみ」といえども、定期の直後に来る臨時はそれなりに空いてるパターンが多い。
予想通り、乗車口に並ぶのは自分含めて2人のみ。果たして弁当タイムにありつけるか?
そして「のぞみ129号」到着。
名古屋で結構下車があり、乗車率50%程。予想通り臨席無しで窓側E席ゲット。
弁当タイムにありつけた(๑´ڡ`๑)
名古屋の駅弁、やきとり弁当。
焼き鳥が香ばしくて美味い。
ビール欲しい(*´Д`)
しかしまだ10時なので、お腹を心配してお茶にしておく。
車窓にはおなじみ伊吹山。関ヶ原越えのこの区間は冬には雪景色となる東海道新幹線でも異色の区間。
バックに大阪モノレールが走る鳥飼車両基地を通過すると間もなく新大阪。下車客よりも乗車客が少なく、ここ2号車の乗車率は40%程に。
新大阪を出て山陽新幹線区間へ。武庫川を渡るとここからはトンネルが多くなる。
新神戸を出て時々現れる地上区間。ここは加古川。
博多行きの「のぞみ」はほとんど姫路・相生を通過するので(相生は全通過)、トンネルが多いこの周辺、各車両出入口の案内表示「ただいま○○駅を通過」を見てないとどこ走ってるかわからなくなる。
再びトンネル区間を抜けて、今度は旭川を渡ると岡山目前。
それにしてもこの季節、緑豊かな川の景色がきれい。
11時29分、岡山到着。ここで下車。
なんとか予定通り午前中に岡山まで来れたけど、高知はまだまだ先。ここから「南風9号」に乗り換えていよいよ四国へ…。