2019年1月5日<2>
宿毛から普通列車を乗り継いで高知に到着。次に乗るのは「南風20号」岡山行き。
今夜の「サンライズ瀬戸」乗り継ぎには少々時間が早いけど、景色がいい土讃線は明るいうちに通りたいのでこの列車を選択。西日本とはいえ、この時期は日没が早いので。
阿波池田を出て吉野川を渡ると列車は登坂。
山間部を抜け琴平が近付くと車窓は夕暮れ。四国最終日に迎える夕暮れは、初日のウキウキ気分とは異なり寂しさMAX。
4分遅れの17時8分、宇多津に到着。ここで下車。
「南風20号」岡山に向けて発車。ここから約30分の待ち合わせで「いしづち24号」に乗り換え。
しかし、快速「サンポート南風リレー」がこのあとすぐ来るらしい。特急券放棄して快速で早く行くべきか、優雅に特急で行くか。さすがに30分も待つとなると悩む、とはならず、「サンポート」で行くことに即決。
一応サイバーステーションで「いしづち24号」の空席状況を確認すると「〇」。乗りたくても乗れない人がいないことを確認して最終決定。
5分遅れの17時12分、「サンポート南風リレー」到着。車内は満員で立ちながら、坂出でBOXシートが空いて着席成功。大荷物抱えている時はやはり立ちはきつい。
若干遅れが縮まった17時34分頃、終点高松到着。「サンライズ瀬戸」までは4時間弱。高松でゆっくりできる。
ということで、行きと同じく宇多津‐高松の追加運賃を支払い改札を出てやってきたのは、こちらも行きに寄った「めりけんや」さん。
今回注文したのは釜玉うどん(小)+塩こんぶ天。釜あげうどんに卵が付いた釜玉うどんに、店員さんの案内で醤油をかけて食べる。
以前食べた時は醤油をかけるのを知らずそのまま食べていた。初めて醤油をかけて食べると、美味~い。これは釜あげうどんが今後の定番になりそうなインパクト。
「サンライズ」の車内で夜食を食べたいので小にしたけど、これは大でも特大でもいけそう。醤油をかけて食べるのを知らなかったのが悔やまれる。
うどんを食べて満足したところで、次は夜行列車乗車前の儀式へ。
高松駅から徒歩約20分、18時30分頃に到着したのは「サンライズ瀬戸」乗車前の個人的定番「ニューグランデみまつ」さん。こちらで温泉に入らせて頂く。
入浴料500円でフェイスタオル付き。なかなかお得。ホテルのお風呂ながら、夕食時間のせいかこの時間は入浴者が少なく、ほぼ貸し切り60分コースで温泉を満喫。いや~いい湯だった。大荷物を抱えていたら、風呂上がりにフロントで従業員の方に声をかけられる。
ホテル「これからお帰りですか?」
自分「はい、東京まで帰ります」
ホテル「高速バスですか?」
自分「サンライズ瀬戸です」
ホテル「サンライズですか、いいですね~、実はここのホテルはサンライズ瀬戸が舞台となったサスペンスドラマの撮影でキャストの皆さんが宿泊したんですが、協力ホテルとしてドラマの最後にホテルの名前がテレビに出たりしまして」
自分「そうだったんですか、こちらのホテルが撮影の舞台になったんですか?」
ホテル「いえ、宿泊なさっただけです、ははは…」
そんな会話を交わして、20時頃ホテルをあとに。こういう小さなやりとりもまた旅の思い出。
高松駅へ戻る道中、暗い中ライトアップされる高松城。この夜景を見ると「いよいよ四国を離れる時」という感情に襲われる。
今遠征中ずっと聴いてる中島美嘉さんの「TOUGH」を聴きながら、暗い夜道をとぼとぼ高松駅へ。あ~帰りたくない。