2017年8月15日
中筋川を後にして平田駅に到着。あっと言う間だった四国の4日間。名残惜しみつつ帰路に着く。
14時44分発、普通中村行きに乗車。単行の車内は満員。車窓にきれいな田園風景と中筋川を見ながら進む。昨年に比べ今年の中筋川は難しかった。あの白濁した水が気になる。台風5号の影響のみであればいいけど。
15時4分、中村に到着。ここから6分の待ち合わせ、隣のホームに入線済みの「南風24号アンパンマン列車」に乗り換え。
やや遅れて中村を発車。後川を見ながらさっそくビール。あ~美味い。
しかし四国の川は水がきれいだし魚が多い。列車の中から川を見ると魚が見えることが多く驚く。
しばらくすると検札。土佐くろしお鉄道の乗務員さん。今日は「南風24号」で高知まで行き「しまんと6号」に乗り換え、坂出で「サンライズ瀬戸」に乗り継ぐ予定。
「南風24号」で宇多津まで行き「サンポート」に乗り換えてもいいけど、坂出か高松まで特急で行かないと「サンライズ瀬戸」との乗継割引は受けれないので。
「南風24号」と「しまんと6号」は高知‐宇多津間併結運転。
窪川を過ぎ土讃線を爆走で進む。須崎付近ではきれいな海が見える。やがて市街地に入り高知に近付いてきた。高知からは前に増結される「しまんと6号」に乗り換える為、下車の準備。ここで車内放送。
「本日は車両運用上の都合により、高知から『しまんと6号』は連結しません」
なにーっ?運休ってこと?さらに車内放送「坂出・高松へ行かれるお客様はこのまま乗車頂き宇多津で乗り換えとなります」。
そう言われても「南風24号」の指定席は高知までしかとってないし、自由席に乗り換えろってこと?空いてるのか?
「『しまんと6号』の特急券をお持ちのお客様は駅員にお申し出下さい」とのアナウンス。そんなことしてたら自由席とれないな。救済処置もあるかわからないし。多分無いだろう。高知で降りる人は多いはずだからデッキでスタンバッて、高知からの乗客が乗って来る前に席をとるしかない。
すぐさま自由席のデッキに移動。そして列車は高知に到着。予想通り多くの乗客が下車。下車客が降りるのを待って自由席に突撃!おおーっ、僅かに空いてる。何とか窓側ゲット!
その後高知からの乗客で自由席は一気に満員。立ち客発生。あ~助かった。しかし本来なら「しまんと6号」の指定席で優雅にビール飲んで過ごす予定だったのに。結局ビールも買いにいけないし、この混雑ではトイレも行けず。
列車は数分遅れて高知を発車。ここでこの先の行程を思案。「サンライズ」乗車前のお清め(入浴)をどこでするか?当初は坂出で普通列車に乗り換え鴨川まで行き城山温泉に寄る予定だったけど、宇多津で乗り換えるならそのまま宇多津で降りて四国健康村に行った方がいいか。宇多津なら途中下車可能で追加運賃もかからないし。
列車は美しい大歩危峡を行く。阿波池田でも結構な乗車があり自由席はかなりの混雑。
山間部を抜け多度津で予讃線に合流。西の空にはきれいな夕焼け。ここで車内放送「宇多津から坂出・高松へ行かれるお客様、宇多津で臨時列車の高松行きにお乗り換え下さい」。おっ、救済列車が運行されるらしい。車両は?
4分程遅れた19時10分、宇多津に到着。ここで下車。そして向かいのホームには臨時高松行き。なんと8600系だった。8600系乗ってみたかったけど乗っても隣の坂出までだし。予定通り宇多津で途中下車。
ここで下車するのは初めて。宇多津のシンボル「ゴールドタワー」を見ながら歩くこと約20分、四国健康村に到着。
初めて来た。温泉ではなく健康ランド。3時間コースの入浴料700円を支払って館内へ。あのヒリヒリ風呂で有名な黎明薬湯がある。体を洗ってさっそくこの薬湯に浸かる。久々の黎明薬湯。うっかり長湯すると悶絶級のヒリヒリが襲ってくるのを知ってるので、こまめに出たり入ったりを繰り返す。しかしそれでも、あ~きた!もう無理。
ここで大きなテレビが付いている露天風呂へ。阪神‐広島戦が放映されてる。ゆっくり浸かりたいところだけどそろそろ時間。結局40分程しかいられず。しかし汗を流していい気分。お清め完了。
<四国健康村>★★★☆☆
泉質:- 眺め:C 癒し:A コスパ:B
温泉ではないけど多彩な風呂があって楽しめる。炭酸泉もあるけど泡付きが弱くちょっと物足りない。そして黎明薬湯は長湯注意。食事処もあるので風呂上がりにビールとセットで舌鼓も可能。。3時間コース700円。1日コース1300円。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。
退館してイオンタウンに寄りビールと夕食を購入。入浴もできるしイオンもあって、「サンライズ瀬戸」乗車前に宇多津途中下車はなかなかいい感じ。
駅に戻り21時6分発の普通列車に乗って坂出に到着。「サンライズ」までは35分程の待ち時間。釣りした後のまま乱れていた荷物の整理をして待つ。坂出はエアコンが効いた待合室がホームにあるので助かる。
そして定刻21時43分、「サンライズ瀬戸」東京行き到着。無事に運行されてまずは一安心。8号車シングル2階に乗車。
「いしづち102号」が遅れて来た為、坂出を数分遅れて発車。瀬戸大橋に向かう。
しばらくすると瀬戸大橋に突入。黒い海と海面に映る街灯が幻想的。部屋の照明を消してボーッと眺める。きれいだけど、楽しかった四国が離れていく。複雑な心境。
瀬戸大橋上で車掌さんの検札。坂出からだとだいたいこのタイミング。
検札が終わるとビールタイム。暑さでカラカラだった喉にヱビスビールが染み渡る。至福の瞬間。
瀬戸大橋を渡り児島を過ぎて、やがてビル群が見えてくると岡山に到着。「サンライズ出雲」連結の為しばらく停車。
例により8号車の連結部にはギャラリーが多数集結。間もなく車内に連結の衝撃が伝わり連結完了。ギャラリーは三々五々散っていく。これもいつもの光景。
そして列車は岡山を定刻発車。山陽本線を爆走で進む。この頃ビール500ml×3本完飲。不思議と寝台列車ではいつも以上に飲める。これくらい飲むと程よく睡魔が襲ってきてよく眠れる。
山陽本線山間部を爆走で駆け抜け姫路に到着。そろそろ眠くなってきた。しかし明石海峡大橋は見たい。
夜の加古川を渡る。ここでサンライズ浴衣に着替え。就寝態勢に入る。
明石を通過してしばらくすると、見えてきた!明石海峡大橋。ライトアップされていて今日もきれい。午前0時で消灯されるので「サンライズ」が少しでも遅延するとライトアップは見れないけど、今日は定刻通過で無事鑑賞。この直後、舞子を通過する頃に0時を迎えて一気に消灯された。
しかしこれで満足。ブラインドを降ろして、「サンライズ」の軽やかなジョイント音を聞きながら就寝。zzz…。