2018年9月21日
昨日の雨は上がり、阿南の街は薄曇り。昨日に続き昼の部は桑野川下流域へ。ここまでまともな釣果を出せていない桑野川。昨日逃したデカバスを取り戻すべく、ホテルを出発し今日も延々歩く。
午前10時スタートフィッシング。水位は昨日とほぼ同じ。時々ボラのライズがあるのみでバスの気配は無し。
まずはウェイクマジックで表層探索。昨日のような事がないよう、他のルアーからフックを拝借し交換。なんとかこれで1バイトを得たい。
しかし、投げても投げてもまーったく反応無し。やはり昨日は雨パワーによるバイトだったのか。途中で4incグラブのテトラ撃ちにシフト。歩いて歩いて撃ちまくるも、完全ノーバイト。桑野川に翻弄され続ける。
午後になると急速に増水し始め、テトラが水没してきた。水が動けば魚も動く。テトラに入ってくるバスはいないか。
と、ここで初の見えバス。30cmくらいのサイズ。1匹でのんびり泳いでいてスイッチオフ状態。見えないけど、他のバスもこんな感じかも。これは無理か。悪あがきでシャッドを投入。これでもバイトは無く、おまけに根掛かりロスト。心が折れた。降参。
15時30分、ストップフィッシング。結局3日間桑野川で釣りして、釣れたのはニゴイ1匹。お手上げ。
とりあえず遅い昼食。帰り道にある「HIRO」さんで中華そば(小)とビール。昨日に続いての白系徳島ラーメン。桑野川は激辛だったけど、ラーメンに癒される。
さて夜の部のシーバスはどうするか?昨日までの感じだと桑野川は厳しいかも。今日もノーフィッシュなら釣り旅成立危機。思い切って場所を変えてみる。
阿南から牟岐線に乗車。
10分弱で阿波橘に到着。ここから徒歩で、予備スポットとして考えていた橘港へ。
徒歩15分で橘港到着。何とかここでノーフィッシュを逃れたい。18時、祈るような気持ちで夜の部スタート。
初めて来た場所なので水深がわからず。まずはアルカリジグヘッドで水深を確認。10mはありそう。となれば、レンジバイブを投入し中層探索。
コンッ!
うおっ、何か当たった。ボラの群れ?いやライズが全く無いし、スレではなく喰ってきた感触。何だかわからないけど、ドキドキしながら再びキャスト。
ゴゴンッ!
今度はフッキング!ついにキターッ!シーバスか?何としてもキャッチしたい。何度も追い合わせを入れる。しかし感触からするとシーバスではなさそう。意外にすんなり岸壁間際まで寄ってきた。ここで一気に抜き上げ!
その魚は、タチウオ!
釣りビジョンではよく見ていたタチウオ。初めて釣った。シーバスじゃなかったけど嬉しいと同時に安堵の1匹。サイズは手尺で60cm位。タチオウとしては小型。
持ち帰って刺身で食べたいけど、捌き方もわからないし道具も無し。隣のエサ釣りおじさんにもらってくれるか尋ねたところ「喜んで」とのことだったので、おじさんに譲渡。
こちらのおじさんもタチウオ狙いとのことで、「どんどん持ってきて」。
タチウオは群れでいるので、チャンスはまだあるはず。釣りを再開すると、再びゴゴンッ!
2匹目。時合到来中。
ギンギラギンで本当に刀のような姿。こちらもサイズは60cm程。隣のおじさんに渡すと、「こっちも釣れたよ」。
まだいけるか?急いでキャストするとまたゴゴンッ!やばい~。楽しい~。
3匹目。これは今日一番大きい70cmサイズ。
この鋭い歯。フィッシュイーターのタチウオが群れで来るとベイトは一気に逃げてしまうのか、タチウオの時合は短い。
また隣のおじさんに渡して急いでキャストするも、急速に気配が無くなり時合終了。20分位だったか。本当に一瞬の時合。ものにできてよかった~。
19時30分頃、隣のおじさんご帰宅。「ありがとう、またちょうだいね」。こういうのも釣り旅の楽しさ。
その後自分もキャストを続け、1バイトあったものの乗せられず。
20時30分、ストップフィッシング。虫よけを塗っていたにも関わらずあちこち蚊に刺された。しかしなんとかノーフィッシュを逃れて釣り旅成立。ホッとした。
牟岐線に乗り阿南に帰還。ホテルに戻りビールタイム。
阿南の夜も今夜が最後。明日は早くも帰路へ。楽しい時間はあっと言う間に過ぎていくな~。