2017年1月28日
久々の土日休みとなった週末、関西にいる間にぜひ乗りたいと思っていた「サンダーバード」で能登半島の和倉温泉に向かいます。
特急列車専用の大阪駅11番線はどこか優雅な雰囲気に包まれています。
10時ちょっと過ぎに681系「サンダーバード15号」入線。
北陸新幹線金沢開業により飛び地となってしまった七尾線。この「和倉温泉サンダーバード」も無くなってしまうかと思いきや、何とか生き延びていてくれました。
1号車のグリーン車に乗車。冬休みの「スーパーはくと」以来、グリーン車にはまりました。
定刻10時12分、大阪を発車。「指定・グリーン共に満席」の車内アナウンスが流れます。
自由席は結構混んでそうですがグリーン車は優雅な空間。さっそくビールを開けます。カップホルダーも豪華仕様。しかし、あら?あると思っていたコンセントが無い。たしか「サンダーバード」グリーン車は「全車にコンセント設置する」とJR西日本の告知で見た覚えがありますが、この車両はまだ設置前だったようで…。ちょっと損した気分。
京都を過ぎ湖西線に入ると、先日の大雪の名残で一面雪景色。
琵琶湖が見えてきました。水平線が見えます。
初めて通る湖西線。雪景色の琵琶湖は超絶きれい。
やがて北陸本線と合流します。
敦賀で乗務員さん交代。
以前大阪から乗った米原周りの急行「きたぐに」は、この辺り深夜の通過だったので全く記憶にありませんが、この敦賀前後の雪景色はなかなか圧巻です。
進行右手に立山連峰が見えてきました。
かつては同じ景色が見れたはずの「トワイライトエクスプレス」に思いを馳せてしまいます。
12時56分、金沢に到着。多くの人が降りるかと思いきや、グリーン車の乗客はほとんど降りません。和倉温泉率が高いです。金沢止まりの後ろ3両切り離しで10分少々停車。ホームに降りてみます。
IRいしかわ鉄道の車両。一目でわかるこの顔は、JR西日本一大勢力223系の交直両用バージョン、521系。「IRいしかわ」や「あいの風とやま」にもこの車両が投入されているとは知りませんでした。山陰本線にも223系が走っていたし、今や西日本電化区間の顔。自分にとっては好きな車両ですので嬉しいですけど。
列車は切り離しを終え金沢を発車。津幡からIRいしかわ鉄道を離れ七尾線に入ります。
久々の七尾線。8年振りくらい。すっかり雪が無い能登半島を、今も変わらず大きなジョイント音を響かせながら行きます。
14時1分、七尾。「花嫁のれん号」?いつの間にかそんな列車が運行されているようです。北陸新幹線に興味がわかず金沢付近の列車事情もほとんど知らないまま来たら、これは浦島太郎状態です。
14時7分、終点和倉温泉到着。
快適だった「サンダーバード」グリーン車の旅終了。
8年振りの和倉温泉。この駅舎もほとんど記憶がありません。こんなきれいだったかな?ここから約2kmの道のり、和倉温泉街を目指します。
歩くこと約25分、和倉温泉総湯に到着。和倉の日帰り温泉と言えばやはり総湯。数年毎にリニューアルされているようで、こちらも8年前に来た時の記憶とは結びつきません。入浴券を購入し浴室へ。洗い場も浴槽もとてもきれい。土曜の午後だけあって人が多いです。体を洗い終え露天風呂へ直行。42℃くらいでやや熱め。さすが源泉温度が80℃以上ある和倉温泉、かと思いきや、どうやら循環加温されているようです。しかし湯船には飲泉可能な源泉が注がれて、塩素臭がする事もなく源泉の良さが十分活かされています。源泉をなめると強い苦味と塩味。飲泉する際は薄めた方がよさそうです。能登の冷たい空気の中で露天風呂を堪能。1時間30分コースで満喫しました。
<和倉温泉 総湯>★★★★☆
泉質:B 眺め:B 癒し:B コスパ:A
有名温泉にありがちな塩素臭プンプンなんて事はなく、和倉温泉の良さを銭湯並みの低料金で味わえます。湯上りに広い休憩室も完備。料金440円。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。
総湯を出て再び和倉の温泉街を歩きホテルに向かいます。
本日のお宿は「ホテルα‐1能登和倉」。ここも8年振り。
部屋からは七尾西湾のオーシャンビュー。この景色だけはよく覚えている。
夕暮れの和倉温泉街を眺めながら風呂上りのビール。最高。