メンタルヘルスではない。
数日放置してあった ジャスミンの残り香「アラブの春」が変えたもの 田原 牧 集英社刊を読み終えた。第一章をよんでいるうちは 退屈なルポだなぁ・・と感じていたのだが 第二章あたりからがぜん面白くなってきた。以前 イスラームを知る四つの扉・・って本を借りたのだが あれはイスラムに関する基礎知識みたいな本であんまり面白くなかった。今予約にイスラム国の正体なんてのを入れてあるのだけれど このジャスミンの残り香は 混沌とした中東情勢の経緯を詳しく書いてある。今や 世間はISIL一辺倒なのだが ISILが生まれる下地になった中東での権力闘争が この本では述べられていて 組織の関係なんか 非常に複雑で難解なのだが これを読むことで現在の中東の混沌が見えてくるのである。我々にとっては ISILなど対岸の火事くらいでしかない(二人死んでもだ)なのだが この本は中東についてのかなり正確な知識を与えてくれる。対岸の火事だからどうでもいい・・という意見もあろうが 堤未果の政府は必ず嘘をつく・・と共通する部分もあって これは必読であろう。しばらく札幌で遊びほうけていたので いい刺激になった。これは買うべき本だな・・と思ってあとがき見たら開高健ノンフィクション賞受賞となってる。むべなるかな・・なのである。
数日放置してあった ジャスミンの残り香「アラブの春」が変えたもの 田原 牧 集英社刊を読み終えた。第一章をよんでいるうちは 退屈なルポだなぁ・・と感じていたのだが 第二章あたりからがぜん面白くなってきた。以前 イスラームを知る四つの扉・・って本を借りたのだが あれはイスラムに関する基礎知識みたいな本であんまり面白くなかった。今予約にイスラム国の正体なんてのを入れてあるのだけれど このジャスミンの残り香は 混沌とした中東情勢の経緯を詳しく書いてある。今や 世間はISIL一辺倒なのだが ISILが生まれる下地になった中東での権力闘争が この本では述べられていて 組織の関係なんか 非常に複雑で難解なのだが これを読むことで現在の中東の混沌が見えてくるのである。我々にとっては ISILなど対岸の火事くらいでしかない(二人死んでもだ)なのだが この本は中東についてのかなり正確な知識を与えてくれる。対岸の火事だからどうでもいい・・という意見もあろうが 堤未果の政府は必ず嘘をつく・・と共通する部分もあって これは必読であろう。しばらく札幌で遊びほうけていたので いい刺激になった。これは買うべき本だな・・と思ってあとがき見たら開高健ノンフィクション賞受賞となってる。むべなるかな・・なのである。