amazonのカートに入れてる 全国ゲストハウスガイド 実業之日本社刊 2017年初版が手元にある。買おうかと思ってたら図書館にあったので買う前に見ておこうと借りてきたのだけど・・最近は出かけると言えば 部屋探しに京都に行くだけなので すでに4年落ちのガイドブックを買ってもなぁ・・と思う。まあ見てると一泊2500円から3700円 2食ついて6000円とか。普段使ってる京都のゲストハウスは載ってないから全部を網羅してるわけではない。で 新本なら1980円 古書でも1000円を超える。今回のコロナ騒動で潰れた・潰れるゲストハウスも多いだろうし 京都でも観光でもビジネスでもないホテルが5000円からある現実を考えると ゲストハウスのメリットって何?って感じだ。まあ あたしは不動産屋巡りで行くだけなんでゲストハウスのドミトリーで十分だし連泊すれば安くなるから使ってるだけで 嫁はんと行く時は普通にダブルをとるから 2500円を超えるゲストハウスの存在意義って何?って感じである。旅人同士の交流がーとか キッチン使えるから自炊して宴会ーとかいうのも数日の旅ならいいんだろうけど あたしみたいな目的で京都行ってると意味が無い。で 全国350の宿が載ってるのかも知れんが 今は京都しか行かないし 他に行きたいのは歩きお遍路だから宿坊になってしまう。スマホ持ってりゃ こんなガイド本抱えて行かなくても最新の情報が手に入るし バイクで旅してた時も 常に飛び込みだったし やっぱりいらない本なのである。
酷い。友人宅でピザ食べながらTV観てたらwowowでスペースバトルシップヤマト まああの宇宙戦艦ヤマトの実写版をやってたんで 他にいいのが無かったんで途中から観てたんだが これが泡吹くくらいに酷い。古代がキムタクで雪が黒木メイサ・・って時点でもう終わってます状態なのだが2009年制作の2010年公開だから 10年前だから仕方ないか?とは思うが 松本零士も草葉の陰で頭抱えてるだろう・・ってまだご存命ですがw 格納庫はどこかのフェリーだろうな・・と思ったら伊勢湾フェリーだし ダムでもロケ 後は全部セットだが これがもういかにもハリボテ感満載で笑っちゃうと通り越して情けない。2010年と言えば洋画では もうCGばんばん使ってクオリティの高い作品作ってたのに 低予算でやるとこんなに酷いものができるのか・・って思う。日活ロマンポルノ並みの予算じゃなかろうか。まあ原作は大ヒットしたTVアニメだ。これにあやかって同じ穴のドジョウを狙ったところが もう邦画は国内しか見てないな‥と思う。まあ漫画原作の実写版が酷いのは今に始まったことではない。若い人は知らないだろうが 手塚治虫の鉄腕アトムにも実写版があった。肌色の肉襦袢+ヘルメット+花火・・という恐ろしくお粗末な代物で数年後にアニメ版が出て子供たちが熱狂した。当時はアニメがそこまでの技術がなかったから 実写版が先に作られたわけだが。実写版アトムが出て6年後に宇宙家族ロビンソン(原題はロスト イン スペース リメイクもされたのはご存じかと思う) 翌年にはSFの金字塔になるスタートレック(邦題 宇宙大作戦)がスタートする。1966年だ。まあ 前後して アーウィン・アレンのタイムトンネルやら原潜シービュー号なんかがあって 1977年のスターウォーズに続くわけだ。まあスターウォーズって未来の騎士物語だから SFという感じでは無いが。西洋チャンバラと西部劇がごっちゃになった未来のお話という位置づけ。まあ スタートレックにしてもセットのハリボテ感はあるのだが それを意識させないところがジーン・ロッデンベリーはうまい。オリジナルは当然として ネクストジェネレーション・DS9•ヴォイジャー•エンタープライズ・ディスカバリーと観てきたが どれも最新の技術を使ってるが 話としてオリジナルに勝てないのは仕方ないが映像や設定は見事だ。やっぱりアメリカ映画のSFってすごいな・・と思う。予算半端なく使ってるしその時代からはるか先の技術を見据えてるところがすごい。ペラペラのアメコミヒーローものが実写で成功するのは 資金力と手を抜かないところにある。さて ヤマトだがスターウォーズから30年以上新しいのに 映像は1959年の実写版アトムとほぼ変わらんのが情けない。演技にいたっては昭和のツッパリ映画以下。海外では話題にもならなかったから邦画の凋落具合は酷いもんだと思う。邦画は 前に書いた蜩ノ記あたりを時代考証をしっかりしてきっちり金をかけていい役者(演技のできる役者という意味だ)を使って原作に忠実に作れば世界でも勝負できると思うんだが・・・まあ あたしはアニオタなので 高橋留美子もヤマトもそれなりに楽しんだしわけのわからんエヴァもそれなりに面白かった。が 漫画でヒットしたものを実写にして成功したためしはないのは50年以上前に証明されてるのに懲りんなぁ・・と思う。邦画が衰退するのもむべなるかな・・である。鬼滅の刃あたりが実写化されそうでヤバイんだがあれはどうでもいい。森見作品の有頂天家族や四畳半神話体系 西尾維新の物語シリーズあたりが毒牙にかからなきゃ好きに作って自滅してくれりゃいいと思う(そもそもやれる役者がいないw)。懲りずに銀魂の実写版で大コケしてるから何も学んでないのも 邦画は終わったいい見本だろう。まーそもそも演技のできる役者がいない・・というのが問題だし ちゃんとした脚本を書ける人がいないのも問題。おまけに金も技術も無いとくれば 実写の邦画は小津や黒沢で終わってるのだろう。最近日経で岸恵子が連載で書いてたが もうあんな名優を望むのは無理なんだろう。