田舎暮らし

先日京都の田舎で自給自足の田舎暮らししてる家族の番組をやってたが　映像的には明日にでも移住したくなるような素晴らしい田舎の風景でおまけに京都。どこだろうとぐぐってみたら　南丹市ｗ　花脊や美山とか　住みたくなる田舎はいっぱいあるけど　どこもバス停から数キロ・・とかバスそのものが通ってないところが多い。田舎ってそういうもんだけどね。あたしも若いいころ山梨の山奥で山暮らししてたけど　ここも最後のバス停から歩けば1時間以上の登りだ。商店なんかなんもないから車が無いと生活できない。まして　あたしみたいに時間が生死を分けるような病気すると救急車来るまで30分手術ができる大きな病院まで1時間では　ほぼ仏様確定だ。もうすぐＧＷだが今の若い人は　飛行機や新幹線でさっと行くのが主流だけど　あたしは昔は夜行　今は夜行高速バスやローカル線各停でだらだら行くのが好き。観光地行かないで　その辺の田舎の駅前食堂で変り映えしない定食でも食べて　ただぶらぶらするのが好きなので　そういう旅番組を好んで観てるのだけど　もう駅前に店が無い　ゴーストタウンかと思えるような光景がほとんどなので　若い子はみんな都会に行きたがるのがよくわかる。大人でも　呑むかやるか・・しか楽しみが無いわけで　そりゃ土地は安いから若くして戸建てに住めるだろうが　ろくな仕事も無いし農家ならもれなくジジババがついてくる。ただ通過するだけの旅人なら　何もないがロマンだけはある・・という環境も素敵だが　そこで何十年も暮らして行くとなると相当の覚悟がいるわけで　経験してる身から言えば田舎はリスクがありすぎる。あたしは中央線沿線なので５～10分間隔で電車が来るし　0時回ってもまだ電車はあるが　地方ローカル線は1日8便　終電　ディーゼルだけど20時とか・・村営バスとか朝と晩に2本ずつとか普通なので東京を経験しちゃうと無理だ。ちなみに　先の南丹市の築120年の農家だけど農地がついて　新車1台くらいの値段だそうだ。汲み取りのお便所でもいい人はどうぞ。

川越

東京はどこに行っても古い町並みはない。東京大空襲で焦土と化したから仕方ないけど。都内の下町に行けば昭和の街並みもあるみたいだけど　そこで暮らしたわけでもないからだから何？なので行く気にならない。まあ多摩から行くと600円くらいかかるので・・というのもあるが。さて　距離的にも金額的ににもそそられるのが　埼玉の川越。時の鐘のある通りはなかなか風情がありそうで　日帰りでぶらぶらしに行くのも悪くないかな・・と思ってた。1時間くらいで行けるからちょいとお散歩くらいだ。彼女が出社したので暇でＴＶつけてたら　松平健と行く川越みたいなグルメ番組をやってたのでぼーっと見てたんだが　正直げんなり・・　まああの古い町並みはあそこだけで　川越全体があんな風情のある街ってわけではないとは思ってたが・・観光客がわらわらは　まあいい。番組の企画が食べ歩き・・で　ミニのうな丼だの歩きながら食べるというみっともないことをしてる。あたしは昭和だからか京都が長かったからかも知れないけど　モノ食べながら歩く・・てみっともない・・と言われて育ってきたしそう思うのでしない。まあ京都も観光地で多少そういうのはあるけどあそこまで露骨じゃない。ちゃんとお店で座るもんだ。まあ　お手軽観光地にそこまで求めるのは酷かもしれないけど　なんでも京都と比べちゃうからいかんのだろうけど　関西はもっと節度が・・と言いたいが大阪はルールなんか無いしｗ　ああいうのは下品・・て思う時点でおっさんだろ・・と言われそうだが　無理なものは無理。というわけで近いけど川越行かないだろうな・・と思う。ＧＷは関西にいるけど　見事なまで観光地には行かない。住んでた仕事してた・・というのもあるけど京都は日常が楽しい。わかりやすく言えば森見登美彦の世界観がリアルにそこにある。観光京都でなくて学生京都やら働く京都が好きだ。

帯状疱疹

先々週あたりから脇腹が痛いので気になってたんだが　先週気が付いたら左側の背中から脇腹にかけて発疹が出てて　ああ帯状疱疹だな・・と。すぐに医者に行った方が良かったのだが黄砂だの大雨だの越えなきゃいけない障壁が多かったのと　メンタルがボロボロで　定期で行かなきゃ死ぬかも・・の循環器ですら行けないので無理だ。でまあ昨日必死の覚悟で行ってきたのだけど通ってるのは内科・循環器なんで2か月ごとの通院のついでに聞いて来よう・・だったんだが　話しして患部を見せたら　うちでもやれますよ　薬出しますか？と言われて　抗ウィルス薬のアメナリーフってのが出た。1日1回で5日分で保険適用で1200円といいお値段だが　初回飲んだだけだが　気分30%くらい改善されてる気がする。痒くて痛いのだけど保冷剤当ててると我慢できる程度までおさまるのだけど　体が温まってくると痒いのが増幅して2時間寝てられない。でぶつぶつ起きては冷やしてるのでおしっこに行ってもうへとへとだったんで期待してるがいい感じ。これ潜伏してたヘルペスウィルスが体力が落ちてると暴れて発症するのだが　顔にできると失明することもあるので　おかしいと思ったら早いうちに医者に行かれた方がいいだろう。皮膚科に行け・・とアナウンスされてるけど　あたしみたいに内科でも診てくれる。放置しててもそのうち治るんだけど　跡が残ったり後遺症が残るのが7割とか言われてるんで　素直に行きましょう。未だに体が温まると気が狂うほど痒いので　肌寒いが半袖Ｔシャツ1枚である。最近ではワクチンもあるので　個人的にはコロナよりこっちだろう・・と思う。

一汁一菜でよいという提案

土井 善晴著　グラフィック社刊　2016年初版（単行本）192P　1650円
どこかの書評から拾った本だが　amazonのレビューが1333もあるので買おうか・・と思ったがまずは図書館。単行本と　2021年に新潮社から再発された文庫があるのだけど文庫が935円とお高いので　これの古本をお薦めしたい。内容的には土井さんの家庭の料理について思うところを書いてるわけで レシピ本ではない。あたしは男子だけど　昔から料理してたので　三度のご飯が女子の大きな負担になるというのはわかってる。　家庭のご飯が好きで外食は味を盗みに行く程度・・と言えば格好はいいが貧乏だっただけだ。著者は有名な料理人だが　大阪の人だから基本が家庭のご飯・・てとこに好感が持てる。ただレビューにもあったのだけど　土井流食の新興宗教的な要素もある。育ち盛りの子供に一汁一菜は無理だろう。これを押し通すなら食育か虐待しか無いと思うのだが。先日　ＴＶで京都の草喰なかひがしのご主人が出てたけど　まあ行ったことはないけど調べたら一人3万3千円～らしいｗ　まあ絶対美味しいとは思うけど　どう考えてもうちの2か月分の食費だ。たまには美味しいものを食べてないと味覚が後退するとか言われるけど　あたしは京都なら千円でお釣りがくる百万遍のハイライト食堂のジャンボチキンカツ定食が美味しいと思うので　そんな高級な料理で無くていい。まあ安くできてるのか　味音痴なのかのどっちかだろうけど　彼女と毎日美味しいご飯が食べれたらそれでいいから料理は苦にならない。かなり売れた本なんで　どこの図書館にもあると思うので　借りて読んでから考えたらいいかと。個人的に面白かったのは　後ろの方の”和食を初期化する”というところ。みんな食に対する考え方は違うだろうし　これが正論てのは無いけど　なんでもできあいで賄える時代だが　なんでも手作りしてた時代に学ぶとびっくりするほど美味しかったりする。あたしも最近鰹節屋で鰹節1本買って自分で削ってる。削り器がいるので　まずはお店で削ってもらうといいだろう。　削りたて食べると鰹節ってこんなにすごかったのか・・パックの鰹節てなんなの？と思うだろう。昔は普通にしてたのにね。