為の本。おだまり、ローズ ロジーナ・ハリソン著 白水社刊 2014年初版。定価2400円もする本なうえ一般受けするものでは無いので出てから6年以上たってるのに1000円を切らない。もう2年ぐらい迷ってたんだが どういうわけか図書館で検索したらあったので借りてきた。これも読みたかった本なので350ページもある分厚い本なのだが一気に読んでしまった。20世紀初頭からアスター子爵家の子爵婦人付きメイドだった人の書いた本。戦後子爵婦人が亡くなるまでのメイドの目から見た英国上流階級の様々とそれを支えた人たちの記録である。まあ英国 みんな大体アメリカを見て生きてるんだろうけどアメリカ自体が英国がネィティブを侵略してできた国なので 広義で言えばアメリカ人の祖先は英国人である。アスター子爵家自体もアメリカの出で それが英国の上流階級で爵位まで持つんだから 20世紀って本当に混沌とした時代だったんだな・・と思う。20世紀の新しいこと まあ音楽もファッションも英国から始まり 壮大な田舎のアメリカに広まるわけで 昭和の人はみんな 文化は英国から・・という認識だったと思う ビートルズに始まるUKポップからピンクフロイドのようなプログレッシブロックまで 全ては英国から始まり アメリカで分化して日本になだれ込んできたわけで あたしはやっぱり英国が好きである。まあ同じ島国ってこともあるし 乗ってる車が古い英車のスポーツカーだし バイクだってそりゃイージーライダーの世代だからハーレーのチョッパーは嫌いじゃないけど やっぱりノートンやトライアンフやBSAが好き。車も昨今ではドイツ車が幅をきかせてるが ロータスやジャガー アストン MGなんかが好き。政治も象徴としての英国王室を頂点とするのも日本と似てるし 古いものを大事にし華美に走らない国民気質も好きだ。まあそういうわけで 本書は うちらの知らない英国の上流階級を内側から見た本としては秀悦である。これもちょっと迷ったが あっさりamazonでポチした。コロナの影響で京都に行けないので これくらいのストレス解消はいいだろう・・という勝手な思い込みであるw まあ誰にでもお薦めできる本ではない。決してお安くはないので 英国大好きの人だけ 手に取ってみられることをお薦めする。図書館にあればラッキーだろう。
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