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既に

2020-06-19 10:42:09 | メンタルヘルス
古書である。ページが茶色いw ハードカバーなのに糸綴じだ。何でもみてやろう 小田実著 河出書房刊 69年初版 73年18刷である。著者の小田実と言えば 東大出の日本の作家・政治活動家 1932-2007年だから既に彼岸の人である。本書 58年にフルブライト留学生でアメリカに渡ったのち2年にわたって西回りで帰国したまあ貧乏旅行エッセイ。小田実と言えばべ平連の代表だが・・べ平連てなんだ?と言われたら ベトナムに平和を!市民連合の通称だが 平成の人だと?・・となると思う。まあ近代の歴史で学ぶベトナム戦争・・うーんそれすら紙の上でしか知らないと思うが 今はベトナムと言えば日本の衣類とかの生産地になってたりするのだが 当時は現在の朝鮮半島と同じように南北ベトナムに別れ 南は西側 主にアメリカの支援 北は中国・ソ連の支援で戦争してたわけだ。それが60年代から80年代まで続いた内戦なのだが(結局北が勝って ベトナムは社会主義国家になった) これに反対する活動をしてたわけ。まあ 平成生まれの人なら過去の歴史・・てだけだろうが 昭和の世代なら色々思うところはあるだろう。まあ 当時まだ固定レートで1ドル360円の時代だったはずで 持ち出せる外貨も制限があったはず。200ドルと帰国用航空券懐にアメリカに渡り帰りに1日1ドルで貧乏旅行したのだから すごいと言えばすごい。出されてからもう50年以上たつのだが 当時のアメリカで男性同性愛者をゲイと呼んでいたとこなんかすさまじく先をいった話も出てくる。日本は昭和の終わりくらいまで ホモ・・って呼んでたんだから。まあ そういうことはどうでもいいが今読んでも面白い。もっと若いうちに読んでおくべきだったな・・とは思うが でまぁ 小田実 多くの人に影響を与えた人なので 文庫版(今は講談社)の古書をポチった。茶色い本が来ないことを祈るのみだ。
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