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京ことばの辞典

2022-09-02 01:27:36 | メンタルヘルス
大原 穣子著 研究社刊 2008年初版 214P 音声CD2枚付 2750円
まだ在庫があるらしくamazonで新本が買える。新本で無くてもいいので マケプレやヤフオクを見てみたんだが800~1200円くらいしか安くない。面倒なことにこれ 音声CD2枚付なので 古本だとこれが無くて1400円とかお高い。さてなんで欲しいか?というと 京友禅の現場で働いてたんで そこの地元のパートのおばちゃんたちや職人さんと話すから自然に普通の京ことばが身につく。 ただ高齢の方相手だとわからない部分があって そこを埋めたい。言葉ってアクセントやイントネーションがわからないと機械翻訳の自動音声みたいで気色悪いので音声CD2枚ついてるのは大きい。 図書館検索したらあるので今手元にあるのだが これはあかん。というのは 著者の大原さんて 1935年生まれだからいいのだが 経歴見たら大阪の方で方言指導者(京ことば・大阪ことば・広島ことば)、女優。ドラマの方言を考える会」世話人代表。・・てこれはやばい。京都のくるみ座て劇団に10年いたそうだが。大阪人だからあかん・・というのではなく あくまでも方言指導者から見た京ことばなので・・というわけ。京都ー大阪って電車で1時間もかからない(東京だと新宿ー立川くらい)のだけど 言葉は大きく違う。大阪は商人の街なので 物言いが直接的なので 東京から見るときつい・えげつないといわれる。東京みたいに 何考えてるかわからん方がええのか? 京都は御所ことばもあるけど戦乱の中で生きざる得ない時代が多かったので 露骨に本音を言うと命にかかわるのもあって 言葉があいまいでやわかい。それが本意かどうかは 背景とかアクセントとかイントネーションで判別するしかないわけで それができない人は京都の人はいけずや・・と言う。で 本書辞典なので接尾語で色々変わるバリエーションまで載ってるのはいいが辞典としては使いにくい。あたしは半分くらい京都なので TVで京都出身で無い役者が京ことばを喋ってると生理的に無理。台本や演技指導の方が頑張ってるとは思うが アクセント・イントネーション・間の取り方とか どこの京都?リトル・キョートか?という感じ。この添付CD最初の数分間聴いただけで この気色悪い感がてんこもり。録音はご本人がされてるが抑揚が無さ過ぎるしアクセントも弱い。個人的な感想なのでほかの方はどう思われるか知らんけど これは俳優が話す京ことばであって 地元のおばちゃんらが話す言葉では無い。買う気満々やったけどCD聴いたら4割くらいまで盛り下がってる。
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