私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

先に

2019-04-05 16:52:41 | メンタルヘルス
読んだ上野千鶴子氏のみんなおひとりさま・・の前に書かれた本。おひとりさまの老後 上野千鶴子著 法研刊 平成19年・・というから2007年初版。結論から先に言えば この本は面白い・・というかめちゃくちゃ面白い。ようこそシングルライフへ~から どこでどう暮らす だれとどうつきあうか おカネはどうするか どんな介護を受けるか どんな風に終わるか・・とまあこれ一冊読めば千鶴子流の人生の終わり方がきれいに見える。これ書き下ろしらしいのだが やっぱり京大がらみは 頭の構造が違うらしい。最近の週刊誌は相続だの墓だのの特集が多くて 結構うんざりする。内容がどろどろしていて いかに得をするか?という方向で書かれてるので正直嫌な話のオンパレードだ。が 本書は詳細なノウハウこそ書いてないし もう12年も前の本だから時代に即して無いけど 我々が老後を迎えるにあたって どう考えればいいのか明確に示しているところがすごい。まあ 騙されたと思って図書館で借りてくるなりamazonで買えばいいと思う。あたしは図書館で借りて面白かったのでamazonで買った。1円である。送料256円だから計257円。嫁はんにも読ませたいので買ったわけだが 某英国オタクの本とは違って中身が濃いのである。
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資料と

2019-04-02 17:26:14 | メンタルヘルス
しては面白いかも知れないが・・・ブルージーンズの文化史 出石尚三著 監修・協力リーバイ・ストラウス・ジャパン NTT出版刊 2009年初版である。281ページ 2800円 言ってしまえばジーンズという服飾文化の記録である。有名人や映画スター・ミュージシャン・デザイナーがどうジーンズを取り上げてきたか?という考察本。あたしが年頃のころは みんなジーンズはいてたし ヒッピー文化の中でジーンズの位置づけてどうなってたのだろう?という興味はあったのだが そこら辺は全くなくて肩透かしである。まあ 当時からリーバイスはお金持ち専用の高級品 みんなはいてたのがビッグジョン・エドウィン・ラングラー・ブルーウェイ・ハーフなんかだったわけで。特にハーフはまた上が浅くシルエットがシャープなので格好よく履くには大変な苦労がいった代物だがw まあ正装がジーンズなので何十本も持ってるのだが 年々体形に問題が出てきて死蔵してるのもある。あと4センチウェストを落とせば かなり履けるんだがw あたしにとってのジーンズは人生の大きな位置を占めてるから もう一生手放すことはないだろう。ジーンズはあたしの生き方そのものである。あースーツは礼服入れても3着しかないし 普通のパンツは一本もないのでw 本書は資料的意味しかない。買うまでも無いだろう。それに監修がリーバイス・・ってのがどうも気に入らないw
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これは

2019-04-02 11:49:36 | メンタルヘルス
面白い。みんな「おひとりさま」 上野千鶴子著 青灯社刊 2012年初版。クイズダービーに出てた田嶋陽子氏みたいな男はみんな敵 みんなブチ殺せみたいな感情的な過激さはないが 言葉に重みのある社会学の東大教授の書いた本。あーなんかわかるな・・と思ったら京大卒である。京都を特別視するわけではないけど 京大というのは実に多様な人材を育ててるな・・と思う。東大は官僚を京大は学者を育てる・・という点で違うのだがw 内容は社会における女性学だが成熟・遊び・友情・介護・老後・・と女性が直面する問題をわかりやすく過激に静かに論じてらっしゃるw 井形慶子の本を何冊か読んだ後でこういうのを読むと 一服の清涼剤みたいで実に面白い。後半は対談でセックスの話題なんかも出てくるのだが 特別面白いのが5章の団塊世代はどこへ?という質疑応答である。まあ 女性の社会学の本だから男子はいらねーよ そんなもんと言うだろうが この最終章を読むだけの為に買っても十分意義があると思う。団塊世代・団塊ジュニア・ロスジェネ・ネオリベあたりにぴんときたら買われるといいだろう。もっともこの最終章 先に出た おひとりさまの老後についての質疑応答みたいな感じなんで こちらも併せて読まれることをお薦めする。とにかく 柔らかいが論理的にばっさばっさとぶった切っていくところは 下手な小説より痛快である。
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たまには

2019-04-02 11:22:14 | メンタルヘルス
変わったものを読もう。World’s Best 10 Trails シェルパ斉藤の世界10大トレイル紀行 斉藤政喜著 山と渓谷社刊 2012年初版。小学館のBE-PALという雑誌でお馴染みのアウトドアトラベルライターのシェルパ斉藤氏が海外のトレイルを歩いた紀行記。半日もあれば読めてしまうので暇つぶしにはいいかと思う。アウトドアをやらない人には 車で行けるところをなぜ重い荷物を背負って 雨が降ったら濡れて行かなきゃいかんのか?と思うがw まあそこら辺は個人の趣味である。危険がいっぱいの冬山や春山を単独行して滑落してお亡くなりになった人が今年もいっぱいでたけど それでも自然は呼ぶ。それにこたえるように出かけていく人と繁華街で美味しい料理と酒を求めて出かけていく人の違いであって どっちがいいとか悪いとかいう問題ではない。さて斉藤氏 随分前からBE-PALに連載持ってたし あたしもアウトドア志向が強いから山暮らししてたのでよく知ってる。まあさっぱりとした文体で淡々と書いているのあーでアウトドア初心者には読みやすいだろう。まあアウトドアといっても 植村直己氏のように秘境に行きたがる人や 岩壁が好きな人 ただ山暮らしがしたい人 ほとんど放浪者のようなバックパッカーと色々で それぞれが好きな道を行けばいいと思ってる。あたしは バイク+アウトドアでまあ半ばアウトロー的な旅を経験(とはいっても普通に宿は取ってたから単なるライダーなのだが)してきた関係で あたしが行き着いたのは山暮らしである。斉藤氏も自宅は八ヶ岳山麓らしいし・・大きなミニバンにブランド物の大きな装備を積み込んでの休日アウトドアというのもお気楽でいいとは思うが やっぱり自分の足で歩くとか 自転車とか バイクとかで土地の空気の中を行くのはいいものである。まあ まずやってみることだろう。それが自分に向かないと思えば酒場放浪記でもいいのだからw 昔からBE-PALは買ってたのだが 次第にギア重視・・というか まあ時計で言えばロレックスつーか 服で言えばブランドというか そういうモノに走る雑誌になってしまい買うのは止めた。とりあえず最初はホームセンターの980円の寝袋でも2980円の怪しいテントでもいいかと思う。まずは始めてみることだ。BE-PAL 昔野田友佑氏がコラム書いてたころはそれなりに面白かった。山と渓谷みたいな本格登山ではなく 野遊びを楽しむ雑誌だったころは面白かったけど 最近のを友人が貸してくれるが面白くもなんともない。おまけに価格が2倍くらいになってるし・・元号が令和と変わるそうだが 昭和の時代はスマホもTVゲームも無かったからみんな野山で遊んでたわけで そういう元悪ガキには面白い雑誌だったが 平成あたりから金かけて遊ぶ趣味みたくなってだんだんつまらなくなって残念である。昭和は遠くなりにけりだ。
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GW前の

2019-04-01 10:05:21 | メンタルヘルス
井形慶子はこれで最後。なぜイギリス人は貯金500万で幸せに暮らせるのか?イギリス式中流老後のつくり方 井形慶子著 講談社刊 2016年初版 本書 前書きの時点でもう結論が書いてあるw 英国では住宅・貯蓄・年金などの資産を総括して500万以下なら手厚い社会保障があり老人ホームの費用なんか全額国費らしい。資産200万以下なら車があろうが生活保護で十分暮らしていけるそうである。最初に結論を書いちゃってるので 前書きの後は いかに豊か(精神的にだ)な老後を送ってるか B&Bのオーナーや映画スター 農場主の話でだらだらひきのばして 最後は素敵な友人と社会奉仕で・・としめくくる。まあ 最後の部分はいいけど どれだけ引き伸ばせば単行本にできるか?というのを意識して書かれた本である。しかし井形氏の本というのは どれを読んでも上から目線の どう?私見る目があるでしょ?これが本物よ?英国は最高よ・・という感じで どの本も金太郎飴状態である。どこを切っても あたしはすごい・・という断面が出てくるから恐れ入る。更には 昨日お花見もかねて図書館まで行ってきたのだが 井形氏の本は43冊収蔵されてるのだが 39冊が貸し出し中。残ってる4冊を借り出して来て昨日・今日と読んだのだけど どれも内容が変わり映えしないのである。ラーメンで言えば味噌か醤油かとんこつかくらいの違いしかない。あたしの街は文教都市なんだが こんなつまらん本を39人も借りてるのか?と呆れる。まああたしもこないだから6冊借りてるからえらそうなことは言えんのだがw
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