私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

2024-02-08 08:36:21 | メンタルヘルス
万城目 学著 筑摩書房刊 2010年初版 240P 860円+税 文庫化されてて2013年に角川文庫から出てる。748円だが137ptつくので実質は610円。直木賞の候補になったらしい。元気な小1、かのこちゃんの活躍。気高いアカトラの猫、マドレーヌ夫人の冒険。誰もが通り過ぎた日々が輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心に染みわたる。奇想天外×静かな感動=万城目ワールドの進化とamazonの解説にあるが マドレーヌ夫人てアカトラの猫で年老いた14歳の柴の玄三郎が夫だ。二人は会話ができる。マドレーヌは猫股になれて人に乗り移れる能力があって 玄三郎の為に色々する。かのこちゃんにはすずちゃんという親友がいて 学校生活・彼女との別離 そして玄三郎との別れ 夫を亡くしたマドレーヌは放浪にに出るのか? まあ 別れがテーマの心温まる小説。小品ながらよくできてる。文庫の古書が1円なんで図書館に無ければほっこりできるので買われたらいいだろう。あたしは一応カートには入れたけど当分保留。
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南岸低気圧

2024-02-07 02:11:27 | 日記
日曜から大荒れで月曜は高速は封鎖になるは 特急は運休 高速バスの軒並み運休で東京は大混乱だった。彼女は自営なんで雪なんで今日は行けません・・とクライアントに電話して在宅勤務だからいいのだが。あたしは・・というと気圧なのか気温なのかわからんが 頭の上に5トンの重りが乗ってるみたいで何もできない。本読むだけでも一苦労で他になにもできない状態で一日中横になってるしかない。やっかいな体だなぁ・・と思うが メンタルやられてる人はこんなんでもダメになるのを少しだけわかって欲しいな・・と思う。
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京都から日帰りできる美しい昔町

2024-02-07 01:45:59 | メンタルヘルス
ビプロㇲ刊 2000年初版 159P 1429円+税
これも長い間amazonのカートに入ってたんだが 非常に良いが手ごろな値段で出たのでポチった。369円だったが今見たら730円とお高い。京都ベースで動いているのでこういう本は有難い。紹介されてるのは 宇治・花背・美山・丹波篠山・奈良町・今井町で 要は懐かしい昔の日本ばかりだ。なので古い本だけど良書。大昔にJTBのパックで北海道行ったことがあるので しつこくパンフレットを送ってくるのだが 2泊3日で一人7万~からと 二人で行くと死にそうなお値段。バイクで動いてた時は とにかく安ければいい・・でぼろいビジネスやラブホかも・・みたいな怪しいところばっかり使ってたんで まともな宿ってこんなに高いのね・・と再認識した次第だ。彼女はごっつぉが出てきて温泉が希望だが あたしはシャワーが浴びれて寝れたらなんでもいいので なら日帰りできるところがいいよね・・と言う話で本書だ。街中で遊ばない旅ならこういうのもアリだが誰にでも薦められるものではないことは言うまでもない。
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はじめての茶の湯―和のお稽古book

2024-02-07 01:24:56 | メンタルヘルス
北見宗幸監修 成美堂出版刊 2005年初版 95P 1000円+税
もう20年近く前の本・・というかMOOKをなんで今更?と思われる人も多いだろう。ずっとamazonのカートにはいってたのだけど底値で非常に良いが出たのでポチった。1円で送料240円なので241円だからジャンプより安いだろう。20年近く前の本でも お茶やお花 お香 着物の世界って何も変わらないのでこれで充分。ざっと見た限り表なのか裏なのかわからないが ほぼ全編写真でとてもわかりやすい。ここで言っておきたいのは この本を全部頭に入れてその通りにできればお茶事を完璧にこなせるわけではない。あたしは京友禅の職人してたからお茶席に呼ばれる可能性が全く無いとも言えないので最低限を頭に入れておけば恥はかくだろうが赤っ恥をかかなくて済む・・からというレベル。まあ出版が誠美堂だし 撮影は新宿の茶道会館 生菓子は新宿の源太 干菓子は吉祥寺の亀谷万年堂・・てあんたw 監修の北見さんて裏の人らしい。おかんがお稽古してたのは表で 表と裏って色々違うみたいだが 最低限の基礎知識があれば恥で済んで赤っ恥にならない・という基礎の基礎の本。お茶席なんか関係ないよー呼ばれないし行かないもん・・という人がほとんどだと思うのでお薦めはしないが。部屋で自己流で安いお茶碗で薄茶たてることがあるので このお値段なら買って損はないだろうと個人的に思うだけだ。
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寿町のひとびと

2024-02-06 14:23:58 | メンタルヘルス
山田清機著 朝日新聞出版刊 2020年初版 368P 1980円 文庫化もされてて1155円
本書は朝日新聞出版のPR誌「一冊の本」に2016~2019年まで連載していたものをまとめたもの。取材には6年かけたそうな。帯に ここは異界か、現代日本の最後の砦か。・・とあるのだが 内容的にはそんな感じ。大阪の釜ヶ崎 東京の山谷は有名だが ここは知らなかった。寿町を入れて日本の三大ドヤだそうだ。わずか200m×300mほどの町の中に120軒ものドヤが犇めくそうで 昭和の人なら想像できるだろうが 今の若い人にはわからないだろうなぁ・・と思う。簡易宿泊所・路上生活・昼間から呑むあぶれた人達・・とまあ ドヤ共通の話だが あくまでもこちら側から見た話なので それぞれの向こう側から見た絵はどうなってるかはわからない。ヘビーな内容なのが想像できたので 軽い万城目を読みながら少しずつ読んでたのだが やっぱりヘビーで深夜に呑みながらでないと読めなかった。ドヤのルポではあるけれど こちら側の支援者を掘り下げた内容が中心となるのは仕方がないが 中心となってるのは学生運動から左翼 宗教 ジェンダーと色々試行錯誤してたどりついた人が多いので そういう読み方をすれば昭和の尖がった人たちは今何をしてるのか?という読み方もできるので興味深い。本書もう出てから4年なので 古本がそろそろ下がってきてもいいのだが 未だに千円前後をうろついてるので買うか?と言われたら図書館にあるからもう少し待つ・・としか言えない。それに繰り返し読むとか本棚に置いておきたいか?と言われると微妙なのだ。文句なしに良書だけど あの時代を知らない人には単なる貧困の話に読めるだろう。あとがきにもあるが 本書が出た4年前に 街の中核をになってた日雇い労働者のおっちゃんたちが高齢化して 街も普通の街に変わりつつあるそうで 遅かれ早かれ再開発の波に飲み込まれて消えていく街だ。横浜の街中でもあり大手デベロッパーがほっておくわけがないからだ。買って読めとは言わないが図書館にあるなら是非読んでいただきたい。
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