私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

プリンセス・トヨトミ

2024-02-16 05:32:35 | メンタルヘルス
万城目 学著 文藝春秋刊 2008年初版 512P 既に単行本は絶版で新本は文庫のみ。当時1571円+税
急性大動脈乖離で肺と脳に行く大動脈がやられたんで かなり記憶が飛んでるので 買ってはいるのだが記憶が怪しい。探したんだが見つからないので図書館で借りる万城目の山に追加した。万城目さんて大阪だから大阪を舞台にした話は流石に上手い・・というか面白い。2011年に映画化もされたんで観られた方も多いと思う。関西人だと納得する書き方だが よそから見ると大阪=アホというイメージだろうが物言いはきついけど商人の街なんで角が立たない様にうまいこというのが大阪 どちらとも取れるように言うのが京都。京阪で1時間の距離だが随分違う。森見さんは奈良なんで 地元の話を書かせると上手い。森見さんは京大の農 万城目さんは法という違いはあるにせよ 京都の話はどっちもおもろい。がどちらも東京に出てきてからが良くない。まあそれは置いといて・・万城目さんを通しで読んでみて文句なしに面白かったと言える最後がこのプリンセス・トヨトミなのだ。ファンタジーなんだけど実話でもありそうな・・というところが関西人には面白いのだろう。で 結局彼女にも読ませたいので底値で古書を買った。これは本棚に入れたい本だったのだ。
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ヒトコブラクダ層ぜっと 上・下

2024-02-11 16:05:29 | メンタルヘルス
万城目 学著 幻冬舎刊 2021年初版 上445P 下490P それぞれ1980円なので 当然両方買わなきゃならんので 3960円てことになるのだが・・不思議なことにamazonで見ても下巻は既に売ってない。更に新本がほぼ30%オフの値段になってるので増刷されなかったんだろう。代わりに ヒトコブラクダ層戦争と改題されて 上・下2分冊で文庫化されてる。それぞれ957円だから 上下買っても1900円ちょい。元々は小説幻冬に2017~2021年まで連載されてたものを加筆修正して単行本化したらしい。図書館で借りたんだが通しで935Pもあるし買えば4000円近いわけで萎える。売れなかったんだろう。そもそも単行本としてではなく 出版社の文芸本の連載だから仕方ないだろうが。ここんとこ4冊ほど万城目さん読んでるがハズレかな?と思いきや意外と面白い。古代歴史ロマンファンタジー万城目ワールドなわけで 上巻はなかなか面白くていい出来だ。テンポもいいのだが下巻に入ると途端にテンポが悪い。妙に説明臭いというか無理に引き延ばしてる感じがして密度が薄いのだ。ひたすらバトルシーンが続くのでうんざり。最初に大体の構想をたてて資料を集めて書き始めたんだろうが 息切れしたのか連載の最後の締め切りに向けて字数を稼いでるような気がしてまだるっこしい。謎解きは後1/3あたりから始まる。これから読む人にネタバレしたら悪いんで書かないけど主人公となる3兄弟は何故か特殊能力を持ってるのでスーパーヒーローモノみたで 最初からやばいんだが。イラクのPKOに派遣されて砂漠での話が始まるのだけど 陸自は作戦中まで階級をつけて呼ぶのか? 特殊作戦中の海兵隊が所属がわかるもんつけてていいん?糧食にハムサンド?ロケットランチャーの弾1個だけ? 途中から陸自の広報の三尉が加わってるが 部下を無事帰還させる・・と言い張るのもおかしいし PKOでも小銃は可能なはずだから違和感満載。結局誰も死なないのは ファンタジーだから仕方ないとしてもオチも含めて絶対こうなる・・が見えちゃってその通りにになる。950P徹夜して読んでこれかよ?というのが正直なところ。更に腹立たしいのはこの絶版となった単行本の上下セットのサイン本がamazonで1万5千円前後の高値で出てるところだ。欲しい人は文庫でどうぞ。読んでみたい人は図書館でどうぞ・・としか言えません。8月の・・も順番待ちだが期待できそうにないなぁ・・
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バベル九朔

2024-02-09 00:19:09 | メンタルヘルス
万城目 学著 角川書店刊 2016年初版 430P 裏表紙を見ると1600円+税だがamazonでは1039円w
万城目さん こんなん書いてたんか?と言うぐらい知らない。それもそのはず 2015~2016に文芸カドカワに連鎖されてたものを単行本化したもの。個人的な感想から言わせてもらえるなら毎月の締め切りのために油汗かいてマス目を埋めたような話で結局力尽きて投げ捨てたような終わり方で なんじゃこれ?だ。図書館の本だからいいけど 万城目ファンが買ってたら怒るぞ・・。amazonには 俺を追ってくるのは、夢か? カラスか? 作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。 てなってるが まあダークファンタジーだが面白くない。作家とはいえ 書けない時もあるだろうが酷すぎる。京都で学生時代を送った作家が最初にやるのは 京都の大学生をネタにした話で 万城目さんも森見さんも京大なんで 京都ベースの話はいいできだが いろんな話が書ける作家に脱皮しようとすると失敗するぽい。森見さんも夜行や熱帯で必死に脱出しようとしたが力尽きた。万城目さんはトヨトミあたりで限界が来たぽい。それしか書けない作家 あたしの好きな片岡義男さんは自分の領域で全力出してるのでハズレはないんで安心して片岡ワールドにひたれる。というわけで本書はamazonで古書が1円からあるのを見ればわかる。図書館でやめとけ・・て本
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富士千歳 しぼりたて生原酒

2024-02-08 09:39:58 | 日記
京都左京の小さな蔵のお酒。京都の酒蔵って伏見に集中してて 黄桜・金鵄正宗・招徳・松竹梅・月桂冠・英勲などの大有名どころがごろごろあるのだけど 個人的にはもっぱら増田德兵衞商店の月の桂が好き。大阪の実家から京阪で京都に入るので駅は出町柳だ。出町柳から川端通を5分ほど下った所に小さな蔵があるので行ってみてはまった。ここ純米大吟醸の神蔵や金閣・銀閣の御用酒なんかも仕込んでるのだが 神楽は恐ろしくいいお値段なので問題外。試しに買った富士千歳しぼりたてが抜群に美味しいので 最近はこればっか。行った時に買って帰ればいいんだろうが キャリー+ザックなので高速バスでは無理。幸いオンラインショップがあるので登録してネットで買ってる。最近では2日に2升頼んで昨日来た。大雪で物流がぐちゃぐちゃになってたんで遅れたみたいだが ゆうパックで来たのだが 宅配は民間業者が下請けしてるらしく若いにーちゃーんが不機嫌そうな顔してお届けものでーす・・と来た。一応客商売なんだから へらへらしろとは言わんが 不機嫌そうな顔するなよ・・と思ったりもする。夜に早速友人に声かけて呑んだのだがやっぱり美味い。日本酒好きな人は東北や日本海側の米どころの米が主張するどっしりとした酒が一番と言うが あれは味の濃い料理ならいいのだが 京料理の出汁味の素材を生かした薄味の料理だと 酒が主張しすぎてよろしくない。この富士千歳はさらりとしながらも米の甘さもありの清涼感のある酒なので料理の味を邪魔しないので良い。比叡の伏流水を仕込みに使ってるそうで貴船の水の酒とでも言えばいいかも。一升で2750円 2升買って東京まで送ると7000円近いが それだけの価値はある。これ限定酒なので晩秋になるとSOLD OUTになってネットでは買えなくなるのだが 地元用は別に確保してるらしく蔵のショップに行くと買えるのでこの時も送った。小さな蔵なんで大量生産できないし すれば味が落ちるのでこれはこれでいいかと。オンラインショップはこちら。松井酒造株式會社 300年の歴史のある蔵だそうだが マークは松に化学式を組み合わせたもので隣は京大だから古くて新しいというところ。京都市内唯一の蔵だそうだが 伏見も京都市よ?とか御土居の内側 つまり上京・中京・下京以外は京都じゃ無い・・という話は置いといてw 是非一度お試しあれ。
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ザ・万字固め

2024-02-08 08:37:05 | メンタルヘルス
万城目 学著 ミシマ社刊 2013年初版 245P 1500円+税 古書は未だに1000円超えてて信じられない。
amazonでは この面白さ、何者? エッセイをこえた超エッセイ本!・・とあるけど 前出のザ・万歩計より更に酷い。万城目さん エッセイの才能はゼロだな・・と思う。元々はwebの記事をまとめたものだが webならなんじゃこれ?で済むが本ならタダじゃないしこの値段だ。東京電力の株に1千万くらいつぎ込んで東日本大震災で福島第一が事故って700万を超える損を出した話なんか載ってるが 作家って儲かるのね・・と思う反面1650円も出して読みたい話ではない。作家としての万城目さんはそれなりの成果を出してるのだが 人としての万城目さんて 呑み屋でわけのわからんことで盛り上がってる酔っ払いおじさんの話よりつまらない。図書館の本だからいいようなもんだが 買ったら激しく後悔するだろう。悪いことは言わん。これはやめとけ。しかし 本書を出したミシマ社の編集てどんなセンスしてるのか?これ売れると思って出したんだろうが 出版関係者としては終わってるな・・と思う。
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