キツリフネとツリフネソウ

　ツリフネソウ科ツリフネソウ属【キツリフネ】黄釣船、【ツリフネソウ】釣船草。

　黄色と紫色、好対照の花を咲かせるツリフネソウ科の花である。花色以外にも、「キツリフネ」は全体に白っぽく細くふわっとした感じで、「ツリフネソウ」は茎が赤みを帯び節が膨らんでがちっとした感じである。

　　
　　2009.8.22　キツリフネ

　　
　　2009.8.28　ツリフネソウ　共に角田山湯の腰口で

ツマグロオオヨコバイ

　何て派手な、と言うか、おもちゃチックな模様だろう。林道脇で見かけた。「ツマグロヨコバイ」はイネに被害を与えるが、この【ツマグロオオヨコバイ】での被害は聞かない。

　　
　　2009.8.29　角田山湯の腰口大沢林道脇で

ミチノクヨロイグサ

　セリ科シシウド属【ミチノクヨロイグサ】、陸奥鎧草

　角田山周辺に行くたびに、この大きな葉っぱは何だろう。と思いつつも、すぐに忘れてしまう。

　気がかりだが普通にある大葉っぱ。調べたら、どうやらセリ科シシウド属の「ミチノクヨロイグサ」の葉っぱのようだ。葉に毛がない「ミヤマシシウド」。

　しかし、‘ミチノク’と聞いてすぐに私の頭に浮かぶのは「みちのくぅ～一人旅～、月の松島、しぐれの白河～・・・」である。　懐かしいな～　ジョウジー！

　　

　　
　　2009.8.22　角田山湯の腰口登山道入口付近で

　　
　　2009.6.27　角田山五ヶ峠登山口付近で

　　　　　　　　

ボタンヅル

　キンポウゲ科センニンソウ属【ボタンヅル】、牡丹蔓

　盛夏、うだるような炎天下のやぶを覆うように咲く、つる性低木の花。一緒くたに「センニンソウ」と覚えていたが、葉や花も少々違う。これは３出複葉で鋸歯がある「ボタンヅル」のようだ（センニンソウは５出複葉で鋸歯がない）。
　
　　

　　
　　2009.8.22　ボタンヅル　角田浜付近で　　

ゲンノショウコ

　フウロソウ科フウロソウ属【ゲンノショウコ】、現の証拠　

　下痢止めや腹痛に効く生薬、時代劇にも出てきたような気がする。高山植物でお馴染みの「ハクサンフウロ」の仲間である。
　花のアップ二つを見比べると、雄しべ雌しべの様子が違う。先に葯が開いて落ちてから雌しべが裂開するのだとか。どちらも趣がある。


　　

　　
　　2009.8.22　角田山湯の腰口付近で