【根岸あやめ園】 ~ペットボトル風車の作り方~
一昨年夏以降、腐食した雑草堆肥中のミミズを求めて、入り込み、徐々に「モグラ穴」が伸びて行き、晩秋にはアヤメ類のウネの中まで入り込んできました。
詳しいことは分かりませんが、これまでの経験(我が家の田のアゼ、畑、庭)によれば、モグラが侵入した土壌表面は極端に穴だらけ凸凹に見苦しくなり、乾燥して樹木や花(作物)は元気がなくなり(水田は細かな水管理が不可能となり)、枯れる物が多く、築き上げたものが台無しとなります。一説によれば、穴による乾燥や水漏れだけではなく、直接植物根に被害を与えている場合も多いとか・・
何とかせねばと、まずは「筒型トラップ」‘もぐらキャッチャー'を仕掛けたのですが、全く捕まる気配なし。
虎鋏(とらばさみ)は残酷だし、猫や人間にも被害が出るので控えました(お隣の猫クロチャンは後ろ足がどこかのワナ(虎鋏?)で切断されたようです)。
さすればと言うことで、「ペットボトル風車」を作って、音と振動を土中に与えてみたら、前出のように、意外に優れた効果(本当はどこかに逃げただけです。ごめんなさいね)を示しました。
このペットボトル風車の作成は、1個目は2時間以上かかりましたが、2~3個作ると、あとは手慣れたもので、数分で1個(色づけはさらに数分)出来ます。
今回は、(珍しく)少々長くなりますが、ペットボトルの作り方を紹介します。
2020.10.9 側溝脇のモグラ穴がグングン奥まで伸びていき、この後、畑のウネに
入り込みました。
2022.3.11 2020年冬前に設置した風車の位置に、今春も同数を再設置。
(冬期間は風雪で破損が多いので三分の一程度に減らしています。)
筒型トラップ・・活躍出来ませんでした。 ペットボトル風車
<ペットボトル風車の作り方 一例(私の場合)>
ペットボトルは500か350㎖。底部にカッターで切り込み、ハサミで切り取ります。
切り離した上部と底部 次はハサミでプロペラ部分を縦に切ります
切り込み過ぎないように。
このボトルは4角形なので8等分しました。 約45度(適当)に折り曲げます。
上部(プロペラ部)と底部 底部をプロペラ部の下から押し込みます。
合体後のプロペラ部 底中央に電気ドリルで穴を開けます。
キャップ中央にも穴を開けます。 キャップをしてプロペラ部完成。
軸は番線2.9㎜長さ50㎝くらい。片方を丸くして、木製ビーズ玉1個(たぶん無くても可)。
プロペラ部の底穴から、上部キャップ穴に通して、数㎝余裕を見て直角に折り曲げます。
完成ですが、色づけするとかわいいです。 ポスターカラーマーカー(百均)です。
完成。 径19㎜のハウスパイプ(廃材)に差し込みます。
径24㎜のエスロンパイプ廃材も利用してます。
慣れればとても簡単です。他にも色々な作り方があるようです。動画で公開している人もいます。
買い物はホームセンターと百均です。
カッター、ハサミ、ペンチなど使いますし、番線やPET素材の切り口も鋭利ですので、作業には手袋など怪我には注意しましょう。
このペットボトル風車は、まだ現場(根岸あやめ園)で活躍中ですが、近々すべて撤去する予定です。お疲れさんでした。