18きっぷで会いに行く『日本製』第8弾は、福島県岩瀬郡天栄村。
JR東北本線鏡石駅より、福島交通天栄村役場バス停より徒歩19分。
米・食味分析鑑定コンクール国際大会で5回の金賞(最高賞)と特別優秀賞を
受賞された米農家内山さんのお米に会いに、「道の駅 季の里天栄」を訪ねた。
今回は現場を訪ねることは難しく、何処に行けばそのお米に出会えるかいろいろ考え
道の駅なら天栄村の特産物があるはずと思い、半ばダメ元で出かけた旅だった。
先の食味コンクール国際大会とは、1999年より開催されており新米の食味を
鑑定する世界一大きな大会で、韓国中国米国他6000件ぐらいの応募があるという。
「天栄米」とは、村内の米生産者で立ち上げた「天栄米栽培研究会」で、無農薬、無化学肥料に
拘って作られ、9年連続で金賞と「ゴールドプレミアムライスAAA」の称号も得たブランド米。
しかし内山さんは、手間がかかる上に生産量も少ない完全無農薬、有機肥料の米作りを続けている。
10アール当たり6俵が限度だが、少しでも安全で美味しいお米を届けたいという思いで。
さらに、通年人を雇わず、家族で米作りから出荷までを行っているという。
そんな内山さんのお米が、道の駅 季の里天栄に並んでいて買うことが出来た。
徒歩だったので、3合450gの小さなサイズがあって本当に良かった。^^
今回の旅で思った事は、バスが走っていて良かったという事。
駅から役場まで、行きも帰りも乗客は私一人だったが、34分620円。
このバスが無ければ、今回私がこの場所に行くことは叶わなかったと思う。
バスを待つ間に、役場隣の文化の森の図書館で、暑さを凌いで休ませていただいた。
「歩くんですか?」と道の駅までの方角を玄関先で教えてくれた事務員の方、感謝。
今回は早く帰れる予定だったが、新白河からくる電車が僅か15分遅れたために
繋がるはずの電車に間に合わず、福島駅で3時間近くの待ち時間となってしまった。
新幹線を利用するまでもなく、仙台回りも考えたがじっと福島駅で待つことにした。
ハプニング、これもまた旅なり。