『ANORA アノーラ』(ショーン・ベイカー監督、2024年)を観てきた。
ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。
彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。
パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした二人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚!
幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。
結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。
ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着して・・・
(公式サイトより)
カンヌやらアカデミー賞で賞をいっぱい取ったので、さぞかし素晴らしいだろうと期待して観に行ってきた。
結果は期待外れだった。
18禁映画だから裸やセックス場面は想定していたのでそのことはいい。
そして演じている俳優たちも役に徹していて雰囲気も素晴らしい。
おまけにコメディぽくもあって場面場面が楽しい。
それでも余り評価できないのは、物語りの内容が単純過ぎて、こちらの思い通りの展開でそれでお終い。
要は筋書きに深みがなくって、だからワクワク、ドキドキ感もなくってこちらは途中で疲れてしまった。
つまり、面白いんだけどチョットなぁというやつ。
そう思って見ていると、上映時間も長くってなぁと感じた。
そんな印象の映画だったので、この作品についてはこれでお終い。