瓶花の歌 2022-04-07 | 日記・エッセイ 菜の花、チューリップ程、難儀ないけばな花材はない。生け終わりこれで決まったと思いきや、翌日にはすくと丈を伸ばし花の首があらぬ方を向いている。-----化機の手より奪いとられ瓶の中に置かれるとも、最後まであたしはあるがままに生きる。小気味好い啖呵が聞こえてくる中で、私もまた思うまま、心してその風姿を生ける。