万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4035 ほととぎす3745

2021年07月15日 | 万葉短歌

2021-0715-man4035
万葉短歌4035 ほととぎす3745

ほととぎす いとふ時なし あやめぐさ
かづらにせむ日 こゆ鳴き渡れ  田辺福麻呂

3745     万葉短歌4035 ShuI360 2021-0715-man4035

□ほととぎす いとふときなし あやめぐさ
  かづらにせむひ こゆなきわたれ
○田辺福麻呂(たなべの さきまろ)=06-1048歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第4首。左注に、「右四首田辺史福麻呂」。
【訓注】ほととぎす(保等登芸須)。あやめぐさ(安夜売具左)[「菖蒲。・・・邪気を払う呪物・・・」。用字は、ほかに<菖蒲> など]。かづらにせむ日(かづらにせむひ=加豆良尓勢武日)[「端午の節句五月五日・・・。・・・菖蒲を橘の花などとともに紐に通して縵〔(<鬘(かづら)>か-編者)〕にすること。時鳥との取り合わせの景物とされた」]。こゆ(許由)[ここから]。