万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4044 浜辺より3754

2021年07月24日 | 万葉短歌

2021-0724-man4044
万葉短歌4044 浜辺より3754

浜辺より 我が打ち行かば 海辺より
迎へも来ぬか 海人の釣舟  大伴家持

3754     万葉短歌4044 ShuI389 2021-0724-man4044

□はまへより わがうちゆかば うみへより
  むかへもこぬか あまのつりぶね
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。巻18で作者名のないのは44~45の2首だけ。依拠本にしたがう。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第13首。題詞に、「廿五日徃(ゆくに)布勢水海道中馬上口号(くちずさぶ)二首」。
【訓注】浜辺より(はまへより=波万へ余里)[下記注]。海辺より(うみへより=宇美辺欲利)。海人(あま=安麻)。釣舟(つりぶね=都里夫祢)。
【編者注-へ】原文に平仮名が出現するのは、依拠本原稿で初。底本(西本願寺本)は「波萬部」だが、諸事情によりここは元暦本の「波萬へ」に拠る、と依拠本著者。詳細は依拠本参照。