10月末、夫が亡くなりました。
日ごろから自分たちの葬儀はひっそりと行いたいと思っていましたが葬儀については何もわからず結局、葬儀屋さんに頼ってしまいました。
入院中は今まで握ることの少なかった夫の手を良く握りました。それは長く柔らか い優しい手でした。
一時退院できる話がでたときこれからは健康に生きるため二人でゆっくり歩こうと思っていたのに一週間後に急変したのです。
なんといっても夫の素材の味にこだわる食事は私をとまどわせましたが忙しく飛び回る私の行動はあたたかく見守ってくれていました。
還暦を過ぎて数年後には足が痛いということで外出を好まなくなりましたが3か月前に一緒に関西に行ったのが最後になってしまいました。
思えば健康についての私の助言はなかなか聞き入れずいつも後々になっての病院通いでした。
今、もっと幸せな人生を送らせたかったと思わずにはいられません。
遺影には子供や孫の知らない結婚した当時の写真も挿入しました。