光陰矢の如しなどと呟きながら
古い写真やフイルムをスキャナー駆使して
ようやっとデジタル化しました
消えてしまったモノや残っていたモノ
光の向こうへタイムスリップする
あのひともこのひとも
焚き火のそばで背中をあぶっている
ピースしてポーズする幼い顔たち
カワラ蹴りやナワ跳びや
シャモ(軍鶏)の喧嘩やお地蔵さんや
春はドンコやエノハにユキヤナギ
秋は山グリ酸っぱい木の実
白い光の向こうからやってくる
もう会えない人やモノばかり
カビやキズまでセピア色の懐かしさで
写真の数だけ背中がだんだん重たくなります
大切な思い出は光のアルバムにして
古い写真とネガは断捨離し
一寸の光陰軽んずべからずと背中を鞭うち
明日は明日の風に吹かれて
また新しい風景を探しに行きます