「風の記憶」記事一覧
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桂馬の高とび歩の餌じき
(2024年09月03日 | 「2024 風のファミリー」)
私が子どもの頃、近所には子どもがいっぱい居た。親戚の家でも、そうではな... -
瀬戸の夕なぎ
(2024年08月28日 | 「2024 風のファミリー」)
夏の夕方、大阪では風がぴたりと止まって蒸し暑くなる。昼間の熱気も淀んで... -
トンボの空があった
(2024年08月25日 | 「2024 風のファミリー」)
夏は、空から始まる。もはや太陽の光を遮るものもない。真っ青な空だけがあ... -
雲の日記
(2024年08月19日 | 「2024 風のファミリー」)
小学生の頃の夏休みに、雲の日記というものを始めたことがある。絵日記を書... -
そこには誰もいなかった
(2024年08月15日 | 「2024 風のファミリー」)
騒がしさの中に、静けさがある。見えそうな声と、見えそうでない声がある。... -
釘をぬく夏
(2024年08月13日 | 「2024 風のファミリー」)
学生の頃の夏休み、九州までの帰省の旅費を稼ぐために、解体木材のクギ抜き... -
遠くの花火、近くの花火
(2024年08月07日 | 「2024 風のファミリー」)
幼稚園のお泊り保育の勢いで、その翌日は、孫のいよちゃんがわが家にお泊り... -
いつか、朝顔市の頃
(2024年07月30日 | 「2024 風のファミリー」)
朝顔は朝ごとに新しい花をひらく。日々が新しいということを花に教えられる... -
アサガオの朝がある
(2024年07月25日 | 「2024 風のファミリー」)
きょうも朝があった、と思う。変な感覚だが、朝というものを改めて知る。そ... -
赤土の窓
(2024年07月17日 | 「2024 風のファミリー」)
このところ疲れているのかもしれない。しんどい夢をよく見る。どこか知らな... -
ネズミはどこへ消えたか
(2024年07月11日 | 「2024 風のファミリー」)
いまでは、いちばん古い記憶かもしれない。幼少期、祖父に力づくで押さえつ... -
記憶の川を泳いでいる
(2024年07月05日 | 「2024 風のファミリー」)
大気が湿っぽい今頃の季節になると、ふるさとの川で魚釣りばかりしていた少... -
6月の風
(2024年06月29日 | 「2024 風のファミリー」)
いまは6月の風が吹いている。空は灰色の雨雲に覆われ、風はたっぷり湿って... -
あんたがたどこさ
(2024年06月24日 | 「2024 風のファミリー」)
私が子どもの頃は、子どもたちはみんな、家の前の道路で遊んでいた。ゴム跳... -
木にやどる神
(2024年06月19日 | 「2024 風のファミリー」)
クリスチャンではないので、教会にはあまり縁がないが、旧軽井沢の聖パウロ... -
海の道
(2024年06月13日 | 「2024 風のファミリー」)
姪の結婚式に招待され、九州に帰ってきた。私の九州への道は、瀬戸内海の海... -
ガラス玉遊戯
(2024年06月08日 | 「2024 風のファミリー」)
久しぶりに、孫のいよちゃんに会ったら、前歯が一本なくなっていた。笑った... -
心の旅をしてみる
(2024年06月03日 | 「2024 風のファミリー」)
最近読んだ旅の冊子に載っていた記事... -
花の名前は
(2024年05月28日 | 「2024 風のファミリー」)
キハナ(季華)という名の女の子の孫... -
ひとよ 昼はとほく澄みわたるので
(2024年05月22日 | 「2024 風のファミリー」)
このところ、芳しい若葉の風に誘われるように、ふっと立原道造の詩の断片が蘇ってくる...