話がさかのぼってしまいますが、ずっとココに書き留めておきたい
と思っていたシーンを、今、振り返りながら残しておきたいと思います
パーティー演奏の依頼を頂いたのは、1月末の事でした---
たまたま立ち寄った目黒のカフェで、たまたま私の演奏を聞いて下さったというご縁から、今回のお話が回ってきたのでした
「数曲聞かせて頂いただけなんですけど、選曲も良かったし、演奏の雰囲気も良かったし、まさに今回のパーティーの場にパーフェクトだと思ったのでお願いしてみようと思ったんです」
初めて電話で連絡を取り合った時に、そう言って下さったご婦人の言葉になんだか親近感を感じて、私は何のためらいもなく、お引き受けする事にしたのでした
こう言って下さる方の依頼を頂ける事が、私にとっては言いようの無いくらいに嬉しい事だったのです
会場は、都内老舗ホテル最上階のフレンチレストラン
結婚式以外は、通常、貸切をしないところなのだそうで、私なんかがそんな場所に潜入出来る...(しかも、ピアニストとして!!!)というのは、まさにミラクルだったと言って良いでしょう!
パーティーでのお役目を終えてみて最初に思った事は、
「まだ終わりたくないよぉ...
」でした(笑
あぁ、夢ならずっと覚めないで!
レストラン入り口から、まっすぐ正面の一番突き当たりに、素敵な木目調のグランド・ピアノ...あぁ、今日、私は、このレストランの1番上座にお客様と対面するように座って演奏をするん事になるんだ...
本当に夢のようなシチュエーションにうっとり
でも、現実にうっとり出来たのは、ほんの一瞬で、すぐ控え室に通され、そこで待つことになりました
前菜が済んだ頃、私は、この日の為に気合を入れてドレスアップした姿で会場の1番目立つ場所に登場
幹事役のご婦人にピアニストとして紹介されると、あたたかな拍手で迎えられました
私は自分で緊張を解きほぐすように、余裕の笑顔(のつもり)で、皆さんにゆっくりとお辞儀をしてから演奏を始めたのでした
1曲目、冬のソナタ
「1曲目に是非!」とリクエストを頂いていたこの曲は、やはり甘く切ないメロディーが大勢の方に馴染みがあったようで、いろんな反応が聞こえてきました
(作戦成功!)
これまで、何度もご婦人と打ち合わせしながら今回新たなレパートリーとなった60年代のポップスや映画音楽、そして、既に私のレパートリーであったJAZZスタンダードを織り交ぜて演奏を続け、私はまたと無い機会に心からの幸せをかみ締めながら、心地よいひとときを楽しんだのでした
デザートに入った頃、「そろそろ..」というご婦人の合図で一端区切りをつけると、ご婦人は改めて私を皆さんに紹介をして下さり、私からのプレゼント曲という事で「千の風になって」と「Smile」の最後の2曲を紹介するという、ちょっと粋なはからいをして下さったのでした
この辺の流れも、全てご婦人と私の間での打ち合わせ通りだったのですが、事前にイメージを作る事が出来たおかげで、この大役を本当に何の不安も無く進められた事は、やはりご婦人の気遣いのお陰だなぁと思ったのでした
最後に皆さんにあたたかな拍手と「ブラボー!」の掛け声を頂くと、私はすーっと控え室に消え、着替えを済ませると、普通の人としてスーッと会場を後にしました
なんだか、時間が来て、パッと魔法が解けてしまったような感じでした
そう、まるでシンデレラのような...
今回、私が幸せだなと感じた事は、幹事役のご婦人が本当に音楽を愛してやまない方だったという事...このご婦人にに出会えたという事自体が、私にとって大きな刺激となったと思います
私が、音楽の教育を受けた期間は一般的に見ても短い方だし、その事を私自身が多少なりともコンプレックスに感じているのは事実です
でも、私なりの表現の仕方を模索しながら、私なりの夢を追い続ける上で、今回の経験は、ちょっぴり自信につながりました
本当に幸せな経験でした
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パーティー演奏の依頼を頂いたのは、1月末の事でした---
たまたま立ち寄った目黒のカフェで、たまたま私の演奏を聞いて下さったというご縁から、今回のお話が回ってきたのでした
「数曲聞かせて頂いただけなんですけど、選曲も良かったし、演奏の雰囲気も良かったし、まさに今回のパーティーの場にパーフェクトだと思ったのでお願いしてみようと思ったんです」
初めて電話で連絡を取り合った時に、そう言って下さったご婦人の言葉になんだか親近感を感じて、私は何のためらいもなく、お引き受けする事にしたのでした
こう言って下さる方の依頼を頂ける事が、私にとっては言いようの無いくらいに嬉しい事だったのです
会場は、都内老舗ホテル最上階のフレンチレストラン
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結婚式以外は、通常、貸切をしないところなのだそうで、私なんかがそんな場所に潜入出来る...(しかも、ピアニストとして!!!)というのは、まさにミラクルだったと言って良いでしょう!
パーティーでのお役目を終えてみて最初に思った事は、
「まだ終わりたくないよぉ...
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あぁ、夢ならずっと覚めないで!
レストラン入り口から、まっすぐ正面の一番突き当たりに、素敵な木目調のグランド・ピアノ...あぁ、今日、私は、このレストランの1番上座にお客様と対面するように座って演奏をするん事になるんだ...
本当に夢のようなシチュエーションにうっとり
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でも、現実にうっとり出来たのは、ほんの一瞬で、すぐ控え室に通され、そこで待つことになりました
前菜が済んだ頃、私は、この日の為に気合を入れてドレスアップした姿で会場の1番目立つ場所に登場
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私は自分で緊張を解きほぐすように、余裕の笑顔(のつもり)で、皆さんにゆっくりとお辞儀をしてから演奏を始めたのでした
1曲目、冬のソナタ
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「1曲目に是非!」とリクエストを頂いていたこの曲は、やはり甘く切ないメロディーが大勢の方に馴染みがあったようで、いろんな反応が聞こえてきました
(作戦成功!)
これまで、何度もご婦人と打ち合わせしながら今回新たなレパートリーとなった60年代のポップスや映画音楽、そして、既に私のレパートリーであったJAZZスタンダードを織り交ぜて演奏を続け、私はまたと無い機会に心からの幸せをかみ締めながら、心地よいひとときを楽しんだのでした
デザートに入った頃、「そろそろ..」というご婦人の合図で一端区切りをつけると、ご婦人は改めて私を皆さんに紹介をして下さり、私からのプレゼント曲という事で「千の風になって」と「Smile」の最後の2曲を紹介するという、ちょっと粋なはからいをして下さったのでした
この辺の流れも、全てご婦人と私の間での打ち合わせ通りだったのですが、事前にイメージを作る事が出来たおかげで、この大役を本当に何の不安も無く進められた事は、やはりご婦人の気遣いのお陰だなぁと思ったのでした
最後に皆さんにあたたかな拍手と「ブラボー!」の掛け声を頂くと、私はすーっと控え室に消え、着替えを済ませると、普通の人としてスーッと会場を後にしました
なんだか、時間が来て、パッと魔法が解けてしまったような感じでした
そう、まるでシンデレラのような...
今回、私が幸せだなと感じた事は、幹事役のご婦人が本当に音楽を愛してやまない方だったという事...このご婦人にに出会えたという事自体が、私にとって大きな刺激となったと思います
私が、音楽の教育を受けた期間は一般的に見ても短い方だし、その事を私自身が多少なりともコンプレックスに感じているのは事実です
でも、私なりの表現の仕方を模索しながら、私なりの夢を追い続ける上で、今回の経験は、ちょっぴり自信につながりました
本当に幸せな経験でした