チャレンジする私のために

自分の人生...
夢で終わらせるか、チャレンジしてみるか...
ピアノを再開してピアニストになるまでの軌跡

天職

2019-12-16 | 音楽
演奏を聴いて下さった方から、よく尋ねられるのは、「プロなんですか?」と言う事。
これは、答えるのが難しかったりするし、正直、何の為に聞いているのかなって思う。

私の場合、ボランティアで弾いている場もあるし、仕事としてお金を頂きながら弾いている所とが混在しているけれど、どちらも、聴いて下さる方に楽しんでいただける様にとプロ意識を持って準備したり、弾く事には変わりない。
もう10年以上、そうやって活動しているし、この業界で長くやっていると、皆それぞれ色々なスタイルがあるし、プロとアマチュアの境界線も実はよく分からない。

演奏に対する対価は、この10年お世話になっている事務所を通じていただくお仕事であっても、1円たりともupしていないし、自分で見つけたお仕事でも、お店とギャラ交渉する機会など無く、決まった額で納得出来ない人は、仕事を得られないし、そこだけにこだわり続けると音楽を諦める事になるのかなと思う。

当然、経済的な自立は成り立たなくて、だから皆、副業したりする訳で。
私はそれがヨガであり、どちらが本業と言う事もなく、絶妙なバランスを保ちながら両立している。
それに、やはり夫がいてくれるから続けられている。
そう言う意味では「プロと言えるのかな?」と自分でも疑問はある。
でも、お金を頂いている事には変わりないので、最近は「ハイ!プロです!」と、お答えする様にしている。
そもそもどう言う意図で尋ねられているのかよく分からないけれど、「え?本当に??」などとツッコまれる事もなく、反論される事もなく、特にそれ以上の質問もなく、納得されている様だし、それで良いと思っている。

つい先日、事情があり、ある御二方にBGM演奏のお仕事をご紹介したら断られたのだけど、その理由は、一人目は「BGMの仕事は、ある程度のレパートリーを維持しつつ、新しい曲もどんどん取り入れ続けなくてはならないと言う特殊なスキルが必要だが、今の自分にはその時間的余裕が無い」と言う事だった。
そして、二人目の方は「私も生活がかかっているので、そのギャラでは難しい」と言う事だった。

どちらも仰る通りだ。
そして、「こんな特殊なスキルが必要な仕事だけど、評価されない(お金にならない)」と言う現実が、妙に悲しく思えたりした。

では、「何故、私はこの仕事を続けているんだろう?」と改めて思ったのだけど。

それでもやっぱり好きだから!
やり甲斐を感じているから!

の一言に尽きる✨

たまたま、今月初めに「原点回帰」と言うタイトルでブログを書いていたけれど、そこでも似たような言葉で締めくくっていた。
そこは、ブレていない、信念なんだなと改めて思えた。天職に出会えたと言って良いのかも...

2019年...福岡から横浜に越して来て20年。自分が好きな事を積み重ねて来られた事や、今の自分がある事は、本当に感謝すべき事だと気付く事が出来て良かった...
ピンチだらけだったけど、それがまた今に繋がっているし、1つ1つ乗り越える度に自信に繋がっている✨
支えて下さる皆様への感謝に繋がっている♡
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