よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録044(かみのけ座 M98、M99)

2023-05-02 07:00:00 | M天体

かみのけ座M98、M99、NGC4302、NGC4298

画像①M99渦巻銀河(画像④の該当部トリミング)

M98・M99観望・記録後、一番驚いたのは、おとめ座の銀河で無かったこと『かみのけ座』初めて聞いた(半年前は、RXA124で月しか見たこと無い超初心者です。お許しください)。

感動したのは、M99渦巻銀河の渦巻腕が、かろうじて見えたこと。口径3cmの天体望遠鏡では、銀河はぼやっととしか見えないと思っていた。FMA135よく頑張った。かみのけ座・M99、2度と忘れないだろう。

中西さんの本では、回転花火銀河と呼ばれることもあるとの記述あり(おおぐま座のM101も回転花火銀河と呼ばれるので注意が必要とのこと)。眼視だと口径45cm~50cmの天体望遠鏡で、3本の渦巻腕が見えるかもしれないレベル。ベランダから口径3cmで確認。凄い時代になった。

 

画像②M98渦巻銀河(画像④の該当部分トリミング)

M98は、本によればおとめ座銀河団に属していないとのこと。局所銀河群?、他の資料も調べる。資料により書いてあることがまちまち、英語版Wikipedia の記述を信じて、おとめ座銀河団ということにする。その内に、おとめ座銀河団に興味が湧いて色々調べる。

私たちの銀河:銀河系(the Galaxy)・天の川銀河(Milky Way Galaxy)

局所銀河群:天の川銀河を含む大小50~60個の銀河群

おとめ座銀河団:約1300~2000の銀河を含み、局所銀河群から約20Mパーセクの距離にあると言われている(確定していない)。まあ、遠いということ。

おとめ座超銀河団:局所銀河群やおとめ座銀河団などを含む銀河団、局所銀河群はこの超銀河団の外れの辺境にある。おとめ座銀河団はこの中心にある。そして、おとめ座超銀河団などは、グレート・アトラクターと呼ばれる正体不明の重力源存在に引きつけられている。

(以上、30年前のNHK「銀河宇宙オデッセイ」で覚えた言葉が、今も使われているかWikipedia で確認。取りあえず言葉は今も使われている。良かった。どんどん天文学が発展している様子も理解できた。)

こんなつまらないことをやってる内に、浅田さんの本の口絵の最初のページに、おとめ座銀河団の写真があるとの記述を読む。本を買ったときには、わけのわからない天体写真だったが、今はわかる。

 

画像③NGC4302、NGC4298(画像④の該当部分トリミング・色強調)

画像④(撮影データは最後に記載、視野回転部分をトリミング)

画像④(画像③のFitsファイルをAstapで、プレートソルブ後、Deepsky annaotation処理、α,δ grid 処理)

 

参考資料

1)M99~Wikipedia

2)M98~英語版Wikipedia

3)NGC4302~英語版Wikipedia

4)NGC4298~英語版Wikipedia 

5)銀河系~Wikipedia

6)局所銀河群~Wikipedia

7)おとめ座銀河団~Wikipedia

8)おとめ座超銀河団~Wikipedia

9)グレート・アトラクター~Wikipedia

10) 中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

11) 浅田英夫著「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」地人書館

12) NHKスペシャル 銀河宇宙オデッセイ|番組|NHKアーカイブス

 

撮影データ画像
2023年4月28日第2部
ベランダ観測所
かみのけ座M98、M99、NGC4302、NGC4298
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター(PlayerOne)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでPNG保存
Raw8、Area2712x1538、Offset=20、Gain=300
Exposure=8s×113フレーム
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、自動色補正。PNGファイル保存
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング
花子フォトレタッチ3で、サイズ調整・記入等