かみのけ座M98、M99、NGC4302、NGC4298
画像①M99渦巻銀河(画像④の該当部トリミング)
M98・M99観望・記録後、一番驚いたのは、おとめ座の銀河で無かったこと『かみのけ座』初めて聞いた(半年前は、RXA124で月しか見たこと無い超初心者です。お許しください)。
感動したのは、M99渦巻銀河の渦巻腕が、かろうじて見えたこと。口径3cmの天体望遠鏡では、銀河はぼやっととしか見えないと思っていた。FMA135よく頑張った。かみのけ座・M99、2度と忘れないだろう。
中西さんの本では、回転花火銀河と呼ばれることもあるとの記述あり(おおぐま座のM101も回転花火銀河と呼ばれるので注意が必要とのこと)。眼視だと口径45cm~50cmの天体望遠鏡で、3本の渦巻腕が見えるかもしれないレベル。ベランダから口径3cmで確認。凄い時代になった。
画像②M98渦巻銀河(画像④の該当部分トリミング)
M98は、本によればおとめ座銀河団に属していないとのこと。局所銀河群?、他の資料も調べる。資料により書いてあることがまちまち、英語版Wikipedia の記述を信じて、おとめ座銀河団ということにする。その内に、おとめ座銀河団に興味が湧いて色々調べる。
私たちの銀河:銀河系(the Galaxy)・天の川銀河(Milky Way Galaxy)
局所銀河群:天の川銀河を含む大小50~60個の銀河群
おとめ座銀河団:約1300~2000の銀河を含み、局所銀河群から約20Mパーセクの距離にあると言われている(確定していない)。まあ、遠いということ。
おとめ座超銀河団:局所銀河群やおとめ座銀河団などを含む銀河団、局所銀河群はこの超銀河団の外れの辺境にある。おとめ座銀河団はこの中心にある。そして、おとめ座超銀河団などは、グレート・アトラクターと呼ばれる正体不明の重力源存在に引きつけられている。
(以上、30年前のNHK「銀河宇宙オデッセイ」で覚えた言葉が、今も使われているかWikipedia で確認。取りあえず言葉は今も使われている。良かった。どんどん天文学が発展している様子も理解できた。)
こんなつまらないことをやってる内に、浅田さんの本の口絵の最初のページに、おとめ座銀河団の写真があるとの記述を読む。本を買ったときには、わけのわからない天体写真だったが、今はわかる。
画像③NGC4302、NGC4298(画像④の該当部分トリミング・色強調)
画像④(撮影データは最後に記載、視野回転部分をトリミング)
画像④(画像③のFitsファイルをAstapで、プレートソルブ後、Deepsky annaotation処理、α,δ grid 処理)
参考資料
10) 中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
11) 浅田英夫著「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」地人書館
12) NHKスペシャル 銀河宇宙オデッセイ|番組|NHKアーカイブス