今日は野口種苗の野口勲さんのお話を聴く機会に恵まれた。
全体の流れはミトコンドリア遺伝子の話だったが、注目すべきは①除雄②自家不和合性③雄性不稔と技術が進化する中でF1が確実に拡がっているという事実と雄性不稔と蜂群崩壊症候群(CCD)との関連についての野口さんの独創的な考え方だった。
F1種は・生育が容易で・大きさが揃いやすく・耐性をつくりやすい等の特徴を持ち、固定種は・味がよく・多様であり・収穫期間が長い等とその性格は両極端である。
でも食べる側は・味がしっかりあり、美味しいもの望むはずが、栽培する側は・同じ形や大きさで・味はなくて水っぽくても・栽培期間が短くてすむものの栽培が主になってきている。例えば、大根にしてもほぼ『青首大根』が主流で、みんなが同じ大きさやカタチ、栽培のしやすさが市場を独占し、カブはコカブでも中でも大でも何時でも出荷可能という《コカブ+欧州の飼料カブの掛け合わせ》品種が主になっている。
雄性不稔とは雄しべに花粉ができない、もしくは出来ても受精能力を持たないという突然変異の性格を活用した品種改良で、母親が雄性不稔なら子どもも雄性不稔という生理を活かしたものだが、子孫繁栄のために生育しようとする植物の根本的な原理や受精を促進するミツバチ達の日常の活動に疑問を呈し、あのミツバチたちの大脱走を喚起したのではないかという野口さんの独特の解釈は大変興味深かった。
全体の流れはミトコンドリア遺伝子の話だったが、注目すべきは①除雄②自家不和合性③雄性不稔と技術が進化する中でF1が確実に拡がっているという事実と雄性不稔と蜂群崩壊症候群(CCD)との関連についての野口さんの独創的な考え方だった。
F1種は・生育が容易で・大きさが揃いやすく・耐性をつくりやすい等の特徴を持ち、固定種は・味がよく・多様であり・収穫期間が長い等とその性格は両極端である。
でも食べる側は・味がしっかりあり、美味しいもの望むはずが、栽培する側は・同じ形や大きさで・味はなくて水っぽくても・栽培期間が短くてすむものの栽培が主になってきている。例えば、大根にしてもほぼ『青首大根』が主流で、みんなが同じ大きさやカタチ、栽培のしやすさが市場を独占し、カブはコカブでも中でも大でも何時でも出荷可能という《コカブ+欧州の飼料カブの掛け合わせ》品種が主になっている。
雄性不稔とは雄しべに花粉ができない、もしくは出来ても受精能力を持たないという突然変異の性格を活用した品種改良で、母親が雄性不稔なら子どもも雄性不稔という生理を活かしたものだが、子孫繁栄のために生育しようとする植物の根本的な原理や受精を促進するミツバチ達の日常の活動に疑問を呈し、あのミツバチたちの大脱走を喚起したのではないかという野口さんの独特の解釈は大変興味深かった。