昨年2018年コムギの全DNA配列が初めて明らかになった。コムギの全DNA配列の解明にはかなり時間がかかった。というのはコムギのDNAの全長は非常に長く約170億塩基で、イネの40倍、ヒトの5倍の長さだったことがその原因だ。
このDNAの中には遺伝子として機能しないDNAも含まれており、以前はそれらを「ゴミDNA」というのは言い方をしたが、最近の研究の中でこの「ゴミDNA」も役割を持っているのではないかといわれ始めている。
また、この格段に大きいコムギのゲノム構造は 意外にイネのそれに類似していることも最近明らかになってきた。コムギの染色体のあちらこちらにイネと同じDNA構造が、それもかなりの長さにわたって埋め込まれているという。
DNAをみつめると、彼等の歴史がその中には埋め込まれており、その進化の証がそこには秘められている。
そんな大切なものを、人間の勝手な思惑で書き換え(今回のゲノム編集は切り取りのようなものだと思うが)て良いものだろうか、もっと彼等は真剣に生きている。
このDNAの中には遺伝子として機能しないDNAも含まれており、以前はそれらを「ゴミDNA」というのは言い方をしたが、最近の研究の中でこの「ゴミDNA」も役割を持っているのではないかといわれ始めている。
また、この格段に大きいコムギのゲノム構造は 意外にイネのそれに類似していることも最近明らかになってきた。コムギの染色体のあちらこちらにイネと同じDNA構造が、それもかなりの長さにわたって埋め込まれているという。
DNAをみつめると、彼等の歴史がその中には埋め込まれており、その進化の証がそこには秘められている。
そんな大切なものを、人間の勝手な思惑で書き換え(今回のゲノム編集は切り取りのようなものだと思うが)て良いものだろうか、もっと彼等は真剣に生きている。