百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

調合剤

2009-01-20 21:25:05 | 農業
バイオダイナミック農法で使用する独特の調合剤は、牛糞を牛の角に詰めて冬の間、土の中に埋め込み、発酵させたものです。大きめのバケツにぬるま湯を入れ、この調合剤を少量混ぜます。棒を使ってこれを混ぜ、1時間攪拌して水にエネルギー??を与え、勢い良くうずをつくり、このうずを崩して逆に回す…コトを繰り返すそうです。その時、「元気に育て」と愛情を込めながら??かき混ぜていくと、だんだん水と調合剤が一体となって、水にとろみがでてくると完成のようです。この作業を「ディナミゼーション」と呼び、しっかり調合剤が溶け込んだ水は、堆肥や土壌に振りかけ使用するそうです。


デメター認証とは

2009-01-19 20:29:14 | 農業
「デメター」の歴史は1920年代にまでさかのぼる。
ルドルフ・シュタイナーが提唱した宇宙・自然のリズムに即した農法の考えを基に、75年に渡って独自の有機農法を実践、研究してきたのがデメターで、それは独自の開発した肥料※によって、土壌は常に生き生きと、自然の摂理に従って、種を蒔き、栽培し、収穫することによって、農作物はしっかりゆったり豊かに育つといいます。
また、家畜もより自然な環境で飼育されることで、のびのびと安全に成長するようです。
ドイツの自然食品にはデメター認証が付けられていることが少なくありません。これは、「バイオロジカル・ダイナミック」農法を用いたデメター加盟農家によって生産された農産物、またその加工品であることを証明するマークです。ドイツの消費者の間では、「デメター」は最も信頼のおけるオーガニック食品のマークとして知られているのです。
※独自の肥料とは、各種の細菌を組み合わせた特殊な混合物で、普通の台所のゴミ1トンにつき、その混合物を大さじ1杯加えるだけで、1週間もすればゴミは臭いの無い優良な有機肥料に変わるというものです。 さらに、その有機肥料で育てた野菜は普通の肥料で育てたものよりも25%も重量が多く、ビタミンAも3倍多く含まれ、穀物の蛋白質も増えるといわれています。

バイオダイナミック農法

2009-01-18 22:59:00 | 農業
ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナー博士が1924年に提唱した有機栽培農法。
自然の摂理に従って種をまき、栽培し、収穫することにより植物そのものが本来持つパワーを最大限発揮させようという農法のこと。
それは化学肥料、殺虫剤を用いず、すべての農作業は天体運行(星/月/太陽の活動)にあわせ、そしてすべて手作業で行うといいます。植物を安全に成長させるために落葉や牛糞などを肥やしとします。
またデメター協会とはルドルフシュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法を
推奨・認定する非営利団体で、そのデメター認証を受けるには、バイオダイナミック農法で栽培された農産物を用い、加工、保存、包装、流通に至るまで、細かい基準を持っています。


二十日大根

2009-01-17 21:39:19 | 料理
二十日大根とはいえ、こんな時期(寒くなると)になると、大きくなるのに四十日ぐらい必要になる。
今度播種する際には、セロリ、ミント、タイム、バジル、セージなどでのハーブを大根と一緒に植えることで、アブラムシ等の虫除けをしてみることにしたい。
一月二月は生育には全く心配はないが、三月になるとどうしてもアブラムシ等の虫がどうしても葉につく可能性が高まってくる。
所謂コンパニオンプラントとして、いろいろなハーブを利用する方法を考えてみたいと思っている。

寒い朝

2009-01-16 23:38:37 | 季節
いちばんの寒い朝でした、今朝は。
しかし朝は冷え込んだわりには、日中は過ごしやすく穏やかな一日でした。
あすは、1月17日。
あの阪神大震災から、14年を数える。
いろいろな想いと共に14年、
あっという間の14年、
ながーいながーい14年、
様々なカタチで爪痕を残し、深くみんなの心に刻み込まれた、あの日から。
生きていることに、ありがとう。
今日の日に、ありがとう。
そして、みんなにありがとう。




雪の一日、、

2009-01-15 23:10:26 | 季節
今日は一日、雪がチラチラ舞っていた。
冬の日の一日ということでなんとも仕方
がないことだが、なかなか凍れる日々が
続いている。
農家には冬には冬の仕事が待っている。
大切なことは、春になればどういう農業
をしていきたいか、この時期にしっかり
意志を固めることだ。毎年、この時期に
しっかり育み整理されたものが、春以降
の我々の行動を規定していく。
そう考えると、この凍れる時期にじっく
り考えることは大切なのだ。

金沢大地

2009-01-14 22:16:36 | 農業
今日は石川県の金沢大地を「農を変えたい!近江の会」のメンバーと訪れた。
二年前から一度早い機会に訪れてみたいと思っていたところだけに、井村さんのお話をしっかりゆっくりお伺いできたことは貴重な経験になった。ミゾレ混じりの悪天候の中、圃場や作業所の見学もさせていただき、噂の豆腐プラントや加工品の数々を直接見ることが出来たことも大きな成果であった。
井村さんの“穀物の絶対的な価値を築く”ための様々な取り組み(豆腐作りや醤油、全粒粉、大麦茶等のOEM)は、全国の国産有機穀物購入者から高い評価を受け、今や国産有機小麦や国産有機大豆の国内シェアを30~40%持つに至っている。
厳しい環境の中での麦づくり(時雨の多い天候や水はけの悪い土地)は、土づくりさえしっかり行えば、決して不可能ではないことを教えてくれ、様々な取り組みの中で学ばれたことは、失敗もあったが良いこともあり、それらが今の基礎をつくってくれたと話される姿勢に有機農業に対する熱い想いを感じることが出来た。
最後に、井村さんへ、
本日は、お忙しい中、ご無理をいい、ありがとうございました。
またお逢いできる日を楽しみにしております。

あぁ寒いッ!

2009-01-13 20:50:11 | 季節
またまた寒い一日でした。
やっぱり冬はこうじゃなくっちゃと思う半面、ハウスの中の貯め水が凍っていたりするとガッカリします。
今、ハウスの中で新しい水耕システムを考案中なのですが、水が凍ってしまうと野菜が冷凍になって??しまう・・・水を何かで温めるか、ハウスの中に2重にハウスを作るか、・・・夏の暑さ対策の難易度はもっと高くなるのですが、冬場は冬場で問題はあるものです。

自然な建築

2009-01-12 20:42:03 | 環境
「自然な建築」の中で、隈氏は「二十世紀はコンクリートの時代でした」と答えている。コンクリートの独特な「強さ」と非連続性(突然おこる物質変化)は存在の不安定さを「固定」したが、そこには永遠性はなく、表象と存在の分裂を許容したという。二十世紀は表象の時代であった…まさしく表象が問われ、本質がみえ難くなった時代、それは何もかもにあてはまるような気がする。
形態の美しさよりも関係性にその重要性を見出し、組積造(メーソンリー)的な社会システムがコンクリートの出現により完全に破壊された姿を残念に感じる隈氏は「石の美術館」や「ちょっと蔵広場」「広重美術館」「浜田醤油」「安養寺」「亀老山展望台」「陽の楽家」と全国各地で様々な素材と対峙する中で、自然素材の「弱さ」をサポートするために知恵を絞り続ける。また、建築は制約への挑戦でもあるという。
自然とは何か、と問いかけることは、時間とは何かを問うことであり、生とは、死とは何かを問うことにも繋がるといい、「自然な建築」は欠点も多く、メンテナンスにも手間がかかる。そんな建物を建て、大切にメンテし続ける大きな決断をして下さった方々に大きな感謝をし、大きな寛容の上にはじめて成り立つ「自然な建築」に二十一世紀のあり方、ありようをみる隈氏の姿勢に感動する。

鏡開き

2009-01-11 20:18:30 | 季節
今日は鏡餅を割り、一年間の健康や幸せを祈って、家族揃ってお餅を食べます!
そんな今日の日のことを“鏡開き”といいます。
「餅」はいろいろなカタチで中国、韓国、東南アジア諸国に存在し、古くは小麦を粉にし平たく固めてから加熱した粉食のことを指すようです。中国の「月餅」はその進化したカタチなのだでしょう。たいていの穀物は粉に引くと粉食にすることが可能で、最近は米も米粉にしていろいろなものに活用していこうとする動きがあります。