くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-11 06:13:20 | Weblog

やれほれ。

休日にしかワイドショーなんて見ないけどさ

ここんところ資金の帳簿の記載漏れ??

なんじゃら内閣がどうのこうのと

小うるさいよねXXX

極刑に値するくらいな極悪非道な事件なのかと思ったら

そうでも無い感じじゃない??

デジタル庁だかが出来て、

押印する機会も減ったし、

仕事もメールやウェブで済ますこともが増えと思うんだけどさ

お役所の足下の政治の関係はデジタルがあんま進んでないんだね??

デジタルのせいか知らんよ? だけどさ

投票用紙刷ったりポスター刷ったりあちこち出かけていって演説ぶったりさ、

アナログなことが多いからお金がかかると思うんだけど

みーんなやめて静かにデジタルで済ませちゃえばいいんじゃないの??

はい。以上。。

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王様の扉(92)

2023-12-11 00:00:00 | 「王様の扉」

「――」と、ジローがくすりと笑っていると、部屋のドアが開き、又三郎が中に入ってきた。
「おはようございます」と、又三郎は小さく頭を下げて言った。「よく眠れましたか? 大広間に朝食の用意ができています。大臣もいらっしゃっていますので、よろしければご一緒に召し上がってください」
「朝ご飯、できてるの」と、グレイは元気が溢れるように跳ね起き、靴を履くと又三郎を追いかけて部屋を出て行った。
「さぁ、おれ達も行こうか」と、ジローはサオリの手を引くと、先導するように前を飛ぶアオを追いかけて、部屋を後にした。
 ――――    

 大広間のドアを開けると、たくさんの椅子が並べられた大きなテーブルの上に、おいしそうな香りを漂わせる料理がびっしりと並べられていた。
 ジロー達が部屋に入っていくと、又三郎はドアを閉めてどこかに下がっていった。

「やぁ、客人殿。昨晩はよく眠れたかな」

 と、大広間に入ってきたジローを見て、先に席に着いていたパフル大臣は言った。「城の料理人が腕によりをかけて作った朝食じゃ。遠慮せずに食べなさい」
 ジロー達はうなずくと、それぞれ席に着いた。パフル大臣がおいしそうに食べている食事を目の前に、ジロー達は溢れ出るよだれを持て余すように、次々と料理を食べていった。
 それを見たアオは、不満そうにテーブルの上に止まって翼を羽ばたかせたが、すぐに城の給仕が声をかけ、たくさんの小魚が泳いでいる水槽を指し示した。
「キキッ――」と、アオは嬉しそうに水槽の縁に乗っかり、水しぶきを上げて小魚を捕まえると、おいしそうに平らげた。
「ほっほ。みんな元気だのう」と、パフル大臣は満足そうに言った。その顔を、怪訝そうな表情のサオリが、じっと見つめていた。
「――ところで」と、サオリから目をそらせた大臣は言った。「食べながら聞いてほしいのじゃが、君達を迎えに行った又三郎はもう知っておるとして、多くの城の者達が行方不明になったマジリックと、王様の扉を探しておる。だが残念ながら、まだ見つかっておらん。報告によれば、国の守護者である青騎士が、すでに刃を振るってきたとのこと。我々の不手際でこの国に招いてしまった以上、おぬし達を責任を持って送り返したいが、正直なんの手がかりもない状態じゃ。近々、行方不明になった者と王様の扉が、どちらも無事に見つかると信じておるが、少なくとも、それまでの間は不便をかけることになるが、なんとかこの城でかくまおうと思う」
「ありがとうございます」と、ジローは席に着いたまま、大臣に言った。「又三郎からも経緯については聞いていますが、やはり我々が元に戻るには、消えてしまった王様の扉を使うしか、ほかに方法はないんでしょうか」
 と、口いっぱいに料理を頬ばったグレイが、もごもごとうなずいた。

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王様の扉(91)

2023-12-11 00:00:00 | 「王様の扉」

「ここは?」と、ジローは城の兵士に言った。「急ごしらえの監獄、のように見えなくもないな」
「お気づきですか」と、兵士は言った。「客間と大臣はおっしゃいましたが、ここは避難所を兼ねている部屋になります。ベッドと、わずかばかりの調度しかありませんが、心配はいりません」
「ここって、避難所なの」と、グレイは目を輝かせて言った。「こんな立派な避難所なら、いつまでも避難していたいなぁ」
「――」と、ジローはあきれたように首を振った。「おれ達を狙って、青騎士がまた現れるのは、確かなんだろ。ここに隠れていても、大丈夫なのか」
「はい」と、城の兵士は申し訳なさそうに言った。「迷い人であり、この国ではない別の場所から来た異人でもあるあなた達は、青騎士の標的です。青騎士は、あなた達を死の砂漠に送るまで、何度倒してもその度に蘇って襲いかかってきます。ですが、この城には私達がいます。あなた達をお守りして、指一本たりとも触れさせやしません」
「だから、避難所なんだな」と、ジローが言うと、城の兵士も、グレイの肩に止まったアオもうなずいた。
「そのとおりです。この部屋は城の中心部です。窓は小さいですが、我々の守りがしっかり発揮できる場所にあります。ですから、今晩はしっかりとお休みになってください。また明日、城の者がお迎えに上がります……」
「ありがとう」と、ジローは言うと、あわててグレイも「ありがとう」と言って、部屋を出て行く城の兵士を見送った。
「景色は見えないけど、久しぶりにふかふかのベッドで眠れるぞ」と、グレイはそばにあったベッドに飛びこんだ。
 アオは、グレイの肩から迷惑そうに飛び上がり、天井に見える梁の隅っこに止まって、羽を休めた。
「そうだな」と、ジローも、近くにあったベッドにサオリをそっと寝かせると、起こさないように毛布を掛けて言った。「久しぶりに、ぐっすり眠れそうだ」
 ――――  

 朝、小さな窓から差しこむ光のまぶしさで、ジローは目を覚ました。
 体を起こすと、先に目を覚ましていたサオリが、アオとじゃれあっていた。
 大きく伸びをすると、気がついたサオリが「おはよう」と、青騎士におびえていたのとはまるで違う笑顔で、ジローに言った。
 ジローも「おはよう」と返したが、はっとして「グレイは?」と、姿の見えないグレイを探した。
 と、アオが「キキッ――」と、鳴き声を上げ、ジローになにかを伝えようとした。
 考えを巡らせていたジローは、ベッドから下りてグレイを探すと、姿の見えなかったグレイは床の上で横になり、すっぽりと毛布を被っていた。
「おい、グレイ。そこはベッドじゃないぞ」と、ジローはあきれたように言った。
 ジローが言うと、頭から被った毛布をはだけ、髪をぼさぼさにしたグレイが顔を出した。
「うん。わかってるけど、柔らかすぎて、ぜんぜん眠れなかったんだ――」

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