くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-13 06:21:37 | Weblog

やれほれ。

南米の動画サービスで

邦画のホラー見たんだけどさ

そういえば、

最近はやりの妖怪とかお化けとか呪い?

敵役がやたら強くない??

まぁ、良い役のキャラクターも十代なのに

やたら強かったりとかさ

それっぽいアニメもニュース見て浮かない気持ちになるより

アニメ見て朝すっきり起きる方が

仕事の効率も上がってひいては世のため人のためになってる??

お化けもさ、

生きているときは普通の人なのに、

あの世の人間になったら生きてたときよりも強くなってるって

冷静になって考えりゃ首振っちゃうよね・・・。

で、面白い話し思いついたんだけどさ、

こんなのどう?

雨や地震みたいに、自然現象としてどっかからミサイルが降ってきて、

落ちたところは想像の通りって世界があったとしたら、

最強怖くない??

どうしてミサイルが降ってくるって、

何通りも理由は考えられるから、そこは謎のまま、

誰かのせいにしたって国のせいにしたって

ミサイルは相変わらずどこにともなく降ってきて、

不条理に破壊していく・・・。

筆力あれば書いてみたいけど、

こんな暗い話し書いてたら自分の頭もおかしくなりそうだから、

もう考えたくないXXX

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王様の扉(96)

2023-12-13 00:00:00 | 「王様の扉」

「客人殿。ここに出てきてはいけません」と、列の先頭に立った兵士長が、立ち並ぶ兵士の前に出てきたジロー達に言った。「又三郎殿達が、城門の外で青騎士達と戦っている所です。危ないですから、場内にお戻りください」

「ありがとう。十分気をつけるよ」

 と、ジローは振り返って兵士長にお礼を言うと、揃って前に出てきたグレイとアオと共に城壁に駆け寄り、いとも軽々と城壁を飛び越えてしまった。
 ざわついていた兵士達がわずかの間息を飲み、目を疑うほどの跳躍力だった。
 ジロー達が難なく城壁を飛び越えると、又三郎を先頭にして、城の兵士達が四体の青騎士と押しつ押されつ戦っていた。
 間違いなく、これまでジロー達が戦った青騎士とは違い、その力は明らかに強くなっていた。それまで武器として持っていた大剣ではなく、背丈の倍はありそうな大槍を持ち、ひと振りで、城の兵士達をまとめてはね飛ばしてしまうほどだった。
 ざっと二十人近くはいるであろう城の兵士達を相手に、青騎士達は一歩も引くことなく、城壁を打ち破ろうと、手にした大槍を休むことなく振るっていた。
 大槍の矛先が城壁に打ち当たる度、腹の底に響くような振動と、耳元で太鼓を打ち鳴らすような轟音が、辺りに響き渡った。
 青騎士の何体かが、なかなか壊れない城壁に業を煮やし、ひび割れた隙間に鋼鉄の手足を突き刺すと、城壁を上り始めた。
 城の兵士達が、城壁に張りついた青騎士を引きはがそうと、束になってつかみかかったが、青騎士の身震いひとつで、ばらばらと地面に振り落とされてしまった。

 ――ガシャン、ガシャ……。

 と、背中に取りついていた兵士を振りはがし、城壁を上っていく青騎士の足を捕まえたジローは、青騎士を城壁から引きはがすと、そのまま地面に降り立ち、つかまえた青騎士を森の向こうに放り投げた。

 ――ゴッスン、ガランシャ……。

 と、別の青騎士を捕まえたグレイも、ジローと同様に青騎士の足を捕まえると、城壁から引きはがし、地面に降り立ったとたんに、頭上高く掲げた青騎士を放り投げた。
 アオは、城壁を上っている青騎士に風を切って近づくと、翼の間から素早く木刀を抜き出し、城壁をつかんでいる青騎士の腕に打ちこんだ。鋼鉄の腕をへし曲げられた青騎士はバランスを失い、力なく地面に落ちていった。
 森の向こうに青騎士を放り投げたグレイのそばに、アオが城壁から落とした青騎士が、ガラガラとひしゃげた音をさせて転がってきた。グレイは間髪を入れずに飛びかかると、胴を抱きかかえるように持ち上げ、見えなくなるほど遠い森の向こうに青騎士を放り投げた。

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王様の扉(95)

2023-12-13 00:00:00 | 「王様の扉」

 と、サオリを抱きかかえているジローは、避難所で言っていた兵士の言葉を思い出しながら、つぶやくように言った。「ここで隠れているだけで、いいんだろうか」
 と、グレイとアオが、そろってジローの顔をうかがった。
「――いいかい、沙織」と、ジローはしがみついているサオリの顔を上げさせると、言った。「大臣と、お留守番できるかな。グレイと、アオも一緒に、青騎士の様子を見てくるからね」

「ならんならん。ならんぞ――」

 と、パフル大臣は立ちあがったまま言った。「おぬし達が出て行って、わずかでも切りつけられるようなことがあれば、その者は死の砂漠に落ちてしまうんじゃんぞ。ここから出て行くことは、まかりならぬ」
 ジローはサオリを抱き上げると、拳を固く握って唇を真一文字にしているパフル大臣に近づき、大臣がなにかを言い出すより早く、抱いていたサオリを預けて言った。
「大臣。おれ達は、ただ待っていることなんてできません」
 と、大臣は自分にしがみつくサオリを引き離すこともできず、複雑な表情を浮かべてため息をついた。
「――どうなっても知らんぞ」
 ジローは「沙織を頼みます」と言うと、グレイ達と一緒に大広間を飛び出して行った。

 ドン、ドン、ドンドドン……。

 大広間の外に出たとん、大太鼓を打っているのか、大砲を撃ち放ったのか、と勘違いしてしまうほど、重々しい音と共にぐらぐらとした地響きが伝わってきた。

 ドン、ドン、ドンドドン……。

 ジロー達は、入り組んだ城の廊下を、何度か行きつ戻りつしながらも、アオの先導で城の外に出ることができた。
 青騎士が襲ってきたことは、城の兵士から聞いてはいたが、それがただ事ではないということは、城の中を右往左往して走っていたにもかかわらず、誰一人として、城で働いている人と出くわさなかったことからも、あきらかだった。
 城の扉をくぐると、目の前にある山のようにそびえ立つ城壁が、土埃を巻き上げながら繰り返し震えていた。

「壁の向こうに、巨人でもいるのか」

 と、ジローは言いながら、鎧を纏った城の兵士達が列をなして身構えている前に、飛び出していった。
「――客人殿」と、ジロー達を見つけた何人かの兵士が、驚いてざわめいた。

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