くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-21 06:22:28 | Weblog

やれほれ。

ここ数年もしくは十数年映画館に行ってないけど、

たまには映画のこと・・・。

って、しょっちゅうぼやいてるけどさ、

ひさびさな怪獣映画のこと。。

米のクリラ(解説=ゴリラとクジラの合体)の映画ってば

一作目はスリリングで引きこまれたけど、

2作目以降は日本のクリラの映画もそうだけど、

みんなの味方ってか、人間に近い感じになると

幼稚さが入ってきてなんか辟易しちゃってた。。

で、アニメやってた人が新しいクリラの映画監督して、

またぞろサスペンスだって円盤買って何回も見たけど、

おんなじ人が関わったヒーローが主人公の映画ってば

サブスクで勢いこんで見たけど、頭が悪いおいらにはぜんぜん面白くなかったXXX

で、ここに来て3丁目の夕方の空みたいなタイトルの映画撮った監督が

またぞろ懲りもせずクリラの映画作って公開したんだけど、

面白いみたいじゃない??

で、早く円盤出るかサブスクで公開しないかってじりじりしてんだけど

ケータイのニュースで歴代のクリラの映画で好きな作品わって質問に、

1作目と3怪獣決戦と新しいやつだって答えてて、

おんなじ質問を自分で考えてて真ん中の作品以外同じなんで、

なんか共感持てちゃった・・・。

監督と違うのは、メカゴジラと最初に戦ったやつが好きなんだよね。。

もちろん子供の頃に見たから、怪獣とロボットってば子供は大好きでしょ。

その2つが出てくるって、最高じゃないですか。。

ちなみに宇宙人の巨人の話で好きなので、

ロボットの金城さんが出てくる7の付く巨人のエピソードです。。

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王様の扉(112)

2023-12-21 00:00:00 | 「王様の扉」

「やむを得ないだろう」と、ジローは言った。「日没になる前に、希望の町に到着しようじゃないか。沙織が根を上げれば、おれが負ぶっていくよ」
「キキッ――」と、明るい声音でアオが鳴くと、あわててマコトは言った。
「ゆっくりしちゃいられないぜ。誰も扉の魔女の人となりを知っちゃいないんだ。せっかく居場所を訪ねても、体よく追い返されることだってあり得るぜ。ここはひとつ、オレのやり方で行こうじゃないか」
 マコトは言うと足を止め、しゃがんで足元の地面に指先を当てると、文字のようにも記号のようにも見えるなにかを描き始めた。
「地面に書いているそれって、なにかのおまじない?」と、グレイは、マコトの指先を目で追いながら言った。
「死の砂漠から戻ってきたからできる、特技だな」と、立ちあがったマコトは言った。「ほら。地面に書いた数式が、浮かび上がってくるだろ」
 見ると、マコトが指先を走らせた地面が、描いたとおりに明るく浮かび上がった。
「――数式だ」と、それまでおとなしかったサオリが、思い出したように言った。
「これって、なにをしたんだ」と、ジローは目を白黒させて言った。「魔法か、それとも、ほかのなにかなのか」
「魔法かって言われれば、確かに近いかもな。でも自分の中じゃ、数学に近いんだ」と、マコトは自慢げに言った。「オレは、思い描いた物を作り出せるんだ。必要な物なら、思い浮かべるだけですぐにでも取り出せるんだが、今回は人数分必要だからな。ちょっとした数式を使って、手間を省いたんだ」
「道具って、このブレスレットも、マコトの術で取り出したのかい」と、グレイは言った。
「そのとおりだ」と、マコトはうなずいた。「ネコさんの鉄棒と同じさ。違うのは、思った物を形にできるところだ」
「あの棒は、私の命を奪いかけた凶器です」と、又三郎は言った。「記憶の中から消し去ろうとしても、決して消え去らないばかりか、どこにでも着いてくるので、武器として利用しているのです」
「――」と、みんなは地面を見たまま、しばらくじっとしていた。

「ねぇ、どうかしたの?」

 と、何事も起こらないのを疑問に思い、グレイは言った。
「――おかしいな」と、独り言のようにつぶやいたマコトは、その場にしゃがみこむと、再び地面に数式を描いていった。
 何事も起こらず、舌打ちをして立ちあがったマコトと入れ違いに、地面に描かれた数式をじっと見ていたサオリが、ブツブツとつぶやいた。

「これ、間違ってる――」

 と、言ったサオリは、地面に描いた数式に、指先でなにやら書き加えた。

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王様の扉(111)【10章】

2023-12-21 00:00:00 | 「王様の扉」

         10 旅する魔女

「それでは、マジリック殿の捜索を、よろしくお願いします」

 と、又三郎が言うと、見送る人々の前に立ったパフル大臣が、心配そうに言った。
「マジリックのことは任せておけ。くれぐれも気をつけてな」
 手を振る大臣に「よろしくお願いします」と、小さく頭を下げた又三郎は、ジロー達と共に城を後にした。

 ――――……

「魔女の居場所は、わかっているのか」と、小さくなっていく城を振り返って、ジローは言った。「何人か、城の兵士を連れてきた方がよかったんじゃないか」
「おいおい、めずらしく弱気じゃないか」と、マコトはからかうように言った。
「いいえ。ジロー殿の言うことも、もっともです」と、又三郎は言った。「本当なら、私がマジリック殿と、王様の扉を見つけるはずでした。しかし残念ながら、みなさんが城を目指す旅を始めるまで、手がかりらしい手がかりを見つけることができませんでした。力不足を危ぶまれても、返す言葉もありません」
「――違うよ。マタサブロウのことじゃないって」と、グレイはあわてて、打ち消すように言った。「青騎士が、ぼく達の手に負えなくなったら、どうしようってことじゃないのかな……」
「おまえは、気持ちが弱すぎるんだよ」と、マコトはグレイを見ると、つまらなさそうに言った。「心配するより先に、自分の力をちゃんと把握しなきゃだめだぜ。おまえは、オレ達の中の誰より腕力が強いんだからな」
「そう、なのかな――」と、グレイは首を傾げた。「実感はぜんぜんないんだけど」
「あなた達がいれば、城の兵士は必要ないと思います」と、又三郎は胸を張るように言った。「それに、城の兵士達が欠けることなく城を守っていてくれれば、ねむり王様達も安心していられるはずです。そうでなければ、この旅を認めてくれなかったと思います。機械陀殿も城にいてくれるんです。扉に変化があれば、急ぎの知らせが届くことになっています」
「だからって、いつまでものんびり旅を続けるつもりはないぜ」と、マコトは言った。「魔女の居場所がわかってるんなら、さっさと会いに行こうじゃないか」
「――はい」と、又三郎は言った。「風博士の助力もあって、扉の魔女の居場所はわかりました。ねむり王様のお城から、馬車で七日ほどかかる場所に家があります。希望の町に行けば、我々の乗る馬車が借りられるはずです」
「青騎士と沙織のことを考えれば、その行程はちょっと厳しいかもな」と、ジローは言った。「もっと早く到着できる方法はないのか」
「そういえば、自動車とか、機械仕掛けの乗り物は見かけないね」と、グレイは辺りをきょろきょろ見て言った。「お城には、ないのかい」
「残念ですが、王様のお城には馬車が一台あるきりで、みなさんが利用できる乗り物はありません」

 

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