くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-23 06:25:56 | Weblog

やれほれ。

昨日はまたぞろ今シーズン最強寒波が来るぞって

震えてたんだけど、

??

起きてみりゃ10センチぐらいだわ・・・。

朝飯の運動にちょうどいいくらいだけど、

ニュースで見たら岩見沢がひどかったらしいね。。

この前まで済んでたから、人ごとに思えないわ。

一度膝上まで雪が一晩で降ったことがあって、

その時は通勤するのに車出さなきゃって

必死こいて時間ギリギリまでがんばったけど、

あのとき以上の雪が降ったってなると、

仕事どころじゃないよね。。

そりゃ学校も休みになるさ。

さて、さっさと支度しよっと。

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王様の扉(116)

2023-12-23 00:00:00 | 「王様の扉」

「みんなが協力し合うのは、当たり前だっての」と、ふくれたように、マコトは言った。
 翼を羽ばたかせたアオはなにか言おうとしたが、「もう、そのへんで」と、なだめるようにグレイが言うと、しぶしぶ翼を収めた。

「壊れた扉は、忘れてきちゃいないよな」

 と、扉の魔女の住宅に向かって歩き始めたマコトは、振り返って又三郎に言った。
「はい。間違いなく持ってきています」と、又三郎は、肩から掛けたバッグを確認するように言った。
「――よし。じゃあ行くぜ」
 と、言ったマコトの後に続いて、サオリと手を繋いだジロー達が歩き始めた。
 見る限り標高は高いはずなのに、天気は落ち着いて急に変わることもなく、心地よい風がときおり青臭い草の香りを運んできた。

 ――トントントン。

 と、マコトは正面のドアを叩いた。

 ――……。

 と、なにも反応がないので、マコトは再び正面のドアを叩いた。

 ――トントントン。トトン、トントントン。

「誰もいない、みたいだね」と、グレイは犬のように鼻をクンクンさせながら言った。
「おまえ、鼻もきくのかよ」と、マコトは感心したように言うと、静かにドアノブに手をかけた。
「罠、なんてあるわけがないよな」と、マコトがドアノブを回そうとすると、ジローは独り言のように言った。
「――おい」と、ジローを振り返ったマコトの顔は、怒ったような色を浮かべていた。「こんな時に驚かすんじゃねぇよ」
 ジローとグレイがくすりと笑っている間に、マコトはドアをそっと開いて中に入った。
 マコトに続いて、みんなは中に入ると、山小屋のような外観とは違い、豪華な貴賓室のように整えられた家具や、数々の調度品の置かれた部屋に、思わず息を飲んだ。
「勝手に入って、よかったのかな」と、グレイが申し訳なさそうに言った。
「恐がるなよ」と、マコトは言った。「誰もいないんだから、しかたないだろ――」
 
「――扉の魔女、いないのか」

 と、マコトは大きな声で言った。

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王様の扉(115)

2023-12-23 00:00:00 | 「王様の扉」

「馬車を借りていたら、たどり着けなかったかもしれないな」と、ジローは考えるように言った。
「――なんとも答えに窮しますが、これほど奥まった所だとは、思いもしませんでした」と、又三郎はがっかりしたように言った。
「ラジオで確認してみようか」と、マコトは手をポケットに入れると、ラジオを取り出してスイッチを入れた。

“みんな、元気だった?“

 と、ラジオからエスの声が聞こえた。
“メッセージが届きました。扉の魔女を探しているんだね……。『この先に、魔女はいるのかな』だって。大丈夫。この先の家に、探している魔女は住んでいるよ”

 と、聞き慣れない曲が流れ、マコトはラジオのスイッチをオフにした。
「間違いなく、この山を越えれば、扉の魔女が住んでいる家があるらしいな」と、マコトはラジオをポケットにしまいながら言った。
「キキッ――」と、みんなを引っ張って飛ぶアオの翼にも、力が入った。

「――どうやら、あそこみたいですね」

 と、又三郎は言ったが、険しい渓谷の中にポツンと建つ、大きな三角屋根の家は、見間違える者などいるはずもなかった。
 切り立った山々に囲まれ、深い渓谷に建つ一軒家は、濃い緑色の草むらの中、ゴツゴツとした大きな岩を土台にして建てられていた。

 ドスン、ドドススン――……。

 と、魔女の家を見上げる広い草むらの中に、アオは引っ張っていたみんなを着地させた。
 ごろごろと、あちらこちらに転がりながら、みんなはやっとのことで立ちあがると、もこもこの服は破裂するように消え去った。
「びっくりした」と、グレイは小さく飛び上がって言った。「着地したとたんに消えるなんて、思いもしなかったよ」
「――そのとおりだな」と、ジローはサオリの手を取って、立ちあがらせながら言った。「体ごと消えるかと思って、ヒヤリとしたぞ」
「おいおい、そこは文句じゃなくて、お礼を言うところだろ」と、尻もちをついて立ちあがったマコトは、服についた土ぼこりを払い落としながら言った。「こんな人を寄せつけない辺境に、難なく来られたんだ。感謝してもらいたいぜ」
「キキッ――」と、アオが鳴くと、グレイは笑いながら言った。
「連れてきたのは、ぼくだぞ。だって」
「――そうでしたね。アオ殿」と、又三郎は「ありがとうございます」と言って、頭を下げた。

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