くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-20 06:14:44 | Weblog

やれほれ。

最近目覚まし代わりのテレビの電源がオンになるたび

お金とタイヤの話ばかり・・・。

タイヤは運転者の責任ばっかじゃなくって

どうも構造的な原因も考えられるらしくって、

でもさ、だからって、

不注意で人に怪我させた責任がなくなるわけじゃないって。。

あとはキックバックだかキャッシュバックだかカナディアンバックブリーカーか知らんけど

悪いことなんだとは思うんだけど、

エラいセンセー達ってば小学生が主張しても

有無を言わさず廊下に立たされちゃうような

弁解ばっかで謝ってるやつ1人もいないって

なんか腹たたん??

はぁ。今日も朝から雪かきなしで、

少しはゆっくりした朝なのに、不機嫌にさせないでほしい。。

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王様の扉(110)

2023-12-20 00:00:00 | 「王様の扉」

「そういうことなら」と、又三郎はパフル大臣に言った。「私と彼らとで、一緒に扉の魔女を探しに行けば、大丈夫ではないでしょうか」

「しかしじゃ」

 と、パフル大臣は、自分の陰に隠れているサオリを見ながら言った。「この子はどうする。困難な旅を乗り越えられるだろうか」
「大臣。この旅は、サオリの目を覚まさせる旅でもあるんだ」と、マコトは言った。「この子だけ、どうしてもわからないんだ。どこかで出会った覚えもない。ジローはなにか知っているようだが、やはり、はっきりとしたことはわからないらしい。おかしな色の青騎士は、サオリを追ってやって来た。そして、その青騎士の中から、オレ達が通ってきた王様の扉が現れたんだ。無関係のはずがないじゃないか。彼女が一緒に行かなければ、たとえ“王様の扉”が修理できたとしても、肝心の扉が開かないもしれない」

「――やむを得まいな」と、パフル大臣はため息交じりに言った。

「さぁ、彼らと共に行くといい」と、パフル大臣は背中に隠れていたサオリの背中押し、ジロー達の所に向かわせた。「旅に出ることはわかったが、それでも、君達の安全が気がかりだ。この又三郎が供をする。  行ってくれるな、又三郎」
「もちろんです」と、又三郎は言いながら、胸を軽く叩いた。「お任せください。彼らが断っても、着いていくつもりでした。私がいる限り、無茶はさせませんからね」と、最後はマコトを見ながら言った。
「ふん。ずいぶんと子供扱いしてくれるぜ」と、マコトはつまらなさそうに言った。

 

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王様の扉(109)

2023-12-20 00:00:00 | 「王様の扉」

 ジロー達は、ちらりとマコトをうかがい見た。
「ああ。もちろんだ」と、マコトは自信ありげに言った。
「――無理はしない方がいい」と、パフル大臣は静かに言った。「この国に住む者でさえよく知らない魔女を探すことが、どれだけ厳しいか。城まで旅をしてきた君達なら、身に染みているはずだ。マコト殿が言うように、一体でも手を焼く青騎士が、複数現れる状況は、厳しさ以外にない。だが、城にはここにいる又三郎も、ガッチも、君達を守れるだけの力を持った者も、間違いなくおるんだ。城の外に出れば、関係のない人々にまで、被害が及ぶかもしれない。人々の中には、異人である君達を快く思わない者もおるであろう。我慢できないことをあえて強いることになるが、ここは黙って、城に止まってはくれないだろうか」
 と、誰もが無言のまま、パフル大臣の言葉を噛みしめていた。

「クククク……」

「なにがおかしいんだよ、おまえ」と、ガッチが笑い声を洩らしたマコトに言った。
「――いやはや。あんまりみんなが神妙にしてるんで、吹き出しちまったんだよ」と、マコトは言いながら、腹を押さえて笑い始めた。「けどな、大臣。せっかくだが、オレ達は魔女を探しに行くぜ」
 と、ジロー達は互いに顔を見合わせ、どうすればいいか、決めかねているようだった。
「いいかい。ただ無責任に、城を出ようとしてるんじゃないんだ」と、マコトは言った。「さっきも言ったとおり、青騎士と戦わなければ、こいつらに自由はない。なおかつこのまま城で過ごしていても、自分達の実体が命を落とすんだ。それを避けるには、青騎士と優位に戦える力を身につけることと、王様の扉を修理できる魔女を見つけて、さっさと元いた場所に戻ることだ」

「――でも」

 と、グレイが小さな声で言った。「どうやって力をつければいいかなんて、わかんないよ」
「みんなの記憶を封印して悪かったが」と、マコトは言った。「死の砂漠で、おまえらのことを思い出したんだ」
「なんだって?」と、ジローとグレイは、耳を疑うように言った。
「彼らのことを、ですか」と、又三郎もパフル大臣も、首を傾げた。「マコト殿は一体……」
「ジロー達には言ったが」と、マコトは言った。「長い間繰り返し生まれ変わってきた中で、こいつらとオレは既に出会ってるんだ。彼らは覚えちゃいないか、もしかすると、まだ出会う前なのかもしれない。だが少なくとも、オレは彼ら一人一人の持っている能力をちゃんと覚えているぜ。だから、オレが一緒に旅をすれば、青騎士に負けない力をつけさせてやることができる」
「――」と、ジローとグレイ、アオも、そろって目を輝かせた。

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