くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-12-26 06:11:35 | Weblog

やれほれ。

気持ちはもう正月で

仕事で机に向かってても

気持ちの中にあるのは

雑煮と年越しそば・・・。

自分だけじゃなくってきっと周りもそんな雰囲気だから、

いついになく普通にのんびり。。

って、それだけなら普通なんだけどさ、

昨日なんか二人もコロナの陽性者が出て

隣近所の机に座ってる者も

四文字熟語で表現すれば、「戦々恐々」

確かに先週末から喉の調子が変だったりするから

少なからず席が近いやつの影響あったのかもしれんけど、

熱が出ないから、よくわからん。。

検査のしようはあるんだろうけど、

僻地で休暇とって遠くの医者まで行かんとならんって

そりゃ酷だよね・・・。

この年末にきて一日休暇取るくらいなら、

最近のキャリアがいない場所までさっさと正月休みに入ったほうがいいさ。。

はぁ。

こんな地方で毎週のように罹患者が出るって

おかしいわ、まったくXXX

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王様の扉(122)【11章】

2023-12-26 00:00:00 | 「王様の扉」

         11 大海原の民

 ――バタン。

 と、ドアが閉まると、ジローは急に息苦しくなり、光の見える上に向かって、海中を泳いでいった。

「プーッハ」

 と、大きく波のうねる海上に浮かび上がると、ジローは潮の匂いのする空気を胸一杯に吸いこんだ。
 ここは、どこなんだ――と、ジローは波に揺られながら、辺りを見回した。
 どこまでも広く青い空と、大きく波を打つ海以外、見える物はなにもなかった。
 扉の魔女がやって来た様子など、微塵も感じられなかった。扉を閉めたとたん、海中に出るなどとは、思いもしていなかった。
 ジローは、再び海に潜ると、やって来た扉を探した。
 しかし、自分がいたはずの場所を探しても、扉はどこにも見つからなかった。
 薄暗い海中の中、手探りで扉の向こう側に結わえてきた糸を探した。扉の魔女がいないとわかった以上、ここにいる必要はなかった。
 ジローは、手探りで見つけた糸をたぐっていった。糸は、なぜか海上に向かって延びていた。
 どうして、糸が海上に向かって延びているのか――。ジローには見当もつかなかった。

「プーッハ」

 と、ジローは再び、海上に浮かび上がった。
 相変わらず、青い空はどこまでも広く、大きく波を打つ海は、水平線の彼方まで延々と続いていた。
 たぐっていた糸は、海上に出るとピンと張り詰め、ジローを引っ張っていこうとするようだった。
 ジローは目を細め、見えないほど細い糸が向かっている方向を確かめると、波を縫うようにして、悠々と泳ぎだした。
 すると、ジローと並ぶようにして、一頭のイルカのような海獣が、海上に背中を見せるようになった。
 つかず離れず、互いの距離を保ちながら、海獣はジローの後を着いて来ているようだった。
 見知らぬ海獣の追跡に気がついたジローは、海中に潜って姿を確かめると、追いかけて来るのは、やはりイルカのようだった。襲いかかってくる様子がないことから、ジローは特に気にすることなく、そのまま併走を続けていた。
 しかし、なにを思ったのか、イルカが急にジローに近づいてきた。

 

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王様の扉(121)

2023-12-26 00:00:00 | 「王様の扉」

 マコトはその場所にしゃがむと、足元に何やら指先で走り書きをし、またすぐに立ちあがった。

「――こうすりゃ、どうだ」

 と、部屋中に見えていた扉の魔女の影が、あっという間に姿を消し、わずかな影だけが、いくつかの扉に向かって延びているだけになった。
「目当ての扉は減ったが、それでもここにいる人数より多いな」と、ジローはあきらめたように言った。
「ぼく達なら、できるって」と、グレイは励ますように言った。「手分けして、扉の向こうに行くんでしょ」
 マコトは、グレイを見ると言った。
「計画どおり、ここからは三人で行くぞ。でもいいか、必ず戻って来いよ」
 ジローとグレイは、大きくうなずいた。
 三人は手近にある扉を開けると、振り返ることなく、中に入っていった。

「――待っています。気をつけて」

 と、又三郎は言った。

 

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