くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-12 06:25:00 | Weblog

やれやれ。

正月明けひさびさ現場に出たらもうくたくただった・・・。

帰ってきて食事もそこそこに

泥のようにうたた寝しとったけど、

これって一番風邪引きやすいパターンだよねXXX

やめようと思いつつ、

ご飯食べた後って安心するのか急に睡魔襲ってこない??

困っちゃうんだよなぁ・・・。

そういえば

またぞろ有名な歌手の人が亡くなって、

今年はやばいよね。。

その陰では幸せな話もあるみたいだけど

はいはいって感じなだけだわ。。

運勢とか運命とかよくわからんけどさ、

三国志で言うところの天下を統一した魏の国も

晋に滅ぼされるみたいな

世の中が大きく変化しようとしてる途中なのかもしらんね??

その流れにちゃんとついて行けるか?

マジ心配・・・。

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王様の扉(156)

2024-01-12 00:00:00 | 「王様の扉」


「扉の魔女様――」

 首をかしげながら、アレッタのそばに立っていたポットが、心配そうに言った。
「大丈夫ですか?」と、ようやく顔を上げたアレッタに、ポットは言った。「まだ相当早いですが、温かいお茶をお入れしましょうか」
「ポット君。ちょっと待って」と、アレッタは部屋を出て行こうとしたポットを呼び止めた。
「はい。なにかほかに入り用ですか」と、ポットは立ち止まって言った。
「――」と、アレッタは真剣な表情で首を振った。「ほんと。大変だわ」
 アレッタのいつになく緊張した面持ちに、ポットもびくりと体を強ばらせた。気がつくと、たった今までひそひそと騒々しかった扉は、静かに声を潜めていた。
「君には扉の言葉はわからないでしょうけど、彼らによると、恐ろしいことが起こっているの」と、アレッタは言った。
「――恐ろしい、ことって」と、アレッタから詳しい話を聞く前に、ポットはがくがくと震えていた。
「そんなに怖がらないで」と、アレッタはいつものように優しい口調で言った。「これからすぐに出かけるけど、戻ったらお茶をごちそうになるから、用意しておいてね」
 ポットは、ほっと胸をなで下ろして言った。
「はい。わかりました」

「あの扉の話によると、私が昔作った扉のひとつが、助けを求めているの」

 と、アレッタが言うと、落ち着いた様子のポットは、大きくうなずいた。
「でね、その扉は、『王様の扉』らしいの。そうよ。国と国との友好の証として、互いに行き来ができるように、私が腕によりをかけて作った扉よ」
「――その扉が、こちらに逃げてくるんですか? だったら、どこか扉が置いておけるような場所を、用意しなければなりませんね」と、ポットは意を決したように言った。
「君の気持ちはうれしいんだけど」と、アレッタはテーブルに頬杖を突きながら言った。「扉が逃げてくるんじゃなくって、『王様の扉』を通って、誰かが逃げようとしているらしいの。扉が騒がなかったら、まるでわからなかったわ」
「うむむ」と、ポットは腕組みをして首をかしげた。「――でも、どうして早く逃げてこないんですか」
「そうなの。『王様の扉』は、ドリーブランドにつながっているんだから、助けを求めるより早く、こっちに来ちゃえばいいのよ。だけど、扉達が騒いだのは、どこに逃がしたらいいのか、『王様の扉』が助けを求めて来たんですって」と、アレッタは言った。「どこにでも行ける『夢の扉』を参考に作った『王様の扉』は、この国に王様の友達を招待するためのもので、どこか別の場所に人を逃がすなんて、そもそもできっこないの。確かに、扉にはそれぞれ命があって、自分たちの言葉もしゃべるけど、扉の仲間達に助けを求めるなんて、普通じゃ考えられない」
「はて――」と、ポットは首をかしげた。「まだ寝ぼけているせいかもしれませんが、扉が助けを求めると、どうしてこの部屋にある扉が騒ぎ始めるんですか」

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王様の扉(155)【14章】

2024-01-12 00:00:00 | 「王様の扉」

         14 現れた扉

「こんな夜中に、騒々しいったらありゃしない。どうしたっていうの……」

 と、両手で耳を覆ったアレッタは、眠い目をしばたたかせながら、ベッドから体を起こした。
 アレッタの作った扉達が、まだ日も昇らないうちから、ざわざわと騒々しくささやき合っていた。
「――いったい、なにがあったの」と、手近な服に着替えたアレッタは、寝室から勢いよく出てくると、言った。
「おはよう、こんばんはです。魔女の扉様」と、パジャマのまま起きてきたポットが、ふらふらとした足取りで言った。「今日はいつもよりお早うですね……」
「ポット君。無理をして起きてこなくてもいいのよ」と、アレッタもあくびをしながら言った。「あれ、聞こえる?」

「――」

 と、耳を澄ませたポットは、急に顔を青ざめさせた。
「大変です、扉の魔女様」と、大声を出したポットに驚いて、アレッタは思わず耳をふさいだ。「扉が騒いでます」
「でしょ」と、アレッタはポットと一緒に、扉のある部屋に急いだ。「扉が一斉に騒ぎ始めるなんて、これまでなかったのに」
 アレッタは、扉のある部屋を開けた。

「たいへんだ。はやく、はやくたすけなきゃ。たいへんだ。はやく、はやく」……。

 部屋中、所狭しと取り付けられた扉達が、同じ言葉をささやき合っていた。
「ちょっと、どうしたっていうの、君たち」と、アレッタは扉を落ち着かせるように言った。アレッタが言うと、わずかの間、落ち着きを取り戻したように静かになった扉だったが、すぐにまた、ひそひそとささやき始めた。

「ちょっと、待ちなさいってば!」

 と、アレッタは大きな声を上げて言った。
「大変だ、大変だって、一体なにがどうしたっていうの? 誰か、私に教えてちょうだい」
 しんと静まりかえった部屋の中、一番古めかしい扉が、こつこつと、ノックをするような小気味のいい声で、話し始めた。
「――」と、アレッタは小さなテーブルに着くと、黙って扉の話に耳を傾けた。

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