くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-18 06:21:55 | Weblog

やれやれ。

そういえば子供の時から変な呪文を唱えてたっけ。。

歯医者はいやだ。歯医者はいやだ。歯医者はいやだ。

ってさ。。

でもなぁ。ガム食べてて詰め物とれちゃったから、

放っとくとまたぞろ虫入ってくるだろうしなぁ・・・。

ブツブツ言うけど、

昨日、今日の診察予約しちゃったし。

なんとかスルーできないかなぁ??

はぁ。

そういえば、子供の時から変な呪文を唱えてたっけ。。

歯医者はまずい。歯医者はだめだ。歯医者は怖い。

ってさ。。

でもなぁ。ガム食べてて詰め物とれちゃったから、

放っとくとまたぞろ虫入ってくるだろうしなぁ・・・。

大怪我になったらいやだしなぁ・・・ブツブツ言うけど、

昨日、今日の診察予約しちゃったし。

なんとかスルーできないかなぁ??

はぁ・・・。

× 繰り返し、無限大。。

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王様の扉(168)

2024-01-18 00:00:00 | 「王様の扉」


 ――ズン。
 
 と、地面を蹴る互いの足が、地響きを起こすようにわずかな音を立てた。
 動き出したとたん、二体の青騎士が、打ちかかる又三郎とアオの目の前で、ザザッと黄色い砂に変わり、足下に崩れ落ちた。
 思いもよらぬ出来事に意表を突かれ、青騎士を通り過ぎてしまった又三郎とアオは、前屈みになりながら勢いに乗った足を止めると、残った二体の青騎士に向き直った。
 残った二体の青騎士のうち、虹色の鎧を纏った青騎士は、向き直った又三郎達には目もくれず、まっすぐに扉の魔女の家に向かっていった。

「待てっ――」

 と、追いかけようとする又三郎の頭上を、もう一体の青騎士の振るった大剣が、容赦なくかすめ過ぎていった。

 ――カツン。

 と、振り下ろされた切っ先を木刀で受けたアオだったが、力を増した青騎士の大剣は、木刀ごとアオをはじき飛ばしてしまった。
 間一髪、大剣の一撃をやり過ごした又三郎は、飛ばされたアオを気にしつつも、サオリを追いかけていった虹色の青騎士の元に急いだ。

 ――――……

 大剣の一撃に飛ばされたアオは、ぐるぐると空中で渦を巻くように翼を広げると、すっくと正面を見据えたまま、浮かび止まった。
 アオを狙って追いかけてきた青騎士は、片手に持った幅広の大剣を大きく振りかぶると、遠い間合いを一気に詰めて、唸りを上げる大剣の一撃をアオに加えた。
 自信があるのか、それともあまりに早い切っ先に動けなかったのか、アオは咥えた木刀で重い一撃を受け止めた。
 巨木の幹に斧を打ちこんだような、ボンッという乾いた音が響いた。
 アオは飛ばされこそしなかったものの、明らかに劣勢だった。
 木刀を打ち出して反撃しようとするアオだったが、その姿からは想像もできないほど身軽に動く青騎士は、休みなく大剣を打ち下ろし、一撃、二撃、三撃と、繰り返し大剣の鋭い切っ先でアオを狙い撃った。
 大剣を打ちこまれるたび、アオはじりじりと中空から地面に叩き落とされ、ついには力尽きたように、青々と茂る草花の上に倒れ伏した。
 青騎士は草原の上に落ちたアオを追いかけ、大きな足を持ち上げると、転がり逃げるアオを追いかけながら、草原に深く足跡が残るほど、次々に踏みつけていった。
 踏み下ろされる青騎士の足をぎりぎりのところで避けつつ、アオは木刀で受けようとしたが、いくら堅い木刀といえど、鉄の重さと硬さには勝てず、くちばしで咥えていた木刀が、とうとう半ばからへし折れてしまった。

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王様の扉(167)

2024-01-18 00:00:00 | 「王様の扉」

 と、言ったサオリの声を背中に聞きながら、又三郎とアオは玄関のドアを開け、ゆっくりと外に出て行った。
 遠くに聳え立つ切り立った山々から吹き下ろす風が、地面を覆う草花をそよそよと揺らしながら、心地よく鼻先をねぶる青臭い香りを運び去っていった。

 ――ガシャリ、ガシャン。――ガシャリ、ガシャン。

 と、まだ姿の見えない青騎士の耳障りな金属音が、次第に大きさを増していった。
「来ます」と、又三郎は言うと、足下にかがんで地面に手を当て、自分の背よりも遙かに長い鉄の棒を取り出した。

 ――ガシャンリ、ガシャシャン。――ガシャンリ、ガシャシャン。

 深い谷底から這い上がってきたのは、四体の青騎士だった。
 青騎士の姿は、エスがラジオから伝えてくれたとおり、これまで戦ったどの青騎士よりも、ひとまわり大きくなっているようだった。まだらな色をしていた青騎士の鎧は、虹のようにいくつもの色を反射する鎧に変わっていた。
 耳障りな金属音を響かせて近づいてくる青騎士達から、周囲の空気をビリビリと痺れさせるような、強い気迫を身に纏っているのが伝わってきた。
 空を飛んであっという間に扉の魔女の家にやって来た自分達と比べ、命がけの険しい道のりを進み、何度も奈落の底に落ちながら、しかしその度に復活してやって来た青騎士達は、失敗を繰り返してバラバラに壊れた分だけ、明らかに強さを増していた。

「――」

 と、又三郎は鉄の棒を背中に回した姿勢で、こちらに向かってくる4体の青騎士と正面から対峙していた。決して、後ろには引かないという強い覚悟で、充ち満ちていた。
「扉の向こうに行った方達は、無事なんでしょうか」と、又三郎は青騎士から目を離さないまま、頭の上に止まるアオに言った。「少なくとも、ここに四体がそろったということは、まだ死の砂漠には落ちていないということですよね」
 アオは翼の間から木刀を取り出すと、その黄色いくちばしで素振りをしながら、キキッ――と、又三郎に答えた。
「――ふふん。アオ殿は、頼もしいですね。ですが、二人だけでこの四体の青騎士は、さすがに荷が重たい気がします。ポット殿とサオリ殿が、ちゃんと安全な場所に逃げる間だけでも、足止めしておければいいんですが……」
 又三郎とアオを眼前に捕らえた青騎士達は、いったんその足を止めると、横一列に並び、それぞれが手にしている武器を構えた。

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