くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-29 06:07:11 | Weblog

やれやれ。

買い物しに出かけて

急にCM思い出して、

途中のオレンジ色のコンビニ寄ったんだけど

カツカレーなし・・・。

仕方がないから

記憶をたどってまた途中の系列店に行ったんだけど

そこもなし。。

諦めりゃよかったんだけど

気持ちと反対にハンドルは道をそれて隣町の系列店に向かってて、

ここまで来たらって向かったんだけど、

ようやくそこでカツカレー買えて

ほっとしたけど、

??

往復で50km以上は走ってんのXXX

1件目の近所にあったあったかいっぱいのカツカレーでよかったんじゃね??

なにこの休日?? 

自分のことながら情けないわ・・・。

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王様の扉(190)

2024-01-29 00:00:00 | 「王様の扉」

 ギロリとした怖い目が、帽子を拾ったニンジンをとらえて、ぴたりと止まった。
「おい、ちょっと。なんだよ……」と、ニンジンは手にした帽子を被りながら、苦しまぎれに言った。

「――調子は、どうだい」

 公園を取り囲んでいた警官達は、姿を現したライオンに似た獣を見たとたん、声を失った。
 警官達を指揮している眼帯だけが、なにやら周りの警官に、次々と指示を飛ばしていた。

「うとうとしていたのに、どうして起こしたの」

 と、ライオンに似た獣の、猛獣らしくない甘ったるい声が言った。

「この前もそうだったけど、もう許さないんだから――」

「――おいおい、なにもしちゃいないってば」と、ニンジンは後ずさりしながら、うなり声を上げて近づいてくるライオンに似た獣に言った。
 手を貸して立ち上がらせた警官が、危険な雰囲気を感じて、とっさに公園の中に逃げこんだ。ニンジンも後に続いて逃げ出そうとしたが、ほとんど助走もなしで飛び上がったライオンに似た獣は、軽々とニンジンを追い越して、立ち上がった。
 ライオンに似た獣は、振り返って鋭い爪と牙をここぞとばかりに見せつけ、逃げる気力と逃げ切る自信を失わせた。観念したニンジンはその場にしゃがみこむと、覚悟を決めてぎゅっと強く目をつぶった。

「――レイラ、おとなしくしなきゃだめだってば」

 と、公園にいたはずのマジリックの声が、ニンジンのすぐそば聞こえた。
 ニンジンが恐る恐る目を開けると、マジリックがニンジンをかばうように体を寄せていた。

「あいつは?」

 と、ニンジンはマジリックの手を借りて立ち上がると、姿の見えないライオン似た獣を探した。
 機嫌の悪いライオンに似た獣は、ニンジンが目をつぶっている間に、また軽々と頭上を飛び越え、大きな外国車のドアに噛みついていた。
「どうなってんだ」
 と、ニンジンは首をかしげて言うと、帽子を被り直したマジリックが、困ったように言った。

「こんなに芸の無いステージは初めてです。帰ったら特訓しなきゃだめですね」

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王様の扉(189)

2024-01-29 00:00:00 | 「王様の扉」

「――早く返せって」と、ニンジンは言うと、帽子に手を伸ばした。しかし、帽子を持った警官は、ぶるぶると激しく震え始めた帽子を気味悪がり、持っていた手をさっと離して、地面に落としてしまった。
 ニンジンとマジリックは、慌てて帽子をつかもうとした。しかし、どちらの手もするりとかわした帽子は、ころころころ――と、勢いよく転がって行ってしまった。

「おい、勝手に動くな」

 と、メガホンを持った眼帯の刑事が言った。とたんに、警棒を手にした警官達が、ニンジンとマジリックの前に立ちふさがった。
「――こっちより、さっさと転がっていった帽子を拾ってくれよ」と、ニンジンは離れていく帽子を指さした。
「やれやれ」と、足を止めたマジリックは言った。「ちょっと早いですが、この辺で帰ることにしますか――。もう何日か滞在しようと思いましたが、準備不足でした。思うとおりステージができなかったのが、心残りですけどね」
「また来ればいいさ――って、この場をうまく切り抜けられれば、の話だけどな」と、ニンジンは遠くを見るような目をしたマジリックに言った。「あんたのショーは、なんか予想外な事ばかりで、楽しかったよ」

「ヒィー……」

 と、公園の外にいた警官の一人が、情けない声を上げて、ドシンと尻餅をついた。
 転がってきたマジリックの帽子を、不用意に拾い上げたとたん、帽子の奥から飛び出してきたライオンに似た獣に、度肝を抜かれたのだった。
 仲間の悲鳴を聞き、警棒を持った警官達が、さっと後ろを向いた。ニンジンはその機会を逃さず、列になって立ち塞がっている警官の間を、さっとすり抜けた。

「大丈夫か――」

 と、ニンジンは尻餅をついた警官に走り寄り、手をつかんで立ち上がらせた。「怪我はないか」
 尻餅をついていた警官がうなずくと、ニンジンは転がっていたマジリックの帽子を拾い上げた。

「レイラさん、落ち着いて」

 と、マジリックの声が聞こえた。
 見ると、帽子の中から飛び出してきたライオンに似た獣が、興奮しきった様子で道路の真ん中に立っていた。
 ライオンに似た獣は、マジリックの声を聞くと耳をぴくりとさせ、ゆっくりと振り返った。

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