くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-30 06:31:38 | Weblog

やれやれ。

やっと今週あたりから天気がよくなってきて、

朝イチでやってた除雪からも少しの間解放されそうで助かった。。

昨日もそうだったし、今朝もそうだった。

でもいつもより早く起きてとりあえず眠い目こすりこすり

着替えて寝ぼけたまんま玄関までは出て行って

雪が本当に降ってないか確認してから

部屋に戻るって感じなんだけど

これってもう精神的に追い込まれてる人の行動だよなXXX

って、社宅の灯油毎月給油してもらってるんだけど、

集金当番に払うのはいっつも現金なんで

財布にはそれなりにお金入れてたんだけど

つい金額の大きい紙幣休みの買い物で使っちゃって

やばっ

気がついたってもう遅いんだよね。。

昨日給油して請求書見たら血圧0になりそうだった。

2月を目前に財布の中に万円札一枚もなし。

まぁ、無駄遣いできないから決壊オーライなのかもしれないけど

考えると急にアレも食べたいコレも買わなきゃって

焦り始めるのってば、

これってもう精神的に追い込まれてる人の行動だよなXXX

冬が憎い。。

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王様の扉(192)

2024-01-30 00:00:00 | 「王様の扉」

 ライオンに似た獣の正面で立ち止まったニンジンは、しかしそれ以上、前に出ることができなかった。
「よしよし、いい子だ。食べるなら、こっちの方がうまいかもよ」と、ニンジンは言いながら、おいでおいでを繰り返し、男を助ける機会をうかがった。

「なんですって」

 と、ライオンに似た獣がくやしそうな顔をして言った。
 目の隅で、パトカーの後ろに隠れた警官達が、拳銃を構えているのが見えた。
 鼻にしわを寄せたライオンに似た獣が、低く唸りながら、馬乗りになっていた男から離れ、まっすぐニンジンの方に向かっていった。
「なによ、あんたまで」と、ライオンに似た獣は言った。ニンジンを見るその目が、蛇のように細く据わっていた。「私をからかってるの。人の肉なんて、そんな野蛮なもの食べたりしないわ」

「――ようし、その調子だ」

 と、ニンジンは言うと、腰を低くしてゆっくりと後ろに下がっていった。
 近づけないでいたマジリックが、その隙に男に駆け寄り、立ち上がらせて安全な場所まで離れた。男の服は鋭い爪で裂かれ、ぼろ切れのようにはだけていた。
「そのまま下がっていいぞ、骨は拾ってやる」と、様子をうかがってた眼帯の刑事が、ニンジンにメガホンで言った。
「ちぇ、人ごとだと思いやがって」と、ニンジンはライオンに似た獣から目を離さずに、毒づいた。
 公園の周りは、野次馬と警察で溢れていた。どこからやってきたのか、ヘリコプターが上空にとどまり、行方を見守っていた。
 ニンジンは背中を向けていたのでわからなかったが、ニンジンの後ろに、人の背丈は優にある大型のケージが運ばれてきた。危険な作戦だが、ライオンに似た獣ごと、大型のケージにおびき出そうという計画だった。

「心配するな、もう少しだ」

 と、眼帯の刑事はニンジンに言った。「俺が走れと言ったら、後ろを向いてダッシュしろ。いいな――」
「クッ」と、ニンジンは唇を噛んでうなずいた。
 一歩一歩、息を殺して後ろに下がり始めたニンジンは、いつになったらGOサインが出るのか、額から玉のような汗を次々と吹き出させていた。

「走れ!」

 

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王様の扉(191)

2024-01-30 00:00:00 | 「王様の扉」

 見ると、外国車の運転席から、靴を片方無くした運転手が、命からがら外に飛び出してきた。黒っぽいスーツを着た運転手は、ドアの窓から頭を突っこんでいるライオンに似た獣を振り返らず、まっしぐらに走り去っていった。

「――ごめんよ、ごめんってば」

 と、ライオンに似た獣が頭を潜らせている後部座席の窓から、悲鳴にも似た声が聞こえてきた。
 「あの時の、あいつだ」と、聞き覚えのある声を耳にしたニンジンは、マジリックを見て言った。
「ああ、あの声」と、マジリックは言った。「あなたと会ったとき、私の帽子に興味を持っていた人ですね」
「そういえば思い出したよ」と、ニンジンはうなずきながら言った。「女の子を二人連れた、いかにも金持ちそうなやつだ」

「――この前といい今日といい、もう許してあげないんだから」

 と、ライオン似た獣の声が聞こえた。

 ガオーッ――……

「やばっ」

 と、ニンジンは思わす声に出すと、遠巻きにしている野次馬をかき分けて走り出した。「まずいですね」と、すれ違いざまに聞こえたマジリックのつぶやきが、パチンという指の音と共に、ニンジンの耳に届いた。
 車にたどり着くのと、煙のように車が消え去るのとは、ほとんど同時だった。
 興奮したライオンに似た獣を刺激しないよう、走る勢いのまま、ニンジンが車の反対側に回りこもうとした時だった。後部座席でもみ合っていた二人を残し、外国車が煙のように消え去った。

「今度という今度は、もう許してあげないんだから」

 と、ライオンに似た獣が、男の上に馬乗りになっていた。

「ごめんよ、ごめん。俺が悪かった。あやまるから」

 と、男は涙を流しながら繰り返していた。「誰か、こいつをどけてくれ」

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