くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-20 06:32:59 | Weblog

やれやれ。

歯医者行ってきたんだけど、

治療のことじゃなくって、

支払いのこと。。

初診だったんでそれなりにお金かかったんだけど、

財布開いたら思ってたより手持ちがない。

正直あせったんだけど、支払いは大丈夫だった。。

何でこんなに手持ちがないんかい??

考えたら今週はじめの居酒屋だった。

そんなに飲み食いしたか??

考えたら、

ウーロン茶1杯、コーラ1杯、唐揚げ5個、フライドポテト数本、
枝豆ひと握り、刺身5切れ、おむすび1個、お椀そば1杯。

こんなのコンビニで買い物したら2千円くらいじゃない??

飲み放題付きで1人あたり4千円支払ったんだわ。。

給料もらうまで生きてられっかなXXX

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王様の扉(172)

2024-01-20 00:00:00 | 「王様の扉」

 一瞬、動揺したように空中でバランスを崩したアオだったが、青騎士の背中から転がり落ちた又三郎が、体勢を立て直して一気に間合いを詰め、青騎士に鉄棒を打ちこむと、迎え撃つように振り上げられた青騎士の大剣を、今度は小刻みに振るった次元刀で、粉みじんに裂き切ってしまった。
 振り下ろした大剣を失った虹色の青騎士は、バランスを失って階段をずり落ちた。
 又三郎の放った鉄棒の一撃が、青騎士の肩に打ちこまれた。
 青騎士は、ガツン――と、硬い音を立てて打ちこまれた鉄棒を両手でつかむと、又三郎の手から奪い取ろうとしたが、又三郎は鉄棒ごと青騎士を持ち上げ、頭上を越えて草原に投げ倒した。
 草原に放り出された青騎士が立ち上がると、又三郎は扉の魔女の家を背にして立ち、二度と階段を上らせまいと構えていた。
 よろよろと歩き始めた青騎士は、又三郎に握手を求めるように近づいて行った。

「――だめだっ、鉄棒を引いて」

 と、ドアの奥からグレイの声が聞こえ、又三郎は突き出そうとしていた鉄棒をさっと後ろに引くと、つかみかかろうとした青騎士の手をさらりとかわして避けた。
 すると、扉の魔女の家のドアが勢いよく開き、グレイとジローが飛び出してきた。
 二人は、虹色の青騎士の左右の腕を捕まえると、身動きができないように押さえつけた。

「沙織、君がやろうとしていたことはなんだ? どうしてここにいるか、君は最初から知っていたはずだ。今ここで、青騎士と戦って、沙織自身を取り戻すんだ」

 と、ジローは青騎士の腕を捕まえながら、サオリに向かって言った。
「――大丈夫。ぼく達がついてるよ」と、グレイが優しく声をかけた。「サオリが探している物は、この青騎士の中にあるんだ」
 と、ドアの奥から、マコトが外に出てきて言った。
「その中にいるのはわかってるんだぜ、魔女のアレッタ」と、マコトはもがいている虹色の青騎士に向かって言った。「さっきはよくもやってくれたな。ずいぶん昔の出来事を思い出させやがって、具合が悪くなったぜ。この謝罪はきっちりしてもらうからな」
「――アレッタ様。その中にらっしゃるんですよね」と、ポットはこわごわした足取りで外に出てきて言った。
「おっと。危ないからそれ以上近づくなって――」と、マコトは言いながら、階段から落ちそうになったポットの手を捕まえて、引き戻した。
「魔女様の扉が教えてくれたんです」と、ポットはマコトに手を引かれながら言った。「魔女様みたいに、扉の声がなにを言っているのかはわからないですけど、繰り返す魔女様の名前だけは、扉がなにを言いたいのか、長いつきあいのおかげで、理解することができました」

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王様の扉(171)

2024-01-20 00:00:00 | 「王様の扉」


「ポット殿、私たちにはかまわず、サオリ殿を連れて、扉から逃げてください」

 と、地面に手をついた又三郎は、四つ足で草原を駆けながら、大きな声で言った。
 虹色の青騎士は、木の階段を駆け上がり、扉の魔女の家のドアにたどり着いた。
 ドアの前に立った青騎士は、ノブを握ることなく、頭上高く大剣を振り上げて、ドアを切り破ろうとした。
 ダダン――と、しかし玄関のドアは、扉の魔女の魔法がかけられているのか、容赦なく打ち下ろされた大剣をものともせず、音を立ててはじき返した。

「離れなさい」

 と、青騎士の背中に飛びついた又三郎は、鎧に突き刺さった鉄の棒を両手でつかみ、引き抜こうとしていた。
 青騎士は、背中に上った又三郎には構いもせず、大剣を構え直すと、玄関のドアに再び打ちこんだ。
 サオリとポットは、家の中からこちらの状況を見ているはずだった。
「ポット殿、サオリ殿を連れて、早く逃げてください」と、又三郎は大きく揺れる鉄棒につかまりながら、ドアの向こう側にいるはずのポットとサオリに言った。

「だめなんだよ。どこにも逃げられない」

 と、ドアの向こうから、くぐもったポットの声が聞こえた。「魔女様の扉達が、騒ぎ始めたんだ。もう僕らを、扉の向こうに行かせてくれない」
「――」と、又三郎は、信じられないというように、首を振って言った。「しかたがありません。どこでもいいです。安全な場所に逃げてください」
 ――――。

 と、ポットとサオリになにかあったのか。ドアの向こうから聞こえていた声が、急に押し黙ったように聞こえなくなった。
「――大丈夫ですか。ポット殿。サオリ殿」と、ドアの向こうに声をかけた又三郎は、ようやく鉄の棒を引き抜き、虹色に光る青騎士の背中を、後ろ向きに転げ落ちていった。
 鉄の棒を両手に持ちながら、唇を噛んでいる又三郎を尻目に、虹色の青騎士は幅広の大剣を目の前のドアに打ちこみ続けていた。

 キキッ――。

 と、矢のように飛んできたアオが、素早く剣を振るった。
 青騎士の虹色の鎧が、空間ごと歪むようにずり落ちるかと思われたが、振り返りざまに振るった青騎士の大剣は、見えない空間ごと鎧を断ち切ろうとしたアオの剣を受け、火花を散らせてはじき返した。

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