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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-17 06:22:32 | Weblog

やれやれ。

ぜんぜん知らなかったけど、

女子のプロリーグっていつの間にか増えてんだね??

サッカーは日本代表もあるのは知ってたけど、

一時期湧いたのがアイスホッケーでしょ。。

あっ? あれはオリンピック代表だっけか・・・。

バスケットボールもリーグがあるし、

バレーボールもあんだよね。。

北海道にもそれぞれチームがあって、

調べるとリーグの成績なんかも出てくる。。

だけどプロのリーグって言っても、

それだけで生活できるほどじゃないんだよね??

ただ組まれた試合に勝つだけじゃ

ファンってか支えてくれる人たちは増えていかないだろうから

観客を盛り上げたり楽しませたり興奮させたり。。

うーん。

正直、そんなめんどーなこってばしなくないわ。

個人の感想ですけどっ。

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王様の扉(166)【15章】

2024-01-17 00:00:00 | 「王様の扉」

         15 魔女の帰還
 マコト達がそれぞれ扉の奥に向かってから、しばらくのことだった。
 小さなテーブルの上に置かれたラジオから、急にアナウンスが聞こえ始めた。

“ねぇ、みんな気をつけて“

 と、あわてたようなエスの声が聞こえた。

“あなた達を追いかけて、青騎士が向かっているわ。しかもやっかいなことに、道のりの険しい辺境にある扉の魔女の家に来るまでに、何度も足を踏み外して壊れては、その都度また復活を繰り返した青騎士は、あなた達がこれまでに戦ったどの青騎士よりも、遙かに強くなっているの”

「――聞きましたか、アオ殿」と、又三郎は頭の上に止まっているアオに言うと、キキッと、アオは勇ましい声を上げた。
 ぴくりっ、と耳を震わせた又三郎が振り返ると、いつの間にか仲良しになっていたポットとサオリが、楽しそうに笑いながら、扉の魔女の家の中を走り回っている姿が見えた。
 又三郎は、サオリ達に気づかれないよう、背伸びをしながら窓の外をうかがった。
 頭の上に乗ったアオも、又三郎と同じく、外の様子をじっとうかがっていたが、異状に気がつかなかった又三郎が窓から離れようとすると、「あれを見ろ」とでもいうように、翼を激しく羽ばたかせた。

「――」

 と、再び窓に向き合った又三郎は、ふわりと全身の毛を逆立たせ、無邪気に遊んでいるサオリとポットに言った。
「サオリ殿。ポット殿。とうとう、青騎士が現れたようです」
 楽しそうにしていた二人の顔から、すっと血の気が引くように笑顔が消えた。
「どうしよう。大丈夫かな――」と、サオリは又三郎に駆け寄ると、震える声で言った。「でも、負けちゃいけないんだよね」
「そのとおりです」と、又三郎は振り返って言った。「――ポット殿。私とアオ殿で青騎士を迎え撃ちます。サオリ殿と一緒に、隠れていてください」
「うん。わかった」と、ポットは言うと、サオリの手を握った。「ぼくと一緒にいよう。もしも青騎士が家の中に入ってきたら、魔女様の扉に入って逃げればいいんだから」
「そのとおりです」と、又三郎は言った。「私達で歯が立たなければ、テーブルの上のラジオを持って、扉から逃げてください。扉の魔女殿が戻ってくれば、なにか助かる方法を考えてくれるでしょう」

「――気をつけてね」

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王様の扉(165)

2024-01-17 00:00:00 | 「王様の扉」

 と、薄暗闇の中、アレッタは女の子の手を引きながら、立ち上がった。

 ギギギギギ、ギギギ――……

 耳慣れない音が聞こえ、振り返ると、閉じたはずの『王様の扉』が、開かないはずの扉を風船のように膨らませ、今にも破裂しそうになっていた。
「そんなことってあるの」と、アレッタは急ぎ女の子を抱き上げると、『王様の扉』から離れようと走り出した。「こんなこと、魔法使いだろうと魔女だろうと、誰にもできっこないわ」

 ドン――

 と、『王様の扉』が風船のように破裂してしまった。
 胸に女の子を抱いて走っていたアレッタは、衝撃が背中にぶつかってくる寸手のところで、開いている扉に向かって女の子を放り出した。
 宙に放り出された女の子は、くるりと回転しながら、破裂した扉の衝撃も女の子を後押しして、開いている扉にまっすぐに向かっていった。
「心配しないで」と、女の子を衝撃から守るように大きく手足を広げたアレッタは、自分が作った『王様の扉』が破裂するのに合わせ、自分もばらばらになりながら言った。「扉を取り戻して、迎えに行くから、良い子でいてね」
 四散して姿が見えなくなったアレッタを心配した女の子は、

「お姉さん――」

 と、腕が痛くなるほど手を伸ばしながら叫んだ。
 すると、その声に呼ばれたのか、『夢の扉』が姿を消したのと同じ方向から、小さないくつかの光の玉がはじけ飛び、アレッタを助けようとして開いていた扉の中に、それぞればらばらに飛びこんでいった。
 繰り返し叫ぶ女の子は、大きく開いた扉のひとつに、すっと吸いこまれるようにして見えなくなった。
 開いていた扉が次々と堅く扉を閉めると、最後には、なにも見えない暗闇だけが残された。

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