くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-24 06:18:43 | Weblog

やれやれ。

どうなってんのよ。。

日曜日はそこそこ晴れて気持ちよかったのに

月曜、昨日ってば、玄関出ていきなしげんなりXXX

雪膝の下まで積もってんだよ??

信じられねぇ。。

さすがに今日はそこまでひどくはないけどさ、

もう足腰くたくただって・・・。

昨日の夜にも踝くらいまで積もってた雪やっつけといたから

でこぼこ平らにならす程度で済んだけど

それでも体が悲鳴上げてるわ。

朝から愚痴りたくないけど

体の悲鳴がいやでも聞こえて来るのに耐えらないね。。

もうだめだ。。

思考停止状態。。

腹減った・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王様の扉(180)

2024-01-24 00:00:00 | 「王様の扉」

「いいかい、よく聞いてね。タネはあるけど、持ってないんだよ」と、帽子の男は、無邪気そうな笑顔を浮かべた。
 赤ら顔の両脇にピタリと寄り添っていた女子達が、プププ――と、嬉しそうな声を上げた。
「バカ野郎、その帽子を貸しやがれ――」と、赤ら顔の男は指輪だらけの手を伸ばすと、チェック柄の帽子を取り上げた。

「――ちょっと、なにするんです」

 と、帽子を取られた男は困ったように言った。

「ふん。俺は知ってンだ、この帽子の中にタネが仕込んであるんだよ」

 赤ら顔の男が帽子の中に腕を入れると、するりと肩まで腕が入った。

「おー」

 と、歓声が沸いた。
 チェック柄の帽子は確かに大きかったが、人の腕がすっぽり隠れてしまうほど大きいようには、とうてい見えなかった。
 なにか新しいパフォーマンスが始まるのか? と、集まった人達は揉め事には関わりたくない、といった意思の伝わる距離を保ちつつ、しかし好奇心で目を輝かせていた。
 帽子の中に腕を入れた赤ら顔の男は、周りで見ていた人達とは違い、一人だけ青い顔をしていた。

「ねぇ、ちょっと。どうしたの?」

 と、赤ら顔をした男と一緒にいた女子の一人が、心配そうに顔を覗きこんだ。
 赤ら顔の男は冷や汗を浮かべながら、覗きこむ女子の顔を見上げると、帽子の中に入れた腕を、ゆっくりと引き抜いていった。

「ちょっと不機嫌かもね。さっき出番が終わったばかりだから――」

 と、帽子を取られた男は、にっこりと笑いながら言った。
 帽子には似つかわしくないほど大きな獣の顔が、赤ら顔の男の腕にぱっくりと噛みついたまま、文字どおりひょっこりと、帽子の中から外に出てきた。
 前髪をカールさせたライオンに似た獣が、

「ガオウーッ」

 と、牙を剥いて咆吼すると、赤ら顔の男は、腰を抜かして路上に倒れこんだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王様の扉(179)【16章】

2024-01-24 00:00:00 | 「王様の扉」

         16 【扉の向こう】
 午後から、中心街にもちらほらと雪が舞い始めた。
 何日か前に起こった繁華街の暴動騒ぎも、今ではすっかり落ち着き気を取り戻していた。
 ガラガラガラ――。と、夕食時でにぎわうおでん屋の引き戸が、勢いよく音を立てて開いた。

「ファー、食った食った……」

 と、すらりとした中背の男が、暖簾をくぐりながら背伸びをして外に出てきた。
 左向こうの交差点に、人だかりができていた。思わず目を引いたが、駅前通の混雑は、遅い時間になってもたいして珍しいことではなかった。
 ジャンパーのポケットに手を突っこんだ男は、右手にある歩道に歩き出そうとしたが、踏み出した足を地面につけたまま、不意に立ち止まった。

「おい、にーさんよ」

 と、人だかりができた駅前通の向こうから、機嫌の悪い男の声が途切れ途切れに聞こえてきた。

「――しゃーねーな」

 と、男はなにを思ったのか、頭をかきながら回れ右をすると、人混みの先に向かって歩きはじめた。

「なんだってんだよ、テメーは」

 と、赤ら顔の男が、ろれつの怪しい大声を上げた。

「金を払うって言ってるんだ、文句あるのかよ」

 ふらりと様子を見に来た男が、人だかりをかき分けて顔をのぞかせると、白黒の大きなチェック柄の帽子を被った白いロングコートの男が、きょとんとして立っていた。
「これだけありゃ満足だろ、さっさとタネを教えてクレよ、おにーさん」
 帽子の男は、無理矢理つかまされた紙幣を両手で広げながら、食い入るように見ると、ポツリと言った。

「これって、おもちゃ?」

 周りにいたストリートミュージシャン達が、雰囲気の悪さにため息を漏らしながら、次々と演奏をやめはじめた。遠巻きに様子を見ていた野次馬達は、そんなストリートミュージシャン達に背を向け、なにか刺激的な事件が起こるのを期待するように、息を飲んでいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする