この夏は、まだまだ異常な炎暑が続いている。大垣市のひまわりランドがいま見頃を迎えている。民家付近の休耕田(4ha、20万本)を活用しており、今年は生育も素晴らしい。
向日葵の黄金色は、真夏の花の代表色である。野呂希一「色の風景」によると、「黄金色」は<こがねいろ>よりも<おうごんいろ>と読んだほうが重みがあると書いている。
黄金色の表現は、昔の画家たちも苦労したらしい。「速水御舟」の代表作では、岩絵の具顔料に「黄色」がなかったので、人工顔料を使ったらしいが、これより先の「ゴッホのひまわり」は、人工顔料を駆使して、見たままではなく感じたまま、南仏の太陽を象徴として表現している。
最近のデジカメは、色合い・色彩・明暗などが容易に選択でき、「見たまま~感じたまま」の表現が自在であります。
僕もこの夏は向日葵を撮りました。
猛暑と少雨の影響なのか、花が長持ちしないのか
1回撮って少し間を置いて撮り行くと殆ど萎れていて
皆下を向いていました。
真夏に咲く花だから多少の暑さには強いと思うので、
きっと少雨の影響だと思います。
自分の町は、不思議と夕立が外れます。他では稲光が
頻りに見えるのに。恵みの雨が降りません。
「黄金色」は、オウゴン色の方が響きが良いなと感じます。
この夏は、未曾有の暑さで、東海・西日本は未だに夕立も無く、
連日35°以上です。
この暑さでも元気に咲く花の生命力に感動しますね。