お盆を過ぎても残暑が厳しい。大垣市の向日葵畑(4ha)で約25万本が、養老山脈・伊吹山を背にいま見頃を迎えていた。
この猛暑のなか、なぜ花々は美しく装うのであろうか?
植物は、太陽の光による光合成で成長していくが、太陽の光の紫外線はヒトと同様に有害であり、活性酸素を発生させ、老化を早め、成人病・ガンの引き金になる。
では植物はどうしてこのまぶしい紫外線と闘っているか、植物の専門誌を調べてみる。
多くの花々は美しくきれいな色をしている。この花びらの色を出す元になる物質が「アントシアニンとカロテン」という「色素」である。この色素が活性酸素を防御しているという。紫外線がより強いほど色濃く美しくなるらしい。葉っぱや茎・根にもこの防御物質があるという。
活性酸素の害を打ち消すため、私たちは野菜や果物に含まれるビタミンを摂取する大切さを納得することができた。
いましばらくビタミン摂取して、語りかける秋を待つこととしよう。
★ 背景のなき向日葵や紫外線
今年の夏は立秋の時期でも猛烈に暑い。夕刻から生に切り替わる五輪TVに向き合うと身体も重いが、ようやく見頃を迎える伊吹山お花畑を散策した。
伊吹山の山容は自宅から眺められ、百花繚乱のお花畑が魅力で毎年訪れる。花は美しく、この灼熱の暑さの中で咲き誇る花の極み(美しさの絶頂)に感動する。この地球のうえで、花を愛でない民族はいないという所以であろう。
駐車場から、山路を西廻りで登ると、コオニユリ、トラノオ、メタカラコウ、シシウドなどに出会えた。
山頂に到着すると、ピンクのシモツケソウが今年も元気に群生しており、白や黄色の花とのコントラストよく、大合唱しているようでした。
今週末ころまで見頃が続くという。自然冷房の風に吹かれてフォト散策に出かけませんか。
★花は 花は 花は咲く・・・