信州・白馬方面へ紅葉巡りの大判撮影会に参加した。今年の紅葉は、標高2000m付近の栂池などの山の紅葉見頃はすでに終わり、例年より早めだという。初日は、撮影ガイドの案内で小谷の巨木巡りをした。北野の郷には数本のナラの巨樹がある。樹齢300~400年位の巨木である。住人は数少ないが遊歩道も整備されて、里山を管理している様子がうかがえた。しかし、この中の一本が大きく朽ちかけていた。いわゆる「ナラ枯れ」である。カシナガムシの被害がこの北限にも広がっているようだ。温暖化も影響していると思われる。この巨木が大きく口をあけ叫んでいるかのような様子が印象的で関心が集まった。翌日は好天に恵まれ、八方尾根の中腹から、薄く雪化粧した白馬三山と紅葉を絡めて大判カメラでの撮影を堪能することができた。その後北小谷、乙見峠から雨飾山を望む紅葉の山腹模様を撮影した。谷は深く全山黄金色の金襴緞子の装いであった。信州は撮影ポイントは多いが紅葉のタイミングは天候にも左右される。今回は的確なガイドのお陰で皆大満足の撮影会でした。